2017年5月21日 安積山に登ってきました

昨日の五色沼自然探勝路に引き続き、今日は安積山(あさかやま)またの名を額取山(ひたいとりやま)に向かいます。
お仕事で大変お世話になっている、会津のTさん(山の師匠)からのお誘いで3週間前から楽しみにしていた行事でした。
今回の安積山登山。これは安積アルプス出逢いプロジェクト(といってもちゃんとしたイベントで出会い系じゃありませんよ)が主催するイベントで協賛はゼビオさん。
正式名称は、「あさかの安積アルプス縦走トレッキング2017」といいます。
たまに、山をご一緒させていただく山ガイドのSさんもいらっしゃるということで、今日は賑やかな登山になりそうです。

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【イベントのご案内】
イベント案内の文書です。
距離は16キロ。累積標高差約1000メートル。
大人から子供まで参加できるイベントとしては結構ハードな内容のような気がします。

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会場は磐梯熱海スポーツパーク駐車場です。
今日は、これもまたお仕事でお世話になっているYUさんに自宅まで迎えに来ていただき
会場にやってきました。(YUさん、ありがとうございました。)
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受付開始時間前の筈ですが、すでにすごい人だかり。
バスの1号車と2号車は登山口に向けてすでに出発していました。
それにしても今日は30度を超える予報が出ています。
熱中症にならないように気を付けねば。
こんにちは~と皆さんに挨拶をしてバスに乗り込みます。
バスの中は涼しい~。
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バスは磐梯熱海スポーツパークを出発し、線路を越え、熱海登山口に向けて走ります。
窓の外には砕石場。

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バスは3.4キロほど走り、登山口に到着。
ここで参加ナンバーをチェックして、スタート。
このルートではチェックポイントがあり、CPを通り過ぎるたびにナンバーを言うので、遭難などの心配はありません。
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今日は暑くなる予報ですが、林道は涼しい。
風が通るので気持ちよく歩けます。
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林が明るい!
いつも単独行ですが、たまには大勢で歩く安心感もいいものですね。
熱海登山口から、滝登山口分岐までゆるやかに歩いてきましたが、ここから急登が始まります。土の傾斜は足の負担が厳しいですね。
負けるな!ガンバガンバ!

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そうこうしている内に山頂到着です。
山頂からは、磐梯山、安達太良山、猪苗代湖が見えました。
お昼はまだ先で取るとして、山頂では休憩タイム。
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今日は疲れをとるスイーツとして、スイカを用意しました。
北アルプスの合戦小屋では、スイカが食べられるそうですが、一度山頂にスイカを運んで食べてみたかったんです。
単独行の自分が一人でスイカを食べるのは物理的に(見た目にも)厳しいので、会津のお客様(S登山会の皆様)とYUさんと一緒に登れる今日という日を狙っていました。
(^^♪
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スイカを豪快にザクザク切ります。
甘いかどうか確信がなく食べてもらう瞬間はドキドキ。
甘いと言って頂いてホッとしました。
皆さん、お気遣いありがとうございました。
 
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休憩した後は、大将旗山に向かいます。
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大将旗山では、大勢の登山客。
ここでお昼にします。
Kさんの奥様から、アスパラ、トマトのサラダなど、いろいろとごちそうになりました。
ありがとうございました。

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ここからは、ブナ林を進みます。
若葉の頃の林は、光が斜めに差し込み、柔らかで暖かな陰影を作ります。
斜面も緩やかで、リズムよく景色を楽しめます。
素晴らしいな。
Kさんが、「秋もいいんだよ~」とおっしゃっていました。
秋も来てみたくなりました。(^^)
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今回は、2000円の参加料でした。
往復のバス代、温泉入浴券がついているので決して高くはないと思います。
本日は、ご同行頂いた皆様、大変ありがとうございました。
楽しい山歩きを楽しめました。
ペコリ(o_ _)o))   
 

2017年5月20日 五色沼でトレッキング

一週間の仕事が終わり、来週はさらに忙しさに包まれる予感がする5月の土曜日。
仕事の心配をして、家にいても落ち着かないので、急遽裏磐梯に来ました。
特に何を見て、何をするという目的はなかったのですが、5月の新緑に囲まれた裏磐梯に来て、気分転換になればというのが本音の部分です。
郡山の自宅から約1時間で五色沼にやってきました。

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早朝に来たこともあり、駐車場には1割も車は停まっていませんでした。
車から降り、お土産屋さんの脇を通り抜けて毘沙門沼に出ます。
遠くには磐梯山が見えます。
今日は暖かいし、雪もほとんど溶けているので多くの登山者が磐梯山に登っていることでしょう。
自販機で、炭酸飲料を買い、それを片手に持って五色沼自然探勝路に向かいます。
五色沼自然探勝路は、毘沙門沼から柳沼までの片道3.6キロメートルの遊歩道です。
片道一時間程度なので、観光客が多く歩くところでもあります。
なので、今日はザックなし、運動靴でした。

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多くの観光客がいるせいか、毘沙門沼の畔に立つと、コイが寄ってきます。

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毘沙門沼を左手に眺めながら歩みを進めます。

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やがて高台にでて、毘沙門沼を一望できるところにやってきました。
ここにはスーツ姿の一団(8名くらい)がいて、びっくり。
研修か何かあって、ついでに観光しているのかな?
違和感が半端ないです。(^^)

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五色沼の赤沼です。湖面がエメラルド色ですね。
数人の観光客が一心にビデオを回しています。
気持ちわかるなあ。(^^♪

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赤沼に流れ込む清流。ブラタモリでも紹介されていましたが、磐梯山は火山の山で、上流銅沼(あかぬま)から流れ込む様々な火山の成分の特性(微粒子の大きさで光のスペクトルが変わる)のため、沼ごとにその見た目が大きく変わります。

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癒されるのは、湖沼だけでなく、森の柔らかな植物たち。

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みどろ沼到着
みどろ沼は、沼の周辺にヨシが覆い、近づきがたい雰囲気です。
遠くから透明度の低い緑の湖面を眺めます。
このあたりで、セミの声が聞こえてきました。
いよいよ夏です。

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角度によっては、光と水の透明感のある写真が撮れます (^^♪

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流れ込む水。水。水   

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酸化鉄の含む水は沼底を赤く染め上げます。
銅色の周りを囲む植物たち。

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今日一番のハイライト
弁天沼

目の前の透明な水の先に、いきなりコバルトブルーの水面が広がっていきます。
夏になると、青さが増していく不思議な湖。

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青沼へ
青沼は弁天沼よりも緑が多く、透明感の高い沼でした。

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明るい澄んだ緑の湖面を木々が覆っています。
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最後は柳沼。ここまで3キロくらいでしょうか?
もう少し進むと檜原湖にでますが、ここは引き返して車に戻り中津川渓谷に向かいます。
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中津川渓谷は一人も観光客がおらず、清流を独り占めです。
ウグイスがのどかに鳴いていました。

午前中のトレッキングでしたけど十分に気分転換ができました。

2017年5月5日 大戸岳に登ってきました

今年のゴールデンウィークは快晴が続いています。連休を利用しての遠征登山も考えましたが、遠出は6月に有給休暇を使うことを考えています。そんなわけで今日は日帰りできるところで行き先を検討しました。
今日は5月5日こどもの日です。メジャーな山に行くと登山道も駐車場も混雑しそうですね。さてさてどうしようかな~

候補として考えたのは、大戸岳と一切経山のどちらか。
大戸岳は会津若松市最高峰で、登山口から山頂までの標高差が1000mある登りがいがありそうな山。もうひとつの候補である一切経山。一切経山には一度行ったことがあるのですがその当日に大雨にぶつかってしまい風速25m、大雨視界ゼロの中、体をくの字にして耐風姿勢をとりながらの登山となりました。悪天候に阻まれ魔女の瞳を見ることができずにひたすら雨風に体を叩かれながら引き返すという悲しい登山になってしまいました。
大戸岳と、一切経山。どちらに行こうか迷いましたが、一切経山は、これからも行く機会が何度もありそうです。むしろ標高差1000mの大戸岳は、夏に登るのはきついかも?初夏の涼しい時期に大戸岳に登ってしまおう。ということで、今日は会津に向かいます。

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【会津は八重桜が綺麗に咲いていました】
郡山から49号線で会津若松へ向かいます。強清水で滝沢峠を下り国道118号線で芦ノ牧温泉方面へ車を走らせました。
途中、ヤマザキデイリーストアがあり、その先を左折して道なりに進むと闇川登山口到着です。(ヤマザキデイリーストアで飲み物を調達しました)
駐車場はかなり広いですが、停まっている車両はなし。ゴールデンウィークにも登山者がいない人気(ひとけ)のない山なんですね。
駐車場の手前に車を停めて、登山靴に履き替えて出発します。登山口をでると途中の民家の軒先に咲いている八重桜に目が留まりました。青空に八重桜が映えますね。ハラハラと散る花を眺めながら歩きます。 
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ここで大戸岳のプロフィールを
大戸岳は標高1416メートル。会津若松市最高峰の山。標高はそれほど高い山ではありませんが、闇川登山口から山頂までの標高差が1000メートルあり、難易度は決して低くありません。
毎年6月に山開きが行われます
(2017年は6月10日に大戸岳山開きのイベントが予定されています)
注意(2017年の山開きは林道の崩壊の可能性があるということで中止になりました。)
登山ルートは闇川登山口と桑原登山口の2か所ですが、桑原ルートは2010年から廃道になっています。(2008年には遭難事故が起きており2名の登山者が岩場から数十メートル滑落しています)
低山は100名山より危険にであうケースが多いです。気を引き締めていきましょう。

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舗装の道路を進むとやがて砂利道に変わります。しばらく進むと砂防ダムがでてくるので右手に眺めながら登山道に入ります。

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まだ新緑の手前で葉をつけていない木々が多いので空が明るいですね。緩やかな尾根道を登ります。人はあまり入っていない山のようです(登山口にあった入山届のノートを見ると、今年の登山者は4月にお一人の方が登山をしているだけでした)
だだし道はしっかりとしていて雑草もなく歩きやすいです。
枯葉の重なった登山道を、しゃかしゃかと音を立てながら進みます。
最初のイメージでは少し暗い山かな?と心配していましたが気持ちの良いトレッキングが楽しめます。緩やかな登りは徐々に傾斜をきつく上げていきますが、ペースの保ちやすい登山道です。

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標高800mを超えたあたりからイワカガミの群生に出会いました。
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最初は数輪が目に留まる程度でしたが、徐々に花の数が増えてきて
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白とピンクのお花があたり一面に咲き誇っています。
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おーすごい!イワカガミの大群落です。(^^♪

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  そんなこんなで、お花を楽しんで写真を撮って喜んでいましたが、標高900mあたりから雪がでてきました。
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雪は徐々に深くなり、登山道を隠してしまいました。
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結構、傾斜きついな・・・
登りのルートがわからないので地図を見て、とりあえず尾根にでることにしました。
若干このあたりから藪漕ぎっぽくなってきます。
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雪は締まっているのでアイゼン不要とは思いますが、この時期に大戸岳に来られる方は十分気を付けてきてください。
特に登りは何とかなると思いますが、下りでルートをロスすると厄介です
(雪でルート不明、リボンも900m以上からはなくなりました)
ルートファインディングに自信がない方は、雪解けの季節まで待たれたほうがいいと思います。(自分自身、下りで一瞬ルートをロスしてヒヤッとしました)

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雪を踏みしめながら、尾根に到着。出てきた尾根は笹薮でしたが、雪がしっかりと藪を抑えており、その上を慎重に歩きました。

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多少、細い尾根を気を付けて登ると山頂は目の前です。
標高差1000mですが、お花があったり雪があったり、少し緊張の尾根(風の三郎というらしいですが)があったりで、疲れを気にさせない山ですね。

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ということで・・・山頂到着です。
雪に阻まれましたが2時間20分で到着しました。

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大戸岳の三角点は、一等三角点でした。

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会津から見た、磐梯山と安達太良山と猪苗代湖です。Img_1020
いい景色だな・・・・
手前が思案岳、その先が高螺山、ずっと向こうに見えるのが磐梯山です。
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桑原登山口の廃道を示す標識。進めませんとの記載がありました。

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持ってきたアンパンをガブリ。甘くておいしい。(^^
山頂でお茶を飲んだら、すぐ下山です。Img_1028

山頂から尾根づたいへは、こんな感じで雪が藪を抑えています。帰路は慎重に進みましょう。

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無事林道まで下りてきました。
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大戸岳の山頂は冬でしたが、下界は初夏でした。
さて、郡山までのんびりかえりましょう。

(この後、大内宿から会津若松方面へ向かう観光客の運転する車の渋滞に巻き込まれ、意図せずのんびり運転で郡山に帰ることになるのでした。)

大戸岳よい山でしたね。また違う季節に来てみたいです。

2017年4月30日 安達太良山に登ってきました

世間ではゴールデンウィークに入ったというニュースをやっていますが、としの勤める会社では、今年のゴールデンウィークはカレンダー通りのお休みになります。
しかも5月1日は、早朝会議、午前会議、午後会議と連続会議でその準備のための資料作りが金曜日まで終わりませんでした。
土曜日こっそり出社して仕事をしたものの、それでも仕事が終わらず日曜日も延長戦になりました。とはいえ日曜日は福島県全体に快晴の予報がでています。こんな天気で山に行かないのはあまりにももったいない。
ということで、日曜日は早朝4時に起きて仕事を進め一段落したところで、山に向かいます。
今日向かうのは安達太良山。

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【安達太良山に到着です】
この季節、郡山から安達太良山を見ると、雪を残した安達太良山が白くまぶしく輝いています。
あー、誘われてるな~とはおもいつつ(前回記事でお話ししたように仕事の異動があり)なかなか山に向かう時間が取れませんでした。
実は今日も午後から、実家に行く必要があり、本当に午前中だけの登山ではありますが、しっかり安達太良山に心を洗ってこようと思っています。
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まずはスキー場の傾斜を登ります。今日はトレーニングも兼ねているので20mのロープ。使わないけど、ガスとストーブと食料。水たっぷり等々を積んで登ります。
今年からは体力強化を狙って、過度な軽量化にこだわることはやめました。
ザックに荷物を積み込んで、汗まみれで山に向かいますよ。
歩くスピードも、ちょっときついと感じる速度で登ります。
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2017年4月30日。雪はほとんどありませんが、スキー場の上部から雪が腐って足を踏み抜いてしまう場所が数か所ありました。
とはいえ、アイゼンが必要な場所はありません。ツボ足で十分登れます。
(ただゲイターはあったほうがいいですね)
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薬師岳までは一部不明瞭な場所もありますが、ふみ跡と赤テープで道に迷うことはありません。ただ、今日のように日差しが強いと目をやられますので、サングラスは必携かと思います。
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【安達太良山頂を望んで】
いい景色だなあ。雪が眩しいです。
春というよりは初夏の気候ですね。
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薬師平に到着。
かなり飛ばしてきたので息が荒いですが、時間がないので山頂にGO!
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このあたりから雪が深くなります。木々もまだまだ雪に埋もれています。
雪は固く閉まっていて、足が踏み込んでしまうことはなさそうです。
気温が高く、登っているだけで汗をかくような感じです。周りを歩く人たちは、このあたりでシェルを脱いでいる方を多く見かけました。
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雪がいい景色ですね。登っていて楽しい。
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左折して山頂へ向かいます。
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山頂付近にはほとんど雪はありません。ただ岩場に登る梯子と鎖のあたりは雪ががっつり張り付いていました。
去年の山開きで、ここから落ちてヘリで搬送された方がいらっしゃったと記憶しています。
くれぐれも安全登山で進みましょう。
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山頂から磐梯山を望む。
磐梯山も雪が結構残っていますね。雪があるうちに磐梯山にも行きたいな。
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山頂からの風景を見たのは1分くらい。
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今日はのんびりできないのです。
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でも安達太良は楽しかったですね。
下りは雪の斜面を思いっきりダッシュ!
一回踏み込むたびに1mくらい脚が流れるので速い速い。
あっという間に、薬師岳まで下山できました。
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来週もきちゃおうかなあ・・・
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安達太良山ありがとう。
また遊びに来ます。
2日会社にいけばゴールデンウィーク。
次は安達太良山ではなく、会津の山を検討中です。

2017年4月9日 那須岳(茶臼岳)に登ってきました

AM4:30起床。今日は那須岳に向かいます。ちょっとお疲れモードの日曜日ではありましたが、仕事で頭が疲れたときは、体も同じくらい疲労させないとバランスがとれないぞ。と考えて重い体を布団から引き起こしました。
カーテンを開けて外を覗きます。まだまだ外はまだ真っ暗です。雲が厚く、快晴は期待できないお天気です。
前夜準備をしていたザックを車に積み込み、郡山から那須に向かいます。時速65キロの巡航運転で車を走らせます。仕事の移動中は、いつも考え事をしていて緊張が抜けませんが、山に向かうときのドライブは気分がいいですよね。
好きな音楽をかけながらこれから登る山をイメージしていると心が解放されるのを感じます。

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ということで、気分よく那須に到着しました。
黒磯那須地方の天気予報は9時から雨と予報がでていました。早めに登って早めに下りてくる計画で山に向かいます。
那須岳の山頂はガスに巻かれてますね。お天気もっててくれるかな?
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駐車場からすぐの所にある登山指導センターを過ぎ、鳥居を越えて登山開始です。
昨年から今年にかけて雪が多かったですから鳥居も雪に半分隠れていました。
昨年は雪が多かったからなあ。
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雪は締まっているようなので安心して歩いていましたが、ときどき足を踏み抜いてしまうところもあります。スノーシューも、アイゼンも必要ないくらいの雪ですが、ところどころ思い切り雪が柔らかいところがありました。気温も9度と暖かです
。これから一気に雪も緩んでくるんでしょうね。
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朝日岳を眺めながら、雪の斜面を登ります。
前後に人気はなく、一人だけの山歩き。
うん贅沢だ。ヽ(´▽`)/
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右手に朝日岳。正面に峰の茶屋跡避難小屋が見えてくるあたりには道に雪はありません。ただし雪解け水と泥で、足元は最悪でした。
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ところどころに雪のトラバースがあります。
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峰の茶屋跡避難小屋到着です。正面入り口は入れないように閉ざされていましたが向かって左側に冬季入り口がありました。
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茶臼岳の山頂を目指しましょう。
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山頂手前は雪がどっさり残っていました。雪も腐っていて足が埋まりまくり

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御釜はガスで真っ白
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山頂到着しました。
山ご飯を作ろうと思いましたが、山頂風が強いです。風のみならず雨も降り始めました。
山頂滞在時間はわずか3分でした。
さ・・・寒い~!!
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風が強く吹き付けてきます。
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風のおかげでガスが晴れてきました。

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どろどろの斜面を慎重に下りました。

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下山した途端、大雨になりました。風も強くなりました。
下山途中すれ違った登山者が次々と下山してきます。
気になったのが小学生の男の子と登っていたお父さんの二人連れ。
下りてこないけど、避難小屋で待機していてくれたかな。

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下山後は鹿の湯さんへ。ここの温泉には一度行ってみたかったのでした。
たくさんの車が停まっていました。ナンバーもまちまちですが、首都圏の車が多いですね。
この時は雨もどしゃぶりモード。車から降りて入り口まで全力ダッシュです。

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温泉の成り立ちは1300年前といいますが、この建物はいつの時代からある建物でしょうね。レトロを通り越していました。
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この時計の下を左に行けば男湯。右側が女湯になります。
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【温泉写真】
温泉の写真は撮れないので、受付の方にお願いして、入り口に飾ってある写真を撮らせてもらいました。
今日入った男湯は6つの浴槽があり、41度、42度、43度、44度、46度、48度と6つの温度で温泉がわかれていました。個人的には48度はとても入れたもんじゃありませんでした。
(43度が一番です。)
温泉は単純酸性硫黄温泉でかなり匂います。中ノ沢温泉や、高湯温泉みたいな感じ。
硫化水素があるので、窓があけっぱなしでした。
冷たい雨に打たれ続けていたので体が冷え切っていました。
温泉気持ちいい~。お風呂にしゃがみこむとちょうど顎の下までお湯につかれます。
お風呂には15人くらいの人たちがいましたが目をつむってじっとお風呂に浸かっている人。
やっぱり温泉はこうだよな~と連れと大声でしゃべっている人。
パパー、おふろやだよー。シャワーがいいよー。と愚図っている3歳くらいの坊ちゃん。

温泉っていいですね。
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あと二週間くらいは春山を楽しめそうです。次はあの山へ!

2017年4月2日 鎌倉岳に登ってきました

今日は、4月に入って最初の日曜日。明日から会社は新しい期を迎えます。僕も会社の中でプチ異動があって、今までと違う新しいミッションに取り組むことになりました。
これまでメインとしていた地域も、会津・郡山から郡山・白河にチェンジとなり、落ち着かない日曜日でした。
仕事の段取りを考えているうちに、だんだん息苦しくなってきて
「こりゃ気分転換に山にでもいくか!」ということで向かった先が鎌倉岳です。

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鎌倉岳に登るのは、昨年に続き二回目の登山になります。登山口から山頂までの距離が短い割には、ゆるい登りから徐々に急登になり、その急登を過ぎて辿り着く山頂は景色が開けており、自分の中では楽しいイメージのお山です。郡山の自宅から40分くらいで到着する気安さもあり、10分で登山道具を揃えて出発しました。

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間もなく登山口到着です。
前回登った時は、鰍登山口でしたが、今回はその手前にある萩平登山口を進みます。
駐車場らしきところには、お手洗いがありましたが、冬季は使用中止になっていました。
車は4台くらいなら停められそうな小さな駐車場です。
来る途中に寄ったコンビニで買ったパンと、オレンジジュースを持って登山スタート。
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【登山道にはところどころ雪があります】
駐車場からしばし舗装路を進みます。200mほど歩くと、左手に小さく登山道の標識がありました。標識に従い細い山道に入ります。
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割れた岩など見ながら緩やかな傾斜を登ります。
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鎌倉岳の鰍登山口と萩平登山口の分岐に到着しました。ここまで来ると日陰の足元には結構雪が残っています。おととしに比べ昨年の雪は結構多かったですからなかなか解けないのかもしれませんね。
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浪江町すげの会の看板を通り過ぎて進みます。
このあたりから急登が続きます。
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何かの動物の足跡がありました。
鹿?
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ロープを頼りながら、急登を登って登って間もなく山頂。
ここの急登は楽しいですね。密かに急登好きです。
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山頂手前の短いトラバースには、雪がしっかり残っています。
木立に凍りついた雪がハラハラと舞い降りて、とてもきれいでした。
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やっほー!山頂到着。
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あー、景色がいいなあ。
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手前の岩場の下はまっすぐ切れ落ちていてこれ以上前に進めません。
どれ・・・腰を下ろして珈琲でも飲むか・・・
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春山は低山が楽しいのですが、そんな中でもこの鎌倉岳はオススメです。
駐車場を考えたら鰍登山口がいいかな?

2017年3月18日 東堂山に登って来ました

三連休の初日は、東堂山に行ってきました。実はこの山、以前一盃山に登った時に、たまたま通りかかった道の途中でこの東堂山の登山口を見かけて以来、気になっていた山でした。
ところが、東堂山は福島県の山のガイドにも載っておらず、ネットでも情報があまりありません。
ということで、登山口の初見から2年越しに東堂山に向かいます。


大きな門ですね〜。この東堂山は登山口がお寺になっています。お寺の駐車場に車を止めて歩き始めます。
距離的には短くて山頂まで1キロくらいでしょうか。


仁王門。歴史ある建造物です。お寺の建立は奈良時代だそうです。

櫓って言っていいのかな?


お寺の裏手には、たくさんの羅漢が並んでいます。羅漢は最近のものもあり、スーツ姿やメガネをかけた羅漢もいて違和感が半端無いですね。
昼の陽光の中を歩いているので、あまり気になりませんが、夕方とか夜には通りたくない風景です。


やがて杉木立の斜面を眺めながら、緩やかな斜面を歩きます。多少日陰に雪は残るものの歩きやすい山道です。


山頂を示す道標が折れて倒れていました。山頂までの道は、この道標を30メートルくらい戻ったところにありました。この道標から山頂まではかなり荒れた道になります。


ここから軽い藪漕ぎです。


道がはっきりしないので、なんと無く標高の高い方面を目指して歩きます。あっ、山頂が見えた。


山頂には、四等三角点がありました。標識は何もないけど、ここが山頂だよね。
藪の中に囲まれた山頂で、落ち着ける雰囲気ではなかったので、さっさと下りて来ました。

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今日は気温が12度もあり暖かな春山歩きを楽しみました。残雪の残る頃の春山歩きは楽しいですね。
冬から春にかけてこそ、低山を楽しむ季節。まだ登っていない低山をもう少し探してみようと思っています。

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ところで全く関係ないですが、山用のフライパンを買いました。軽量タイプのチタンのフライパンもありますが、焦げ付きがひどいのでベニマルで買って来ました。今年は体力をつける目標があるので、軽量には全くこだわりません。

サイズがでかいので、ウドンでも、すき焼きでも何でも作れそう。
( ̄▽ ̄)

2017年3月11日 蓬田岳に登ってきました

今年二回目の山歩きは、蓬田岳です。
この蓬田岳は、山歩きの脚作りにちょくちょく使わせてもらっている山ですが、というのも
駐車場が広く、熊やイノシシなどが出ず、山頂からは木段で下るコースもあり、さらに登山道は適度に急登で、安心して歩きに集中できるところがお気に入りの所以です。
今日は3.11ということもあり、自宅でおとなしくしている予定でしたが、昼には7度と暖かくなり、お天気も良いのに自宅で何もしないのももったいないということで、急遽でかけることにいたしました。

自宅から車で30分。やや風が強く、日差しよりは肌寒く感じる駐車場を後にして山頂を目指します。

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この蓬田岳のコースはもう何度も歩いているコースなので安心して歩けますね。
話はかわりますが、今年2017年度の会社の夏休みが10連休になっていました。最近年間予定表を確認してびっくりしました。
10連休の半分は家族のために過ごし、5日は山に行かせてもらおう・・・

大丈夫かな?( ̄ー ̄)

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暖かとはいえ、日陰には氷柱がぶら下がっています。

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風は冷たいですが、日差しは暖かです。
つくづく春がきたなと感じます。

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残り500mですが、間もなく尾根にでます。尾根に出ると山頂までは緩やかな尾根歩きになりますね。

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尾根にでました。

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山頂到着です。すでに休んでいる登山者の方がいたので、挨拶をして先に進みます。
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山頂から30mほど進んだところにある広場。
今日はここで一休みします。
風も止み、穏やかな山頂です。
穏やかな2017年の3月11日でした。

2017年3月5日 高柴山に登ってきました

2017年の3月5日の今日、高柴山を歩いてきました。
2017年に入ってから、初めての山歩きになります。
今年の冬は雪も多く、寒い日が多かったので何となく足が山に向きませんでした。
土日を何で過ごしていたかというと、ほぼ毎週土日は、日帰り温泉通いに精を出していました。
毎週、あちこちの温泉をチョイスして、磐梯熱海、沼尻、中ノ沢、岳、と温泉を変えながら、半日、一日を温泉でのんびりするというお休みを過ごしていました。
本当は山に登って下りてから温泉に入るのが楽しいんですけど、今年の冬の寒さは本当に厳しかったんですよね~(言い訳?)
露天風呂に入って、空から落ちてくる牡丹雪を眺めていると、登山と同じくらい心が無になります。
毎週仕事が始める月曜日には、温泉が恋しくて
「温泉…温泉・・・・温泉」と頭の中が温泉一色になるくらい温泉にはまったのです。
そんなわけでこのブログのタイトルも、
「としの福島温泉秘湯探訪」に変わりそうな感じになっていました。

ところが、今朝起きてみると郡山の気温が7度もあります。
ふと、気づくと世界が春に変わっていました。
天気がいいなあ。外も温かい。
快晴の日曜日、家にいるのももったいない。
予定外ではありましたが、春の空気を吸うために高柴山に向かいます。

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駐車場到着。高柴山の駐車場は雪で車が停められません。
一つ手前の駐車場に車を停めました。
日差しがさんさんと雪に降り注いでいます。
いい天気だなあ。雪がまぶしい。

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今日は山頂まで1キロちょっとの短い行程です。
ゆっくり登っていきましょう。
雪は固く締まっていて、自分の体重をしっかり支えてくれています。
泥にまみれることも雪に足をとられることもなく、快適な春の山歩きです。

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踏みあと少ないですね。まだここに来る人も少ないのかな。

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600メートルほど遠回りして、太鼓石を眺めます。
八幡太郎義家伝説に関連する古の伝説のひとつです。
郡山の周りには、八幡太郎義家の伝説があちこちにありますが、
それが結構あちこちの山の中腹にあるケースがおおいです。
(ここの他には大将旗山とか)
東北の山は、弘法大師と八幡太郎義家ゆかりの伝説が多いですね。
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登山口から山頂までなだらかな行程です。
夏なら15分くらいで山頂着いちゃうかな。
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この季節、虫もおらず、暑すぎず、
春山は楽しい。
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途中の休憩所で景色が開けます。一盃山とさらにその奥に蓬田岳が見えました。

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山頂手前を50mほど沢に下ると水場があります。
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休憩所で景色を眺めます。
おにぎりを食べてお茶を飲みます。

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山頂は雪もなく貸切でした。
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この山は5月に咲くツツジが素晴らしい景色になります。
2か月後にまた来てみたいと思います。

さて、2017年の山歩きもこれから本番を迎えます。

2016年12月29日 丹沢に登ってきました

2016年は忙しい一年でした。大きな仕事が入り、それに忙殺されて11月から12月までは、土日も持ち帰りで仕事をするといった日々が続いていました。忙しいのは良いことですが、忙しすぎるのは良い事ではありませんね。頭の中が仕事漬けになってしまい山も行けない、本も読んでも心ここにあらずという状態が続いていました。
12月中旬からようやく仕事も落ち着いて心にも余裕が戻ってきました。
そしてようやく迎えた冬休み。今日はかねてから登ってみたかった神奈川県にある日本百名山である丹沢に向かいます。
丹沢は、神奈川県北西部に広がる大規模な山塊です。今日向かうのは丹沢でも表丹沢である塔ノ岳を目指します。標高は1491mと高さはそれほどでもありません。しかし、累積標高差は1200mほどあり、決して油断はできません。

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【小田急線渋川駅到着しました】
小田急線の渋川駅に到着しました。時間はPM2:30です。気温は9度、やや肌寒い気温です。渋川駅に隣接するスーパーで行動食と飲み物を買いバスに乗り込みます。もう夕方間近ということもあって、バスに乗り込んだ登山者は自分以外には1名(女性の方)だけでした。

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渋川駅からバスに15分ほど揺られ登山口である大倉に到着。バス代220円でした。駅から近いっていうのはいいですね。もし下山が遅れて最終バスに乗り遅れても、駅まで歩いて戻ってこられます。バスを降りたら靴を登山靴に履き替え、バスターミナルにあるトイレを借りて山に向かいます。登りは自分一人ですが、下山する登山者と大勢すれ違いました。さすが丹沢です。人気がありますね。首都圏から近いし交通の便もいいし夏の登山シーズンはずっと人が多いんでしょうね。

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登りはじめすぐの所に掲示されているヤマビル注意の看板。
丹沢はずっと前から興味があったのですが、この季節まで待っていたのはヤマビルを避けたかったからというのもありました。youtubeの映像でも見ることができますが、うねうねと蠢くヤマビルにまとわりつかれるのはかなり憂鬱です。さすがに12月の年末じゃもうヤマビルもいないでしょ。

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登り始めは遊歩道のようです。傾斜もゆるく、冬の木漏れ日を楽しみながら登ります。今日登る大倉登山口から塔ノ岳を登るルートは通称「バカ尾根」と呼ばれており、ひたすら山頂を目指すコースです。足の負担は大きいですが、標高を稼げるので山頂にはそれほど時間をかけずにつけると思います。(山頂までの参考タイムは3時間40分)
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コースのところどころにはベンチがあって登山者に休憩できるようになっています。
時間があるときは、のんびり休みながら登山をするのもいいと思います。
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塔ノ岳まで残り4.7キロか~

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左手から夕日を浴びて登山道を登ります。
ああ、小屋が見えてきた。
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見晴小屋です。中を覗いてみましたが人の気配はありません。
冬はお休みなのかな。まだ登り始めて2キロです。まだまだこれから。
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広く緩やかな登山道です。公園の中を歩いているみたい。

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ゆったりした登山道です。夕方の穏やかな太陽が木々の隙間から伸びています。足取りも軽く進みます。
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駒止茶屋到着。ここも無人でした。冬の間はお休みの小屋が多いんですね。
ここがちょうど中間地点くらい。距離も高さもおおよそ半分です。
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景色がいいなあ。空気もおいしく感じます。冷たい空気を胸いっぱいに吸い込みます。

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残り2.8キロ
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堀山の家到着。登山道から4.3キロ付近。ここで降りてきた登山者の方と会話。

とし「山頂まで行かれましたか?」

登山者「途中で引き返しました。空からゴーってすごい音が聞こえるでしょう。ジェット気流で風が強い。でも天気は素晴らしくいいよ。気を付けてね」

とし「ありがとうございます」

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秦野市の風景。さらにその向こうには相模湾からの太平洋が望めます。
海が近いなあ。雄大な風景です。

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登山開始1時間30分。花立山荘到着。山頂までは残り800メートルくらいですが、ようやく開いている山小屋です。記念に立ち寄りました。
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「こんにちは!」と声をかけて入ります。
小屋の中には2名の管理者の方がいらっしゃいました。寒いので温かいものが食べたいですね。

「お汁粉できますか?」
「ごめん、お汁粉できるけど時間がかかりそうなんですよ」
「じゃあ、すぐできる温かいやつをください」
「豚汁ならすぐできるけど、いい?」
「お願いします」

ここで頂いた豚汁、美味しかったな~。
福島の豚汁は、普通唐辛子をかけて食べますが、神奈川県では胡椒がスタンダードなのかな?写真のように胡椒がセットになっていました。
熱々の豚汁をふーふー息を吹きながらかき込みます。豚汁の具には、豚、ネギ、ゴボウ、たけのなどが入っていました。おいしかった~温まったなあ。御馳走様でした。

「今から山頂行くの?気温はマイナスになってるし、山頂までは凍結しているから、気を付けてね。もうヘッデンを付けていった方がいいよ」
アドバイスありがとうございました。気を付けて向かいます。

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薄いシルエットを見せてくれている富士山の南側にゆっくりと太陽が落ちていきます。
ああきれいだな。普段山で夕景を見ること自体が少ないのでついつい見とれてしまいました。さあ、山頂まではもう少し。頑張って山頂を目指しましょう。

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花立山荘から30分で山頂到着しました。ところどころ凍っているところがあります。特に危険なところはありませんが転んで怪我などしないように注意深く進みました。ここまで休憩込みで登山口から2時間10分でした。
ザックを下して一休み。完全にシルエットになった富士山を遠くに眺めます。
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山頂からすぐのところに尊仏山荘があります。立派な山小屋ですね。

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実は今日、午後も遅い時間から丹沢に登ったのは訳がありました。
それは、丹沢随一とも言われている表丹沢からの夜景を眺めたかったというのがその理由です。事前調査と準備(机上地図での読図とネットでのコース確認。前日までの雪の量、昨年の同日の登山記録の確認。併せてセルフレスキューの準備)をした上で今日のナイトハイクを決断しました。

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カメラはISO3200なのでノイズが多少のりますが、富士山もはっきり撮影できています。
ただ、実際の視界ではほぼ真っ暗です。
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海に目を向けます。足元の雪の先に夜景と相模湾。
夜景がきれいだな~。
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短くて、そしてとても贅沢な時間が過ぎていきました。
カメラだけでは勿体ないので、途中で撮影を止めて、目と心に風景を焼きつけました。
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夜になり気温がぐんぐん下がっていきます。
夜景を見飽きることはありませんが、いつまでもここにはいられません。気を付けて下山しましょう。

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花立山荘までは凍った道が続きます。くれぐれも転倒などしないように気を付けて進みます。
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花立山荘を越えたときに、ふと何かの気配を感じました。左手の斜面に何かいます。まっくらですが、良く目を凝らすと光る眼が8つこちらを見ています。
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ああ、、鹿だ。しかも小鹿がお尻を向けてこちらを見ている。
ストロボをたいても驚きもせず、こちらをずっと見続けています。
可愛いなあ。
丹沢の鹿は人に慣れているのかな?
また来るよ!またね。

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登山口まで残り2キロ少しまでやってきました。ここで登ってきた時とは別のルートを選択しました。分岐を大倉高原山の家に向かいます。少し余分に歩きますが700mほどで元のルートに合流となります。なぜこちらに向かったかといえば、ここが夜景の名所だからです。ここにはキャンプ場もあるので、キャンプ場に泊まって夜景を見る選択肢もありましたね。

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いい景色です。ほんと。

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キャンプ場だけに水も豊富。コップ一杯だけ頂きましたがおいしい水でした。

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登り時間と同じ時間を費やして下山となりました。ナイトハイクは多少リスクもあって緊張しましたが、冬の夜でなければ見られない澄んだ夜景、日の落ちる富士山など、今夜だけの特別な景色が見られて嬉しかったですね。

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大倉からバスに乗って渋沢駅に向かいます。乗客は自分一人でした。
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その後、小田急で渋沢から小田原に抜け、待望のラーメンを頂きました。
ラーメンは、替え玉まで頼んでおなか一杯になりました。
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その晩は小田原城見学へ。この写真を撮った瞬間、消灯となってお城は真っ暗になりました。いやー紙一重だった・・・

今年の登山はとりあえずこれで完了です。
2016年もブログをご覧いただいた皆様。お付き合いいただいてありがとうございました。

2016年12月23日 筑波山に登ってきました

2016年も残り一週間になってしまいました。一年が過ぎていくは早いですね。毎日仕事に追われ忙しく過ごしているうちに、あっという間に年末になってしまった感があります。山登りを始めてからは特に毎日が過ぎ去るのが早く感じます。来月はあの山に行こう。再来月はあの山を歩こうと計画して山に登っているうちに春から冬へと季節が変わっていました。

今年もいろんな山に登ったなあ。

今日登る筑波山も、昨年の年末に登った山でした。年末の暮れもくれ、筑波山に来たのは12月30日でした。例年にない暖冬で、10月並みの陽気の中を汗をかきながら筑波山に登りました。今日12月23日は、昨年同様にお天気は快晴。久しぶりに筑波山に会いたくて茨城にやってきました。

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【土浦駅です】
ローカル腺に揺られて土浦に来ました。東北本線で郡山から小山へ。その後水戸線で友部駅に行き常磐線に乗り換えて土浦駅に到着。4時間23分の電車の旅でした。隣県ではありますが郡山から筑波山は遠いです。
ちなみに今日は天皇誕生日。休日時刻表でバスの本数が少ないですね。電車とバスの連結がうまくいかず、土浦で1時間30分バス待ちとなってしまいました。駅に併設されたフードコートでうどんを食べながら観光マップに目を落とし時間をつぶします。

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バスに揺られて筑波山に向かいます。バスには15名程度の乗客が乗り込みました。いくつかの停留所を過ぎるたびに一人また一人と下車していき、ふと気づくと数名の乗客しか残っていません。バスの窓から筑波山を眺めます。今日は雲がでていて筑波山に陰影を落としています。その雲もゆっくりと山をまたいで流れていきドラマチックな風景です。いい形だな筑波山。決して高い山ではないんですが、風格のある山だと思います。

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【筑波山口に到着しましたよ】
バスで1時間ほど揺られて筑波山口に到着。ひとつ前の停留所で降りれば良かったのですが終点まで来ちゃいました。
ここからおよそ一時間歩くと登山口に到着します。ザックを背負って歩き始めます。同じバスを降りた人が1名(40代の男性の方)いらっしゃいました。

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うねうねと続く道路をショートカットして直登ルートで登山口に向かいます。去年も来ているので道に不安はありません。最短距離で進みます。

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道の脇には、紅葉が残っていました。福島から見ると茨城は南国です。ヽ(´▽`)

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今日登るのは御幸ケ原コースです。登山口の筑波山神社からほぼ直登で標高差610mを登って行く行程となります。今日は登りに御幸ケ原コースを使い、帰路に昨年登った白雲橋コースを歩きます。
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時間はすでにPM2時、やや西に傾いた太陽からの日差しが杉の林に差し込みます。木々の間を抜けた光線が森の中に深い陰影を作ります。
岩にあたる何気ない日差しも、神々しく意味があるように見えてしまいます。

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確かに急登だな~ でもこの急登が気持ちいいですね。今日は日帰りですが、使わないものまで積み込んだためザックは12キロあります。昨年までは荷物の軽量化に気を配っていましたが、今年からは重さに気を使うのをやめました。軽量化にナーバスにならず少々重くても背負える体力をつけていきたいな。

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このコースはほぼケーブルカーの隣を沿うような感じで登って行きます。ケーブルカーをしばし待ちましたがなかなか来ないのでパスしました。

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よし残り3分の1だな。

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見事な杉です。
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男女川と書いて(みなのがわ)と読みます。

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さあ間もなく山頂ですね。今まで登ってきた登山道を振り返ります。

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登ってくる途中は杉林に守られて気づきませんでしたが、山頂は風が強いです。
薄手のウインドブレーカーをだして羽織りました。
ここまではちょうど1時間の道のりでした。
男体山、女体山に登る前に山頂にある休憩所でおでんを頂きました。
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【男体山頂へ】
まずは、男体山頂へ向かいます。
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着いた着いた。
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おー!素晴らしい!山頂からの景色に見とれてしまいます。
遮ることのない関東平野の風景がずっと続きます。
しばし、写真を撮ったりした後は、女体山に向かいます。

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ガマ石です。去年は気づかなかったのですが、このガマ石は下に散らばっている小石を投げて、うまくガマ石の口の部分に小石が乗れば願いが叶うといいます。
小石を拾ってそっと投げました。
小石はしっかりガマの口の中に入ったのですが、中に詰まっていた石を弾き飛ばしもどってきてしまいました。
あーあダメかあ・・・

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女体山到着です。青空が綺麗だな。
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この山頂からの景色は本当に見事。

【筑波山女体山山頂から360度】

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方位版と周りの風景を比べます。

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あの先に富士山がある!枝が邪魔ですが、しっかり見えましたよ富士山。

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帰路は白雲橋コースを通ります。大仏岩の脇をとおり下山します。

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やはり弁慶七戻りは見ないとね。


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暗くなる前に下山できました。

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帰りはバスでつくば駅へ。

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電車の往復だけでなんと9時間もかかってしまった筑波山登山でした。
(しかもこの日は、倒木でJRに遅れが発生し最終電車で郡山に戻れたというギリギリの行程でもありました。)

2016年12月18日 蓬田岳に登ってきました

朝起きると、素晴らしいお天気でした。こんなお天気の良い日に自宅でのんびりするのももったいないとうことで、蓬田岳に向かいました。
10月から3か月かけてやってきた仕事にようやく一段落着き、久しぶりにのんびりした山歩きを楽しめそうです。

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昨夜降った雪が残る平田村のジュピアランドです。
気温は10度。朝方は3度くらいでしたから暖かな陽気となりました。
今年の冬は、はじめは例年より寒い冬の予報が出ていましたが、12月になって気象庁の予報が変わり、北海道以外はもしかすると暖冬の可能性もあるとのことです。
三枚羽織っていましたが、1枚脱いで長袖のインナーの上に、ウインドブレーカーを羽織って登ります。

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登り口にある鳥居を過ぎれば30分で山頂へ。
一気に登るぞ・・・・・と言いたいところですが、今日はのんびり登山。
汗をかかないように、腕を組んでのんびり登ります。
今日は、こんな快晴ですが山頂に行くまでにすれ違ったのは、女性の単独の方お一人だけでした。
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青空がまぶしい・・・
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山頂到着。冬は空気が凛として、でも暖かくて残雪の春の登山のようです。
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さくさくと雪を踏みしめながら、コーヒーの飲める場所に移動しました。
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山で飲む珈琲はおいしいですよね。
ベンチに腰かけて、熱々の珈琲を頂きます。
体の中心に、熱い一本の線がゆっくりと沈んでいきます。
お日様と、眩しい雪と、珈琲
何も考えず冬の空気を存分に吸い込みました。
しみじみ幸せだ。
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30分くらい山頂でくつろいだら下山です。
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帰りは、木段のルートを通って帰りました。
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冬の太陽は優しいですね。

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木漏れ日の林の中をのんびり、ゆっくりおりました。
階段には雪がたっぷり乗っていたので、転ばないようにゆっくりゆっくり歩きます。
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最初は、他県への遠征を考えていたお休みでしたけど、
こんなのんびり登山も楽しいなって、改めて気づいた蓬田岳登山でした。

2016年12月10日 高尾山に登ってきました

高尾山に登ってきました。

12月10日の日曜日急遽、高尾山に登ってきました。12月は仕事が忙しく山に行ける機会がない状態でしたが、所要で東京に来たため、自由になる時間を利用して高尾山にやってきました。

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【JRの高尾駅で降りて高尾山に向かって歩きます】
JR高尾駅から京王高尾腺に乗り換えですが接続時間の待ち時間が長かったので、直接歩くことにしました。12月ですが、10月のように暖かなお天気です。
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[【高尾山入口に到着】
やってきました高尾山。相変わらずの賑わいです。お土産屋を通り過ぎてケーブルカー乗り場に向かいます。

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【いざ、ケーブルカーへ】
今日は時間がないのでケーブルカーを使用しました。
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可愛いケーブルカー
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【乗り場にあったプレート】
高尾山のケーブルかーですが、乗車定員が136人でした。結構乗れるんですね。竣工が2014年4月ってつい最近だ。最高運転速度は毎秒3.3メートル(時速11.8キロ)です。
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ケーブルカーは往復930円でした。
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車窓からは、紅葉に色づいた木々が見えます。
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ケーブルカーの終点に着いた。
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ほんと、いい天気です。
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この中腹からでも都内が一望できますね。
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さて、ここから山門をくぐって山頂を目指しましょう。
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よく整備された階段。
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紅葉が明るいなあ・・・
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もみじやさんで、おやきをひとついただきました。
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高尾山は、まだ秋がのこっていました。
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紅葉を見ると、のどかな気持ちになりますね。
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ぷらぷらと歩いているうちに山頂到着しました。
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高尾山山頂では、記念撮影の人でごった返していました。
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山頂の西部に立ち山々を一望します。さあ、富士山見えるかな!
しかし残念ながら雲に覆われて富士山見えませんでした。残念。
でも丹沢山塊が見えますね。大山、丹沢山、蛭ケ岳が連なっています。
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山頂での景色をひとしきり楽しんだ後はビジターセンターへ入ります。
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高尾山の生物多様性は、ものすごく豊かなんですよね。植生は日本一の種類があり、固有種も多数存在します。東京にありながら自然豊かな高尾山です。
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館内の職員の方が、高尾山の自然について語らってくださいました。
後ろから拝聴します。
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ビジターセンターを出て下山しました。東京駅で友達と待ち合わせの時間が迫ります。
下りの道々、紅葉を楽しみながら歩きます。
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今日は暖かくてほんとによい一日でした。
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家族へのお土産を買って帰宅しました。

2016年11月5日 安達太良山に登ってきました。

ここのところ仕事が忙しく、社内で仕事が終わらずに自宅に持ち帰りで書類作成をする毎日が続いていました。一日二日なら頑張りも効きますが、これが連日ともなるとどうしても集中力や、モチベーションも下がってきてしまいます。仕事を引きずって山も行けていなかったので、今日は絶対に山に登る!と決めていました。
この日の候補は3つあって、いわきにある二ツ箭山、最近規制が解除された一切経、そして安達太良山(沼尻ルート)を検討します。

今年は、できるだけ登ったことのない新しい山を登ろうと思っていたので、二ツ箭か、一切経が有力候補だったのですが、朝、外を見たときのお天気があまりの快晴だったので、一番ボリュームのある山、安達太良を目指すこととしました。

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今日のコースは、猪苗代にある沼尻登山口から障子ケ岩、船明神山を通り、安達太良山山頂を目指すコースです。沼尻の登山道までは、郡山市から磐梯熱海を通り、母成グリーンラインから沼尻スキー場、さらに3キロほどスキー場脇の林道を進み駐車場に到着しました。
登山口で、登山靴に履き替えます。ザックを背負い登山口に向かうと石碑が立っていました。これは1997年9月に起きた安達太良山登山中に火山ガスに倒れた4名の登山者に向けての慰留碑になります。
当時、沼尻から安達太良山山頂に向かうコースには、沼ノ平という噴火口を歩く雄大なルートがありました。僕も何回も通ったコース(当時高校生、大学生のころでしたが)この事故があってから、今日まで沼の平を通るコースは閉鎖となっています。このコースが解除されることは少なくとも僕が生きている間はないと思います。

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登ってすぐのところに名瀑、白糸の滝を眺める展望台がありました。

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写真だとよくわからないですが、まさに白糸のように細く長く水が落ちています。
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登り始めは若干急登です。道がどろどろで難儀しました。べったべたの泥が靴の底に張り付いています。20分ほど登ると鉄山避難小屋のコースの分岐にぶつかります。そこを越えると少し道がなだらかになり歩きやすくなりました。
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昨日、一昨日に降った雪です。
日陰には結構な雪がありました。今日は10度を超える気温です。まわりは笹薮なのですが、雪が解けるとしなった笹が戻されてザザザザと大きな音をたて、熊か!?とギョッとして身構えてしまいます。
左からも、右からも、ザザザザ、ザザザザと絶え間なく笹の音が鳴り響き、ほんとうに疲れました。
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稜線にでると、素晴らしいお天気です。
日差しも眩しく、気温も上がってきました。
カッパを脱いで、フリースになります。それでも暑くて腕まくりをして進みます。

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道々の秋の風情と空を楽しみながら歩きます。
ふーっと深呼吸。
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沼ノ平が見えてきました。もともと白い火口ですが、今日は雪の効果もあり、いつもより銀色に輝く火口です。。
今日は風もなく、自分の足音だけが聞こえています。
眩しい日差しの下、青空を眺め足を止めます。音もなくキーンという音が聞こえそうな空。

さて、まだまだ山頂は遠い。歩こう。

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障子ケ岩の真上あたりにいます。覗き込むと、直下は沼ノ平の底まで何十メートルの崖です。トラロープが張ってないところがあり、道が細いところがあります。風が強い日、視界の悪い日は十分注意して進んでください。落ちたら命はありません。

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眼下の沼ノ平の全容が見えてきました。かすかに硫黄の匂いが漂います。

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まもなく船明神山です。柔らかい尾根道

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あの岩の向こうに回ると安達太良山の山頂が見えます。右手に見える山は、標高1602mの和尚山です。
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これは、池が凍って氷が張っていました。

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本格的な冬が間もなくやってきます。

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振り返ると遠くに磐梯山!今日の安達太良は最高ですね。

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岩の場所は、氷で凍っているので注意して進みました。

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磐梯山に登っている人へ、ヤッホー!

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エビの尻尾がちらほら
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船明神山の分岐が見えてきました。
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分岐です。ここから10分で安達太良の稜線(牛の背)にでます。
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荒涼とした赤茶けた道をたった一人で歩きます。前後に人はなくただ一人山頂を目指して足を踏み出します。しみじみ湧き上がる静かな幸福感。ありがとう。

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控えめなエビの尻尾。2月くらいに来ると、5倍くらいになっています。

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よし、間もなく山頂!

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おー!今日の安達太良は男前だな

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滑る鎖に気を付けて

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山頂到着。周りの山々を見渡して来年の山歩きに想いを馳せます。今日の山頂は風は冷たかったけど穏やかでした。
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山頂には大勢の登山者。多くの方から記念撮影のシャッターを頼まれました。

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さて、コーヒーだ。ベニマルで買ってきた小川珈琲を飲みます。
香りが立っています。うんおいしい。

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下山して、沼尻温泉で汗を流します。硫黄の匂いの強酸性の温泉です。
その後は紅葉狩りを楽しみました。
秋はあと一週間くらいかな。最後の最後に秋を満喫できた山旅でした。(たった4時間でしたけど)

2016年10月10日 鎌倉アルプス(天園ハイキングコース)を歩いてきました

もともとこの日は、南アルプスに行く予定を立てていました。
今年は、北岳、間ノ岳、甲斐駒ケ岳と山梨からの南アルプス登頂を楽しんだ夏でした。
北岳山荘に張ったテントから眺めた雲海に浮かぶ富士山。穏やかな北杜の森を越えて進んでいく甲斐駒ケ岳。
夏の光り輝く南アルプスの風景が忘れられず、今年最後の南アルプスへの旅として、南アルプスの女王、仙丈ケ岳へのテント泊を計画していました。

しかし・・・せっかくの連休にも関わらず今年は雨にたたられるんですよね。
憧れの山域は降水確率60%と雨の予報。
土砂降りの雨の中にテントを張るのは辛いよな~。と気持ちも今一つ盛り上がらず、今回は山をあきらめ鎌倉観光に切り替えました。

ということで、南アルプスからは一転して、ゆるやかなハイキングとなりました。
向かうは神奈川県鎌倉市の天園ハイキングコース。通称、鎌倉アルプス。

とりあえずアルプス繋がりではありますが、基本は鎌倉観光です。^ ^

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どこに行こうと、旅は楽しいものです。

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【建長寺に来ました】

天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)は、建長寺、円覚寺、をコースに含む歴史と観光を体験できるハイキングコースです。

全長は約6キロあり、眺望も素晴らしく、鎌倉の海や横浜を眺めることもできるとのこと。
標高は159.2mの大平山です。負荷も低く景色を楽しめる山歩きが期待できるかな。

このハイキングコース。通常は北鎌倉駅で下車し、建長寺まで歩くのが一般的らしいですが、持参した荷物が多かったので鎌倉で降りて、コインロッカーに荷物を入れてからのスタートしようと考えました。

鎌倉駅に到着。駅中、駅前どちらも観光客でごった返しています。駅舎内と駅舎外にそれぞれコインロッカーがありましたが、そのすべて使用中でした。
うわ!・・・鎌倉の観光客を甘く見すぎた。あの”高尾山”でさえ、駅舎のコインロッカーはいくつか空きがありました。それに対して、ここ鎌倉駅のコインロッカーはすべて使用中。
手荷物も多いし、これはハイキングはダメかな?とあきらめかけたその時、一つのコインロッカーが空きました。奇跡だ!ついてる!!
鎌倉観光を検討されている皆さん。観光客でごった返す鎌倉駅のコインロッカーは期待してはいけません。近くの駅のコインロッカーを利用しましょう。

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鎌倉駅から30分以上歩いて建長寺に到着。駅を降りて、北鎌倉駅方面に歩いてきました。
建長寺は、臨済宗の禅寺です。鎌倉五山の第一位になります。
今から20年以上前になりますが、早春のころに遊びに来たことを思い出しました。
誰もいない宵の境内には満開の桜が咲き誇り、ぽっかりと大きな月が顔をだしていました。
懐かしいなあ。

思い出に浸りながら、拝観料300円を払って中に入ります。

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広い境内には、多くの建物があります。写真は宝堂
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堂内は写真を撮っていい場所と、禁止の場所がありました。4体ほどの仏像が安置されています。
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唐門です。重要文化財だそうです。関東大震災で被害を受けましたが、大修理は2011年に完了したとのこと。関東大震災が1923年なので、88年の歳月をかけた大修理ということになります。
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天園ハイキングコースと書かれた立札を眺めつつ、道標に従いコースを進みます。
山を歩いて建長寺の鎮守である半僧坊に向かう途中には、建長寺をお守りするカラス天狗の像がたくさん並んでいました。
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高尾山っぽいな・・・

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ここが半僧坊かな?
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整備された石段をえっちらおっちら登ります。このあたり、普通の観光客も大勢いて、特に山という感じはしません。
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勝上献展望台到着。晴れていれば鎌倉の海がきれいだったんだろうなあ。
お天気だけは若干残念です。
眼下には鎌倉の街並みが広がっています。
夜景で見ても綺麗そうですね。(夜は入山できないかも・・・ですが)
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建長寺からまだ300m。まだまだ歩きます。

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道は、ぬかるんではいないものの土の道でした。ところどころ湿ったところがあり、
油断すると靴を汚してしまいそう。
気を付けて歩きました。

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写真には人があまり写っていませんが、実は数珠つなぎで歩いている状態でした。
すごい人気があるんですね。鎌倉アルプス。
主に軽量ザックを背負ったハイカーが多いですが、大きなザックを背負った方、トレイルランナーの方、普通の私服の方、様々です。
距離が短いせいもあり、小さいお子さんもたくさんいますね。

山ご飯をテーマにした漫画、「山と食欲と私」でも登場した鎌倉アルプス。
福島の僕がここにいるくらいですから、人気は全国区なんでしょう。

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太平山到着。標高159.2メートル。ここが最高峰かな。ここからも素晴らしい景色が見られましたが、曇り空のために平凡な景色になってしまいました。

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途中、道が広くなり休憩できる場所がありました。
この広場で、くつろぐ人たちが多かったかな。
みんな手持ちのお弁当を広げてランチタイムに入っています。

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六国峠着。右に進むと金沢文庫。京浜急行の駅ですね。
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と間もなく茶屋に到着。天園休憩所です。
おでんも売ってる。自動販売機のジュースの値段も普通の値段だ。
ですが・・・今日は鎌倉でお昼と決めているので迷いましたが先に進みます。

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途中、素晴らしい竹林もありました。まもなく瑞泉寺(ゴール到着です)

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瑞泉寺に下りてきました。
鎌倉駅から歩いたので2時間ちょっと歩いたことになります。
ハイキングとしてはちょうどいい距離だと思います。
重ね重ね曇りの日に来たのが残念でした。
桜の季節や、秋晴れの日がお勧めです。(と感じました)
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瑞泉寺から鶴岡八幡宮方面に向かいますが、途中、頼朝の墓があったので立ち寄ってみました。舗装路から小さい階段を上ると、すぐに頼朝のお墓に到着です。

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その後、鶴岡八幡宮に到着。
ごった返す観光客。ここも外国人が多いですね。
歩く人、皆、スマホと自撮棒を持って歩いている感じでした。

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お昼は、鎌倉駅近くで海鮮丼を食べます。
地ビールの鎌倉ビールも注文しました。
ふんわりの泡と、甘い優しい味のビールでした。
地ビールは、癖があって苦手とする人も多いですが、鎌倉ビールはとても飲みやすいしおいしいです。

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そこから鎌倉駅まで移動し、駅の下をくぐり長谷寺まで歩きます。
長谷寺は花の寺として有名ですが、残念ながらお花には出会えず。
ただ、この境内は紅葉がきれいそうですね。

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境内からは、相模湾が一望できます。電車だと江ノ島電鉄の長谷駅からすぐです。
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ここまで来たら長谷の大仏もすぐですね。

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翌日は早朝より東京で仕事の為、宿泊地に向かいます。

写真は東京築地。

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勝鬨橋を過ぎて晴海へ
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宿では、明日の仕事のレポート作成。
眠いのに寝られない。
結局4時間くらい仕事をしてしまいました。

2016年10月1日 磐梯山、猫魔ケ岳、雄国沼に登ってきました。

翌週に県外遠征(南アルプス)を検討中で、その足慣らしのために、少し長めの距離を歩いておこうと考えてました。毎日、適度に歩いたり走ったりしていますが、山とロードでは脚にかかる負荷が全然違います。
そんなわけで、トレーニング効果が期待できる、少しばかり距離が長いルートを探していました。たまたま山友の一人から、秋の紅葉が磐梯山に下りてきているという情報を得て今日は磐梯山に向かいます。
10月に入ったばかりの磐梯山は、秋色に染まっていました。
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朝、猪苗代駅着。電車を降りると若干雨模様でした。
事前に調べたウェザーニュースでは、午後からは徐々にお天気回復の予報がでています。
あまり強い雨でもないので(というかほとんどあがっている感じかな)さらなる好天を期待しましょう。駅から猪苗代スキー場までのんびりジョグ。

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稲穂が金色に実ってますね。もうすぐおいしい新米が食べられます。( ̄ー+ ̄)

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猪苗代のカメリーナまで来ました。中学生が、カメリーナの中にある周回コースを、ローラースケートとポールでぐるぐる回っています。
スキーの練習、楽しそうだなあ。^ ^

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猪苗代スキー場に到着。ここでランニングシューズから、トレッキングシューズに履き替えます。駐車場には無人の車が6台くらい停まっていました。

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今日は赤植山を経由します。ここから見る猪苗代湖は初めてですね。赤植山の山頂には3名の登山者の方がいて、「あれが、白根山、こっちが那須連山」と地図を広げて山座同定をしていました。
水を飲んだり、パンを食べたりして山頂には10分ほど滞在し、磐梯山に向かいます。
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鏡ケ池に到着。この周辺では、秋茱萸がたくさんなっていました。
これ懐かしいなあ・・・・
かすかな甘味があって、子供のころよく食べたもんです。
鈴なりになっている実を頂いて、口いっぱいに頬張ります。

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くれぐれも、赤い実だからなんでも口に放り込むなんてことはしないでください。
この時期、似て非なる赤い実はたくさんあります。

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沼の平を越えて、稜線にでました。
銅沼、檜原湖、小野川湖、秋元湖を望みます。
お天気はやや曇りです。ただ雨が降る感じはありません。

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弘法清水での一休みは後にして、ひとまず山頂を目指します。
雲が重いけど、猪苗代湖の全景が見えてます。
南側は雲も厚いですが、日差しが、ところどころ差し込んできて、お天気がよくなりそうな予兆があります。

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雲がきれ、西の空には青空が広がってきました。
山頂でのんびり空を眺めたら、弘法清水に向かいます。

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弘法清水到着。
ここに来たら、いつもはなめこ汁を頼みますが、今日は気分を変えてノンアルビールと、お汁粉を頂きます。
このお汁粉は、超ミニサイズでしたけど、甘味がたっぷりと詰まっていて元気が出ました。
山でお汁粉食べるのも悪くないです。

お汁粉でエネルギーチャージできました。
今日はこれから磐梯山の西、八方台に下山します。
弘法清水から、下山道に入るとすぐに紅葉が目に留まります。

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2016年の秋の山です。紅葉と青空は合いますね。
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おー、きれいだなあ

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まだ緑を残しての葉と秋色の青空、優しい感じがします。
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中の湯を越えて、間もなく八方台に下山です。
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八方台到着。
駐車場はほとんど満車でした。秋が深まり、紅葉が本番を迎えると来訪者でますます駐車場は混みそうですね。
お手洗いをお借りしたら、猫魔ケ岳に向かいます。

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いざ出発!

ここから標準コースタイム1時間です。

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猫魔ケ岳に到着。この400メートルほど手前で、なんと子熊に遭遇。
子犬大の真っ黒な獣が、ふかふかの黒いお尻を懸命に振りながら、大慌てで逃げていきました。子熊って動きがのんびりしているイメージがありましたが、かなりパワフルに坂道を駆け上がって藪の中に消えていきました。
いやー、熊も小さいと可愛いもんですね。
今まで安達太良と西吾妻で出会った熊は、成獣で、出逢ったときは身がすくみましたけど、子熊の可愛さは半端ないです。ヽ(´▽`)/

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先ほどまでいた磐梯山を仰ぎ見て

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さて、一休みしたし雄国沼に抜けますか!

それにしてもこのルートは紅葉が綺麗です。

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猫石到着
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雄国沼と飯豊山が見えます。さて、あの湖の畔まで森の中を進んでいくぞ。
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雄国沼までは小さな3つの沢を越えていきます。
猫魔の清冽な水が流れていきます。
葉が落ちる音や、鳥の鳴き声、川のせせらぎの音が気持ちいい。

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前回来たときは、冬間近になっていて、枯れた茶色の林の中を進みましたが、まだ青い葉の林の中を進みます。
木の葉でふかふかの足元の感触を楽しみながら快調に進みます。途中ぬかるみにはまり、靴がどろどろに。あちゃー、油断禁物だ。

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雄国沼到着。いやー綺麗だな。雄国沼。
青空と青い雄国沼。キラキラした風景の中を歩きます。
ススキの穂が光っていて眩しいくらい。
嬉しくなっちゃうな。
さて、雄国沼休憩舎に向かいましょう。そこで休憩だ。

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雄国山も緑につつまれてますね。
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休憩舎到着。単独の女性(立派なカメラをお持ちでした)と、5名の団体の方がいらっしゃいました。ここではおにぎりを食べて一休み。

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さて、雄国沼に別れを告げて、喜多方に向かいます。
前回は、翁島駅から塩川駅をつないでの山旅でしたが、翁島から塩川ですと駅名がいまひとつマイナーなので(?)今日は、猪苗代駅から、喜多方駅まで進みます。
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夕日が沈む。
一瞬景色が淡い色で単色になり、優しい影絵のように山々や景色が浮かび上がります。
 
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日はゆっくりと山の裾に落ちていき、オレンジ色の空は紫から濃紺に色を落としていきました。空には星空がひとつまたひとつと、現れて、いつの間にか周りの山のシルエットが星空の下に浮かび上がります。
いつも見ている山じゃない風景っていうのは、旅愁があって少し切なさを感じます。

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喜多方駅前到着。ここに来る前に.天高盛さんに向かいましたが、ちょうどお店が終わったところでした。
駅前でラーメン屋を探したら、櫻井食堂さんがまだ営業中でした。
大盛りを頼みました。650円でした。

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さ、今日の旅も終わり。喜多方駅から郡山に向かいます。

今日のトレーニングで、脚もつくれました。

来週は、お天気次第ですが県外遠征です。

2016年9月17日磐梯山に登ってきました

先週の土曜日に磐梯山に登ってきました。
目的は、翌週に一泊二日の山行があったので、それに向けて少し脚を作っておこうというのが目的です。

そういうわけで、今日の登山は、は登山自体を楽しむというよりは、訓練が目的です。

脚と心肺能力の鍛錬のために、ザックに水やらテントやらを入れて20キロの重量の負荷をかけて磐梯山に登ります。
自分一人なら、たとえ一泊でも、重量を抑え、ライトウエイトでの山歩きをするところですが、次の山行は4名での登山です。しかも小屋泊り(自分はテント泊)の一泊ともなれば、食材も気合を入れて、おいしいものも作りたい。ビール、焼酎、いやいやワインも必要?
必然的に重量は重くなりますよね。
一週間前の今日、とことん体に負荷をかけて、超回復で、当日に備えようという気持ちがありました。

そんなわけで重いザックを背負い、自宅から郡山まで3キロ歩き、磐越西線へ乗り込みます。
いつもの?ように翁島駅で降りたら、押立温泉に向かい、翁島登山ルート到着です。
急ぎ足で来たので駅から登山口までは、40分で到着しました。
爽快汗ふきシートで、いったん汗を拭きとり、登山口から山頂へ向かいます。
いつもと違い、背中の重量が体に負荷になってのしかかります。
いや~、結構効くな。今日は訓練なので、休憩なしだ。
トレッキングポールも封印です。
ひたすら足元を眺めながら、前に(上に)進みます。
呼吸が、はあはあと息がきれるくらいのペース。脈も激しく胸を叩きます。
いつもより意識して速足なので、結構体がきついです。
額から汗がこぼれます。
と、突然目に猛烈な痛みが!
あれあれあれ・・この痛みはなんだ?
わかりました。登山口で、爽快汗ふきシートで顔をぬぐいましたが
その塗ったところが、汗に溶けて目に入ってきたのでした。
あーびっくりした。
タオルを取り出して、顔をぬぐいます。
つまらないことですが、これでも経験値がひとつ上がったというふうに考えましょう。
今日の翁島ルートは、秋の風が吹いています。
涼しいというか少し寒いくらいの陽気です。
前の週に東吾妻山に登った時にも感じましたが、福島のお山は秋の風が吹いていました。
涼しいし、脚を鍛えるにはもってこいかもしれません。
久々に全力で山道を登りました。

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山頂は曇りでしたが、秋の風と秋の雲を感じた磐梯山登山でした。
今年は北岳、間ノ岳、甲斐駒ケ岳と、3000m峰や、標高差2000m以上の
登山を続けたせいか、脚が鍛えられたような気がします。
駅から、標高差1200mの磐梯山も楽に登れました。

よーし、来週はがっつり食材持って馬力で登るぞ。と気合を入れて下りも飛ばして下りてきました。

しかし・・・・

むなしくも翌週は日本に近づいた台風16号のために活発になった秋雨前線の影響で、遠征登山は中止になってしまったのでした。

2016年9月4日 東吾妻山に登ってきました

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台風一過の日曜日、今日向かうのは東吾妻山です。
東吾妻山は巨大な吾妻連山の東部に位置しており、頂きの標高は1974mとなります。
登山口は浄土平からになります。
標高自体はは1974mと高いのですが、登り口である浄土平が標高1580mなので、その標高差はわずか394mしかありません。
前回登った甲斐駒ケ岳が標高差が2200mだったので、今日は若干ハイキング気分です。とはいえ、山の楽しみは高い山も低い山も、大きな山も小さな山も同じです。新しい風景との出会いを期待して登って行きましょう。

郡山の自宅を朝の5時に出発します。郡山から4号線を北に走ります。大玉村に向かい、岳温泉を経てスカイラインへ。吾妻山は噴火警戒レベル2になっており、火口周辺規制が敷かれています。その関係もあり、スカイラインも8月末まで通行できないところがありました。
今は通行可能ですが、AM7時からゲートが開きます。6時半くらいにゲートに到着したので若干並んで開門を待ちます。

浄土平を流れる川。

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浄土平は快晴でした。途中、スカイライン手前の横向温泉は雨でしたが、雲一つ抜けたら素晴らしいお天気でした。広い駐車場に車を停めます。
一切経が良い感じで見えています。吾妻山は大規模噴気発生中になっています。
火山のエネルギーは凄まじいです。
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登り始めはゆっくりと・・・
このルートは整備が整っていて木段が敷かれています。少し登っただけで、素晴らしい雲海が望めました。雲が白く、その奥の青空も澄み渡っていますね。
昨日まで暑かったけど、山の上は着実に秋の空気です。
涼しい風に背中を押されながら一歩一歩進みます。
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約30分ほどで、鎌沼、東吾妻山分岐に到着。時間はたっぷりあるので、鎌沼を眺めていきましょう。
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鎌沼到着です。沼というより湖のような風景です。青空と水面の青の透明感がいいなあ。
このコースは、トレッキングコースとしてもオススメです。


鎌沼に向かう木道。ここは最高のトレッキングコース。

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カモが来るんだなあ・・・・
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たった30分程度歩いただけですが、コーヒーブレイクです。
じっくりお湯を沸かして、コーヒーをつくります。温かい飲み物はいいですね。
疲れてるときは、疲れをリセットしてくれるし、疲れていなくても、何かエネルギーがみなぎります。
ぼーっと鎌沼を眺めてノンビリ。
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30分ほどくつろいだあとは、東吾妻山に向かいます。
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足元にはリンドウですね。
深い紫のグラデーションがきれいですね。
秋の色です。
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歩いては、立ち止まり写真を撮り、また歩いては立ち止まり写真を撮ります。
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綺麗なりんどうを見るたびに止まるので、なかなか進めない。
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この葉は、まさに秋ですね。
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さようなら鎌沼。
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鎌沼から、東吾妻山までは直登30分程度。木々の中を抜けて登ります。若干急登ですが、距離が短いのでぐいぐい進みます。
やがて、ハイマツに囲まれた山頂に到着しました。
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山頂は雲に覆われて、若干くもり空。ときたま風が吹くと雲が切れて、青空が顔を覗かせます。風が涼しくて気持ちいいなあ。
気分良すぎて、下山したくないな。

やがて、ひとりの登山者の方が到着。秋田から来られたそうです。昨日今日と二日にわたり福島の山を登りに来たとのこと。
山談義を少々しました。秋田の森吉も素晴らしい山なので、来てみてください。とおっしゃっていただきました。また、秋田は男鹿にも行ったことがあるんですよ。と言ったら、男鹿にも、男鹿三山があって、日本海が素敵ですよ。とのこと。
まだまだ知らない素晴らしい山がたくさんあるんですよね。」これからも知らない山をたくさん登ってみたいです。

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初秋を楽しめた東吾妻山でした。

2016年8月13日 甲斐駒ヶ岳に登ってきました

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夏休みを利用して甲斐駒ヶ岳に登ってきました。
甲斐駒ヶ岳は、南アルプスの名峰。標高は2,967m。
日本百名山の著者、深田久弥氏曰く、日本十名山を選べと言われたら、甲斐駒ヶ岳は間違いなく十名山に加えられる山であると言わしめたほどの名峰中の名峰です。

また、今回登るルートは、黒戸尾根と言って、標高差が2200mと高く、前述の深田久弥氏も、「日本アルプスで一番つらいルート」と紹介しています。

実のところ、この夏休みは北アルプスへの入山を検討していました。
しかし、休みの間に仕事が入り、連続して遠出をすることが難しくなってしまいました。

山行の候補案としては他に、
①谷川岳から平標までの縦走

②鳥海山

③飯豊山縦走
なども検討しておりましたが、日程、交通の便、それと初めての山に向かうワクワク感。を考慮して最終的に甲斐駒ヶ岳を選択しました。

郡山を夕方出発し、大宮⇒南浦和⇒西国分寺⇒高尾⇒小渕沢に向かいます。

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途中、八王子で下車し、駅近くのラーメン屋で、野菜ラーメンを頂きました。
ビールが飲めないのが残念。

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終電で、小渕沢駅に到着しました。車両を降りたのは、自分の他たった4名です。登山客はいません。

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駅構内の風鈴が涼しげな音を立てています。さて、この小渕沢駅から甲斐駒ヶ岳の登山口である、竹宇駒ヶ岳神社まで歩きます。

iPhoneのマップで距離を見ると、登山口までは12キロ、2時間30分の道のりです。
道も暗そうなので事故にあわないようにゆっくり歩いていきますか。背中のザックがやや重い。

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小渕沢駅から、20号線にでるまでのロードは、街灯もなく、ひたすら真っ暗な道を進みます。時折、車がものすごいスピードで走り去っていきますが、何しろ深夜1時過ぎですから、人通りは全くありません。
道端の側溝は暗く、ヘッデンを頼りに進みます。真っ暗な中で山間を縫うように歩きますが、心細いことこの上なしです。真っ暗な山道を抜けたくて、最後はついつい小走りになってしまいました。この夜はペルセウス座流星群が最も観測しやすい夜という事で、多少期待もあったのですが、雲が空を覆い、ロマンチックな夜空は見る事が叶わず、ひたすら真っ暗な道を急いだのでした。

20号線にでて、街灯の明かりに一息つきます。いやー文明の明かりは嬉しいですね!
途中セブンイレブンが一店だけあり、ここで飲み物と食べ物を調達しました。小休止をとりパンを食べ、お茶を飲んで出発しましたが、ここで、あってはならない異変が発生。
ヘッデンが故障です。ライトを点灯させると5分もしないうちに暗くなります。最初は電池が切れているのかと思いましたが、ヘッデンの光源部のライトのチルドを調整すると、また明るく光ります。どうやら接触不良のようです。
しかし、不幸中の幸いで、山間部で真っ暗にならなくて良かった。
ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ

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途中道の駅があったので、ここで30分ほど休憩をとりました。ここから登山口までは残り4.3キロの登りです。
ライトが消え、またヘッデンをガチャガチャ触るとライトが点灯。やがて灯りが薄くなりライトが消え、を幾度となく繰り返しながら登山口に向かいます。
(ライトに気を取られているうちに、尾白の森名水公園を通り過ぎてしまい。1キロほど余分に歩いてしまいました。)
道を歩き返して、ようやく登山口到着です。

まだ夜明け前。明るくなるまでもう少し時間を待ちましょう。

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登山口です。この神社の左側から山に入れます。ヘッデンが不安定な状態だから
ちょっと、この暗さではまだ登れないかな・・・・
早く夜が明けないかな。

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登山開始です。
(これは山頂でわかったことですが、前日、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根で、熊が登山者を襲い52歳の会社員が顔などを攻撃され重傷を負ういう事故があったばかりだったそうです。知らぬが仏でした。)
山梨県ツキノワグマ出没情報

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登り始めは緩やかです。遊歩道をゆっくり登っているような感じで進みます。
おお、だんだん周囲も明るくなってきた。

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笹の平分岐に到着です。ここまで1時間。コースタイムの60%くらいで登ってきました。ちょっとペース早すぎました。ここから山頂まで7時間と標識がでています。ゆっくり登って行きましょう。

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樹林帯をのんびり登ります。道すがらあちこちに信仰の名残が見られます。石仏や石碑がたくさんありますね。いつの時代のものか見てみましたがよくわかりませんでした。

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時計を見ると、高度計は1600mくらいを指しています。
北杜の深い森が広がっていて、高さを感じない風景ですね。
穏やかでなんだか、近くの公園を散歩している感覚です。

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このルートはトレイルランでも有名なコースです。NHKの日本百名山でも紹介されていましたが、あの山本健一さんも、このコースが大好きで練習にきているとか?

もしかして土曜日だし出会えないかな?と期待しましたが、残念ながらお会いすることはできませんでした。(^ ^)

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標高2049mの刀利天狗までは、樹林帯の中をひたすら登ります。
ただ、森の朝の空気がしっとりとしていて、素晴らしくいい気分です。
石仏に一礼して前に進みます。

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光と影の山道をゆっくり踏みしめて登ります。鳥のさえずりが聞こえます。少し日も射してきましたね。

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木々についた苔が鮮やかです。美しい緑に目を奪われました。

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ミヤマアキノキリンソウ かな?

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あまりにもしっかりした森なので、なんだか逆に作り物っぽくて、ディズニーワールドの中を歩いているみたいな変な錯覚を覚えました。
本当素晴らしい森ですね~。
ずっと、日本庭園が続いているようなところもありました。
とても高山とは思えない景色です。

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ここは刃渡りのちょっと手前ですね。

ここが刃渡り。鎖も足場もしっかりしています。

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ここは、テレビで見たことある。慎重に進みましょう。
ただし、高度感はあまりありませんでした。

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そうこうしているうちに、七丈小屋到着。
カレーを食べたいと思っていましたが、小屋番さん不在です。
ドアを開けると、草刈に行っています。の看板がありました。
しばらくここで休憩をとります。
まずは、水代100円を入れて、お水をもらいます。
これこそ、南アルプスの本当の天然水ですね。おいしい~。

その水で、なめこ汁を作りました。(これはお湯に溶かすだけのタイプでしたが)

実はジェルとか、カロリーメイトとかたくさん持ってきたんですが、ちょっと食べる気がしなくて、なめこ汁にしたんですが、これが超激ウマで感激です。
汗をかいた分の塩分を取り戻せましたね。ちなみに小屋番さんはけっきょく戻ってきませんでした。(奥のもう一つの小屋でトイレ掃除などをされてたみたいです。)

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おお、甲斐駒タオルだ!Tシャツだったら買ったんだけどな~。
ビールも売ってるな?冷えてないビールだといやだな~。

など勝手な感想を呟きながら散策します。
小屋でたっぷり1時間30分ほど休憩しました。
ザックの重さと暑さにうんざりしてましたが、おいしいお水となめこ汁。ご飯はお赤飯。
締めにコーヒーでようやく元気を取り戻せました。

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七丈小屋から山頂までは約2時間。岩稜帯が続きます。

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花を見ると疲れも吹き飛びます。写真一枚撮らせてね。

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だんだん砂礫上の道になってきました。

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ここが八合目御来迎場。いったん下り登りかえします。
石の鳥居が崩壊してました。地震?

お天気は、ここからものすごく良くなってきました。顔も腕も、相当焼けている感覚です。

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ここから鎖のオンパレードです。

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山頂かっこいい!

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写真で見たことがある剣ですね。

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岩がせめぎ合っています。山頂間近になると風景が一変しました。

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岩と岩の向こうは・・・・ものすごい高度感。
(写真はガスですが・・・)

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さあ、最後のひと登り。

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着いたかな?

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着きました。

本社に一礼します。山頂はかなりの人がいました。

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ガスガスでしたが、一瞬空の雲が切れて青空が顔をのぞかせてくれました。
ヤッホー!(と心の中でひとり呟きます。)

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雲が湧きあがり、ガスガスの風景でしたが、風が流れる瞬間、素晴らしい風景を楽しむことができました。

長い登りでしたが、甲斐駒ヶ岳は本当に素敵な山でした。
黒戸尾根は日本三大急登ばかりが喧伝されますが、途中の北杜の森の素晴らしさをもっと広めるべきでしょう。
深い深い森の奥に進みながら、頂きを目指す。そのうちに風景と自分が一体になれるような感慨をもたらしてくれる、甲斐駒ヶ岳は、そんなロマンチックな山でした。

ありがとう甲斐駒ケ岳。今度は、快晴の日に会いましょう。

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でもって・・・その日は下山して八王子までもどりビジネスホテルにチェックイン。
近くのビアホールで、一人祝勝会と反省会をしました。
下山後の最初の一杯のビールのおいしいこと!くーっ(*゚▽゚)ノ
徹夜登山、真夜中の真っ暗なロードの緊張感。往復のロードを含めると30キロの行程。加えて黒戸尾根の効果と甲斐駒の風景の感動。これらがミックスされて、その晩は気持ちの良い深い眠りに落ちていったのでした。(^ ^)

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2016年7月23日 猫魔ケ岳に登ってきました

更新が遅くなりましたが、先週の土曜日(7月23日)に猫魔ケ岳に登ってきました。
ご同行頂いたのは、Tさんです。
Tさんは、山の先輩で、これまでも磐梯山、志賀高原、会津駒ヶ岳とご同行させていただいています。
そのTさん所属の山の会の合宿があり、ありがたいことに、会員でもない僕にもお声掛けを頂きました。
Tさんより、合宿は午後からだから午前中にどこか近い山に登ろうと提案があり、集合前に猫魔ケ岳に行くことになりました。

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登り始めてすぐに、小学生200名の団体さんに追いつきました。埼玉の小学校の団体さんですが、そのチームのガイドを務められていたのが、NHKのにっぽん百名山で磐梯山をご紹介されていたガイドの江花さんです。
江花さんは、福島県では有名なガイドさんで、これまでも数回、お見掛けしたことがあります。今回江花さんにお断りの上、お写真を撮らせて頂きました。
8月1日に、NHKBSプレミアムで、磐梯山紹介するから見てね!とお言葉頂きました。

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猫魔ケ岳。最初は森の間を縫うように進んでいきますが、標高上がると、雲海が見えてきました。
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30分ほど進むと、見晴らしの良い尾根に出ます。
振り返ると磐梯山と大雲海。
おおー、素晴らしい。
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会津方面を眺めます。
すっかり雲に包まれてますね。今日の空は素晴らしい!
猫魔ケ岳に来て大正解ですね。
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猫魔ケ岳は、登山口から山頂まで高低差200メートルちょっとと、登山としては物足りないですが、ここのトレッキングルートは素晴らしいルートです。
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猫魔ケ岳山頂から、およそ15分で猫岩到着です。
雄国沼の先には、喜多方の山々が見えます。
ここでしばらく休憩を取りました。
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ほれぼれする景色。
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その後下山。
道の駅磐梯に寄ります。
ここの名物は、ソバソフト。
これが美味しいんですよ!おすすめです。
ソフトは3種類あって、ソバ、ソバとバニラとミックスの3種類あります。
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待ち合わせまで1時間あるので、五色沼探訪です。
遊歩道を檜原湖方面に向かって進みます。
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鯉がでかい・・・・
ハート模様のある鯉は、今日は見つけられませんでした。
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待ち合わせ時間が近づいたので、引き返します。

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合宿は、昨年に引き続き会員の方所有の別荘をお借りしました。
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山に登る予定はないですが、全員ザックで集合です。
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さっそくBBQスタート。
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とにかく、ビールを飲んで・・・・
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片っ端からお肉を焼いて・・・・

ひたすら食べる。

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差し入れに頂いたもぎたての桃を食べ。
カラオケを歌い、合宿の夜は更けていきました。

夜が楽しかったのですが、写真を検証した結果、お出しできる写真が一枚もないので、残念ですがこれ以降の記事は割愛とさせていただきます。(意味深)

会津S会の皆様。
合宿にお誘いいただき、大変ありがとうございました。
ヽ(´▽`)/

2016年6月4日 西大巓と西吾妻山に登ってきました。

このブログのタイトルは「としの福島トレッキング」ですが、まだまだ福島の山でも、登っていない山もたくさんあります。
福島にいくつ山があるか正確な数字はわかりませんが、福島県の只見町という一つの町だけで、102もの山の数があり(市町村ではNO1)、まだまだ新しい山との出会いが期待できそうです。
今日登る、西大巓と西吾妻山もそんな初めて登る山のひとつです。西吾妻山は日本百名山ですから、もっと早く登ってもよかったのですが、事前の情報に惑わされてなかなか足が向きませんでした。事前の情報とは、山頂が木々に覆われて景観ゼロ。登りがいがない。また福島県側からは、道がきつく、長く、つらい登山となる。熊が多い。などなど。
事前にヤマレコなどで情報を調べていたのですが、福島県側からの登山情報が少なく、なんとなく後回しにしていた山でした。
しかし、先入観を持っていては、いつまでのその山の本当の姿はわからない。(富士山がそうであったように)実際に登ってみて、どんな山か自分の目で判断しよう。ということで、意を決して(おおげさ?)西吾妻山に向かいました。

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郡山市を出発し、猪苗代、裏磐梯へと車を走らせます。裏磐梯に入ると、グランデコへの標識があり、それに従い車を進めます。(写真は途中の小野川湖)

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グランデコ到着。シーズンオフのスキー場は静かです。自動販売機で、コーラを買いました。広い駐車場には車が数台停まっているだけです。ザックを背負い、靴ひもをきっちり締め、歩き始めます。登山口はすぐに見つかりました。しばらく林道を進みます。
歩き始めてすぐに汗が吹き出します。今日は暑くなりそう。
ちなみに今日登る西吾妻山は、吾妻連峰の最高峰。標高は2035mになります。古くは修験道の山として、江戸時代から登山者(修験者)が登っていた山でした。福島県側からですと、グランデコスキー場からの登山となりますが、ここが有名なのは、冬の木々が雪で固められ、その凍結がモンスターと命名されるほどの圧巻の風景をつくりだし、それを目当てに冬山登山をする人が多いことです。(2012年にモンスターを見に行ったのですが、その時は、強風でゴンドラが運行せず、登れませんでした。)

今日は標高差約1080mを歩きます。

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道端には山の幸。
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取り放題ですね。(この日、林道周辺には春の山菜をとっている人が大勢いました。
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木々が気持ちよく天に伸びています。
ブナの鬱蒼とした厳かな雰囲気も好きですがカラマツの明るい林も好きです。
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林道が長いので、ショートカットしてスキー場を登ってきました。
今日は、ゴンドラが運休なので、登山者が少ないですね。下から歩く人はあまりいないのかな。
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スキー場を登り切って、いよいよ本格的な登山道です。
ここまでが長かったですね。一時間くらい歩いてきました。
ここから最初の目的地、西大巓までは、距離にして2キロ弱といったところ。
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新しい葉に、日差しが跳ね返っています。綺麗だな。
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登山道はオオシラビソ、コメツガの林の中を進みます。急登ですが、登りやすい登山道ですね。
息がきれない程度に一定のペースで登りますが、背中の水が重い。
地図を見ると、西大巓と西吾妻山の稜線の間に水が汲めるところがあるそうですが、本当にあるかどうかわからないので、2リットルは持ってきました。
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稜線を眺めます。柔らかくていい稜線ですね。東北の山の穏やかな山容です。

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汗まみれになりながら、西大巓に到着。福島県側からの登山者はほとんどいませんでしたが、山頂にはすごい人の数です。山形県側からの登山者が圧倒的に多かったですね。
ここで、裏磐梯の風景を眺めます。磐梯山が見え、飯豊山が見え、安達太良山が見えます。磐梯山の向こうには猪苗代湖。そのずっと先には先週登ったばかりの那須連山が見えました。快晴の下、遠くの山々が光り輝いています。
みんな今日もどこかの山に登っているのかな。
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西吾妻の山頂を目指して歩きます。西大巓から西吾妻山までは、約1キロの距離。西大巓からは、手が届く位置に山頂が見えますが、一旦西大巓を下り、登りかえす形になります。楽しい稜線歩きに出発。

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途中、水が湧いている地点がありましたが、ここで水を汲むのはちょっと勇気いるよね。という感じの水場でした。水は持ってきて正解でした。
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山頂への分岐のところにある、無人の西吾妻小屋です。40人ほど泊まれる広さがあるそうです。何人かの登山者の方が小屋前でくつろいでいました。みなさん小屋泊りなのかな?

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西吾妻小屋に別れを告げて、山頂に向かいます。あと200mくらいかな。
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西吾妻山山頂に到着です。多くの登山者がガッカリする
見晴らしのない山頂。とのことですが、十分満足できました。
こんな静かな山頂があってもいいでしょう。
グランデコから2時間20分(+休憩10分)でした。

誰も来ない山頂で写真を撮ったら下山です。
地図を見ると、ここから一切経まで平均コースタイムで5時間40分くらい。
十分縦走可能な距離と時間です。車を使わないアプローチができれば、十分縦走も楽しめそうです。

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快晴に恵まれた西吾妻山に感謝して下山します。この素晴らしい稜線の景色を目に焼き付けて歩いていきましょう。

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もっと早く登りに来るべきでした。西吾妻山。
素晴らしい稜線をありがとう。

2016年5月30日 那須岳(茶臼・朝日)に登ってきました

仕事でお付き合いのある、YUさんとご一緒させていただいて那須岳に登ってきました。
YUさんは、郡山のとある営業所の所長さんで、仕事でお付き合いをさせていただいている方です。以前から山話を良くさせていただいて、以前、和尚山登山を企画したこともありました。(その時は大雨で、途中撤退となってしまいましたが)
一か月程前に、飲食を共にする機会があり、その時に山の話で盛り上がりました。話の中で、YUさんが、「登山好きなんですけど県内の山限定で登ってて、まだ那須岳も行っていないんですよね」という一言から、今回の登山につながりました。

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朝5時にYUさんに迎えに来ていただき、那須岳に向かいます。
登山口の駐車場に到着したのが、6時30分。ここで身支度を整えて出発します。今日の最高気温は27度だそうですが、まだまだ肌寒い朝です。半袖で来たけどちょっと冷えますね。^^;
駐車場の埋まり具合は50%程度です。ただ、今日は快晴の予報ですからこれからどんどん車で埋まると思います。早めに登山口に到着したのは正解でした。
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登り始めは穏やかな樹林帯ですが、10分も抜けると荒涼とした岩の登山道に変わります。荒々しい、朝日岳が見えてきました。
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まず、最初に向かう茶臼岳も見えてきました。
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峰の小屋到着です。写真がYUさん。
いつもスーツ姿しか見てませんが、登山になると雰囲気が全然違ってきますね。
いつもニコニコしていて、穏やかなYUさんですが、登山の時はスポーツマンの顔です。
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茶臼岳を仰いで写真撮影。
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としさん、本当にすごい風景ですね!(YUさん)

喜んでもらえて嬉しいです。^ ^

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山頂到着。ザックを下して写真撮影をするYUさん。
今日は、快晴で、山頂のビューが素晴らしい。
西に目を向けれた荒海、帝釈、遠くに会津駒、北には小野岳も見えました。
その後山頂で、朝食をとります。メニューは
・おにぎり
・ラーメン
・ウィンナー
と結構豪華メニュー。
食事の後は、朝日岳を目指します。
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茶臼岳から途中の噴煙。牛ケ首の無限地獄から吹き出す轟然たる噴煙。
迫力がありました。
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YUさん、颯爽と下山します。
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険しい岩稜帯を楽しんで歩き、
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朝日岳到着です。
山頂には10名くらいの登山者がくつろいでいました。
山頂の少し下のくぼみで昼寝をしていた方がいましたが、気持ちよさそうでした。
茶臼が景色が鮮やかですね。茶臼から、朝日にかかるこの稜線は楽しいです。
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YUさん、今日は大変ありがとうございました。運転もして頂いて大変ありがとうございました。
また、どこか山の風景を見に行きましょう。ヽ(´▽`)/

としの福島トレッキングへようこそ

2017年7月1日から、ホームページが次のアドレスに移行します

新 としの福島トレッキング 

https://toshinofukutore.com/

現在、今までのブログの移行作業と作りこみをしており、まだ仕掛かり中ではありますが、7月1日から、新ブログをよろしくお願いいたします。
※これまで通り不定期更新で、のんびり、ゆるふわのブログを書いていこうと思っています。

2017年のトレッキングの記録


●安積山に登ってきました(磐梯熱海登山口)NEW!
●五色沼でトレッキング(五色沼自然探勝路)NEW!
●大戸岳に登ってきました(闇川登山口)
●安達太良山に登ってきました(奥岳登山口)
●那須岳に登ってきました(峠の茶屋登山口)
●鎌倉岳に登ってきました(萩平登山口)
●東堂山に登ってきました(小野町)
蓬田岳に登ってきました(ジュピアランド登山口)

●高柴山に登ってきました(浮金登山口)

2016年のトレッキング記録

●丹沢(塔ノ岳)に登ってきました(大倉登山口)
●筑波山に登ってきました(御幸ケ原コース)
●蓬田岳に登ってきました(ジュピアランド登山口)
●高尾山に登ってきました(ケーブルカー経由一号路)
●安達太良山に登ってきました(沼尻登山口)
●天園ハイキングコース(鎌倉アルプスを歩いてきました。)
●磐梯山、猫魔ケ岳、雄国沼に登ってきました(猪苗代スキー場登山口)
●磐梯山に登ってきました(翁島登山口)
●東吾妻山に登ってきました(浄土平登山口)
●甲斐駒ヶ岳に登ってきました(竹宇駒ヶ岳神社登山口)
●猫魔ケ岳に登ってきました(八方台登山口)
●北岳・間ノ岳に登ってきました(広河原登山口)後編
●北岳・間ノ岳に登ってきました(広河原登山口)前編
●男体山(日光)に登ってきました(日光二荒山神社登山口)
●雄国沼と雄国山に登ってきました(雄子沢登山口)
●西大巓と西吾妻山に登ってきました(グランデコ西大巓登山口)
●那須岳(茶臼岳・朝日岳)に登ってきました(峠の茶屋登山口)
●高柴山に登ってきました(浮金登山口)
●高柴山に登ってきました(浮金登山口)
●要害山に登ってきました(瀧神社登山口)
●蒲生岳に登ってきました(久保登山口)
●磐梯山に登ってきました(猪苗代スキー場登山口)
●移ケ岳に登ってきました(移ケ岳登山口)
●片曽根山に登ってきました(福祉センター登山口)
●日山に登ってきました(茂原口登山口)
●大滝根山に登ってきました(仙台平登山口)
●鎌倉岳に登ってきました(鰍登山口)
●那須岳(茶臼岳)に登ってきました(大丸登山口)
●蓬田岳に登ってきました(ジュピアランドひらた登山口)

2015年のトレッキング記録

●筑波山に登ってきました(筑波山神社登山口)
●磐梯山・猫魔ケ岳・雄国沼縦走しました(翁島登山口)
●稲荷山に登ってきました(後篇)
●稲荷山に登ってきました(前篇)
●土津神社と五色沼トレッキング
●燧ケ岳に登ってきました(御池登山口)
●大境山に登ってきました(大境山登山口)
●那須岳(茶臼岳・朝日岳・三本槍岳)に登ってきました(峠の茶屋登山口)
●富士山に登ってきました(富士宮口登山口)後篇
●富士山に登ってきました(吉田口登山口)前篇
●蔵王に登ってきました(エコーライン)
●谷川岳に登ってきました(西黒尾根登山口)
●厩岳山・猫魔ケ岳・磐梯山を縦走しました(厩嶽山登山口)
●安達太良山・和尚山を縦走しました(奥岳登山口)
●安達太良山に登ってきました(奥岳登山口)
●猪苗代湖湖南町をトレッキング
●磐梯山に登ってきました(翁島登山口)
●川桁の観音寺川をトレッキング
●宇津峰山に登ってきました(馬場平登山口)
●那須岳(茶臼岳)に登ってきました(峠の茶屋登山口)
●蓬田岳に登ってきました(ジュピアランドひらた登山口)
●蓬田岳に登ってきました(ジュピアランドひらた登山口)
●霊山に登ってきました(霊山こどもの村登山口)

2014年のトレッキング記録

●塔のへつりをトレッキング
●厩岳山、猫魔ケ岳、磐梯山を縦走しました(厩岳山登山口)
●猪苗代湖の夕暮れ
●裏磐梯五色沼をトレッキング
●安達太良山に登ってきました(奥岳登山口)
●飯豊山・大日岳に登ってきました(弥平四朗登山口)
●那須岳(朝日岳・三本槍岳・茶臼岳)に登ってきました(峰の茶屋登山口)
●磐梯山に登ってきました(猪苗代スキー場登山口)
●月山に登ってきました(姥沢登山口)
●会津駒ヶ岳に登ってきました(滝沢登山口)
●高旗山に登ってきました(高旗山登山口)
●和尚山に登ってきました(母成登山口)
●磐梯山に登ってきました(翁島登山口)
●磐梯山に登ってきました(裏磐梯登山口)
●那須岳に登ってきました(峠の茶屋登山口)
●宇津峰山に登ってきました(馬場平登山口)
●蓬田岳に登ってきました(ジュピアランドひらた登山口)
●安積山に登ってきました(滝登山口)
●一盃山に登ってきました(一盃山登山口)

2013年のトレッキング記録

●川桁山に登ってきました(観音寺登山口)
●安達太良山に登ってきました(奥岳登山口)
●磐梯山に登ってきました(翁島登山口)
●磐梯山に登ってきました(八方台登山口)
●中津川渓谷トレッキング
●安達太良山に登ってきました(奥岳登山口)
●雄国沼トレッキング
●飯豊山に登ってきました(川入登山口)
●磐梯山に登ってきました(猪苗代登山口)
●高尾山に登ってきました(1号路)
●安積山・大将旗山に登ってきました(磐梯熱海登山口)
●安達太良山に登ってきました(奥岳登山口)
●安達太良山に登ってきました(表登山口)
●磐梯山に登ってきました(翁島登山口)
●宇津峰山に登ってきました(馬場平登山口)
●夢想山に登ってきました(石筵登山口)
●雄国沼トレッキング
●蓬田岳に登ってきました(ジュピアランドひらた)
●安積山に登ってきました(滝登山口)
●霊山に登ってきました(霊山こどもの村登山口)

2012年のトレッキング記録

●安積山に登ってきました(滝登山口)
●安積山に登ってきました(滝登山口)
●安積山に登ってきました(滝登山口)
●銚子ケ滝でトレッキング
●磐梯山に登ってきました(八方台登山口)
●志賀高原トレッキング
●飯豊山に登ってきました(川入登山口)
●磐梯山に登ってきました(翁島登山口)
●燧ケ岳に登ってきました(御池登山口)
●那須岳に登ってきました(峠の茶屋登山口)
●達沢不動の滝でトレッキング
●磐梯山に登ってきました(猪苗代スキー場登山口)
●飯豊山に登ってきました(川入登山口)
●猪苗代でバーベキュー
●安達太良山に登ってきました(奥岳登山口)
●磐梯山に登ってきました(渋谷登山口)
●磐梯山に登ってきました(川上登山口)
●磐梯山に登ってきました(翁島登山口)
●磐梯山に登ってきました(八方台登山口)
●磐梯山に登ってきました(裏磐梯登山口)

2016年5月21日 高柴山に登ってきました。

先週に続き、高柴山に行ってきました。
今日は、満開のヤマツツジに出会うことができました。
明日、2016年5月22日は高柴山の山開きですが、どう考えても山開きは観光客で、混雑しそうです。
ここは、駐車場こそ広いものの、そこに至る道路は、一部狭いところがあり、車2台がすれ違えないところもあります。
今日は混雑を避けて、夜明けに合わせて登山しました。

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駐車場から20分で山頂へ。
山頂で、御来光を迎えます。
太陽の光で、ヤマツツジが真っ赤に染まりました。
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その後しばらく山頂を散策しました。
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満開のヤマツツジ、ほんとに綺麗でした。
次の花旅は、雄国沼のニッコウキスゲかな?( ̄▽ ̄)

2016年5月14日 高柴山に登ってきました。

今日は高柴山に登ります。
高柴山は、福島県小野町に位置する標高884メートルの山です。小さな山ではありますが、この山は山頂付近に咲き乱れるヤマツツジで有名です。
その大群落は、2万本ともいわれており、満開の時期になると、山一面がツツジの赤に包まれるといいます。雄国沼のニッコウキスゲ、飯豊山のヒメサユリと、ここ福島の花の名所はたくさんありますが、今回登る高柴山もその花の名所のひとつです。
満開のヤマツツジに会えるといいな。

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この高柴山まで、自宅から車でたった30分で登山口に到着しました。登山口は、浮金登山口です。登山口としてはここの他に,門沢登山口、牧野登山口がありますが、一番メジャーな登山口ということで浮金に来ました。駐車場は広い。50台は停められるんじゃないかな。この駐車場の手前にもわずかながら小さな駐車場がありました。よほど混まなければ駐車は問題ないでしょう。簡易トイレもありました。
時間は5:20分。あまりにも早い時間ですが、この高柴山はヤマツツジの開花時期は、半端なく登山者がくるという情報があり、できるだけ混まない時間に来たいということで、早朝にやってきました。

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登山道は整備されていて気持ち良いトレッキングが楽しめます。カッコウの鳴き声に、小鳥のさえずりがまじり、爽やかな気分になりました。登りも緩やかです。
新緑は気持ちがいいですね。落葉高木の葉っぱが鮮やかなグリーンで迎えてくれています。ここは秋にきても紅葉が楽しめるぞ。ヽ(´▽`)/
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登り始めてすぐに、視界が開けます。この写真の下に隠れていますが、ベンチがあります。東北の、のどかで柔らかい風景がひろがります。光の差し込む林。いい登山道です。高柴山。
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物見石という岩。真っ二つに石が割れています。
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山頂手前には、こんな看板が掲げられていました。なるほど、放牧の結果、馬が食べなかったヤマツツジだけが山頂で勢力を拡大したわけですね。
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山頂到着。山頂は広く、ゆるやかな丸い丘のような山頂でした。
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3部、4部咲きって感じですが、日当たりのよさそうなところは、花開いているところもありました。鮮やかな濃い朱色ですね。
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鮮やかの一言。
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満開を楽しむには1週間早かった~。
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満開になると、上の山が、こんな風に変わります。(下のリンクをクリックしてみてください。)
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展望台に来ました。ふと見上げると一人の山ガールが、見晴らし台から広がる景色に向かって両手を大空に上げて、全身で山の息吹を受け止めていました。
邪魔するといけないのでポージングが終わるまで展望台下で待機していました。
やがて・・・両手を下げて、山ガールがこちらを振り返った途端、こちらを振り返ってびっくり。人がいるとは思わなかったんでしょうね。
「おはようございます!」と挨拶したら「おはようございます」と挨拶を返して、そのまま走り去ってしまいました。
なんか申し訳ないことしたなあ・・・・
すみません。
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展望台に登ります。
台座を眺めて、山々を目視します。この春登ってきた阿武隈山系の山々が目の前に広がります。まだいくつか登っていない山もありますね。今年はいくつ行けるかな?
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山頂をぶらりと周り、花の写真を撮らせて頂きます。
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もっと早く来たかったな。ありがとう高柴山。

(ちなみに、混雑を心配しましたが、浮金登山口に下山してみたところ停まっている車は自分の車しかありませんでした。心配しすぎでしたね。)

2016年4月30日 要害山に登ってきました

会津蒲生岳を下りて次に向かったのは只見駅です。蒲生岳を登ってきましたが、往復二時間と短時間で登山が終わってしまったので、少々物足りない感じ。この近くに登れる山はないかな?と探したところ、ありましたありました。それが只見駅のすぐ後ろにそびえるこの要害山です。
只見町観光まちづくり協会公式WEBサイトによると、このように記載されています。
要害山 標高⇒705m 往復の参考タイム⇒往復3時間。うんいい感じで登れそう。

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只見駅前に車を停めます。
駐車場は、いたるところにあります。近くの役場の駐車場も、広大ですね。
緊急車両の邪魔にさえならなければ、駐車場は問題ありませんね。
車を降りて只見駅の踏切を渡ります。正面に神社がありますが、ここが登山口になります。この神社は三石神社という名前の神社です。なぜ三石かというと三つの石があって、この石の穴にこよりを通して結ぶと縁が結ばれる。という言い伝えから来ているとか・・・・
(訂正・・・後程確認したところ、この神社は三石神社ではなく、瀧神社が正しいことがわかりました。)

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神社の向かって右手に登山口があります。登り始めてすぐ砂防ダムを横断します。先ほど登った蒲生岳は気温3度くらい。風もあって寒かったですが、今は13度くらいありそう。暑い位です。
この要害山、結論から言えば登り始めからずっと直登が続きます。駅から見たときは標高も低いし楽勝かな?と思いましたが、なかなかどうして手ごわいですね。要害山。蒲生岳と違って、岩山ではありませんが、足元が土の分、歩きにくいかな?

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延々続く直登を無心に登ります。とにかく一歩一歩登る。上を見ると疲れが倍増しますから、足元を見て登る。直登で心折れない技のひとつです。(^-^;
途中、細い尾根のところが平坦になっていて、ここから只見の駅前を見下ろします。
おー、気分いいですね。この景色。下を走る何かの宣伝カーのスピーカーから流れる音がしっかり聞こえます。

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それでも、見上げると直登が続きます。でも、空が開けた!もうすぐ頂上です。

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頂上到着!たっぷりと雪を残した会津朝日岳が見えました。

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反対側には、浅草岳です。こちらも雪をたっぷりと残しています。
会津朝日岳も、浅草岳もカッコいい山ですね。
会津朝日岳は、山開きが6月12日。
浅草岳は、山開きが6月中旬。
どちらも登ってみたい山です。

この、要害山。そういう意味では山頂から、朝日岳と浅草岳両方を眺められる素晴らしい眺望の山でした。只見駅からも直ぐですし、蒲生岳とセットで登るのも有りかもしれませんね。
ちなみに、この要害山は、山頂にテレビ局のアンテナの建物?が3つあって、そこだけが景観としては今一つであったかと・・・・残念!それでも・・・

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登山道の脇には
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さまざまなお花が咲き誇っていました。
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下山はお花を楽しみながら下りてきました。
お花を楽しめる素敵な山でしたよ。

2016年4月30日 蒲生岳に登ってきました

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2016年のゴールデンウィークに向かうのは南会津、只見です。今日は只見の名山
”蒲生岳”に登ります。
蒲生岳は、標高828m。決して高い山ではありません。しかし、この蒲生岳は、以前から気になる山のひとつでありました。
というのも、まず山容が見た目に険しく、特異な荒々しい形であること。また、実際に岩場が多く緊張感を持って登る山であること。いろいろな方の登山記を読んでも、一様に上記のコメントが並べられ、蒲生岳という名前には、ひそかに冒険心をくすぐる要素と憧れがあったのです。

このゴールデンウィーク、当初は、日光の男体山も検討のひとつに入れていたのですが、この時期の日光は、いろは坂を中心に、信じられないくらい混雑するという話を聞き、ならば今まで気になって登れなかった蒲生岳に登る機会かな?というのもありました。

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郡山から会津若松を抜け、柳津、金山、三島を通り、ようやく只見に到着しました。
時間は3時間40分くらいかかりました。福島県は広さを実感します。
写真は、蒲生岳の登山駐車場からみた蒲生岳です。この駐車場には30台くらい車を停めるスペースがあります。
今日は、他に一台だけ車が停まっていました。車にはご夫婦がいらっしゃいました。
「蒲生岳登山ですか?」と尋ねたところ
「いえ、カタクリを見に来たんです」とのお返事。そうかカタクリも有名なんですね。

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今は、電車の走っていない只見線会津蒲生駅の踏切を越え、蒲生岳かたくり公園に入っていきます。ここに登山口があります。
残念ながら少し時期がずれたらしく、カタクリはわずかにみられるだけでした。
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登り始めは山椿が咲いていました。

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足元には、落ちた山椿。山椿ロードですね。
この蒲生岳、歩き始めはやや穏やかな道筋です。
地図を確認すると、標高570メートルから670メートルの間と、山頂の少し手前が険しい岩場の様です。どんな岩場なのかな?あれ?少し緊張してる?自分。

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標高570メートル地点、登山道の左側に何かいます。うん?と目を凝らすとカモシカがこちらをじっとこちらを見つめていました。近寄るでもなく、逃げるでもなくずっと、こちらを眺めています。写真だけ何枚か撮らせてもらって、頂上を目指します。

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岩場地点に到着です。案外思ったよりきつい感じはしませんでした。高度感もそれほどありません。ただ、この岩の斜面は、たとえて言うなら、岩の滑り台を下から上に登っていく感じです。昨夜の雨で岩場が濡れているので、転ばないように慎重に登ります。大きな危険はないですが、転んだら、結構滑り落ちそう。意外にリスクは、小さなリスクに潜んでケースが多いです。
足場はあるので、ゆっくり、しっかり登りましょう。この長い岩の斜面は、登りより下りの方が心配。

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松の木が2本絡み合っている夫婦松を越えます。

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振り返ると只見川。穏やかな景色ですね。川がゆっくり流れてます。
のんびりした風景ですね。只見。
穏やかな只見川をのんびり見て過ごすのも悪くないな。
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山頂まで残り300m地点まで来ました。ここで道が二股に分かれます。標識を見ると、左は険しい道。右の鼻毛通しは穏やかなルートのようです。
いつもの自分なら、安全ルートに向かいますが、今日は、スリルと冒険の蒲生岳。ここは迷わず左のルートでしょう。ヽ(´▽`)/
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いきなり岩の斜面のトラバースがあります。
下には灌木があり、鎖もあるので怖い感じはあまりしませんが、とにかく、3点支持を徹底して進みます。
鎖場をいくつか登りました。これは確かに雨の日には厳しい斜面だな。
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家族松。なんだかおそまつさんを連想。
ちょっと癒されます。
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頂上直下。会津朝日岳は雪をかぶってますね。
斜面がえぐれてる山が多いです。雪深い山の特徴ですね。
長い年月を越えて、雪が土をそぎ落とし、険しい岩稜の山が作られていきます。
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山頂到着しました。
ほぼ一時間でした。
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山頂にあるプレートと目の前の山の景色を対比します。
正面には会津朝日岳。カッコいいですね。
この会津朝日岳の険しさは半端なく、実際に多くの事故を起こしています。
怖いけど行ってみたい山の一つです。
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高さはそれほどではありませんが、達成感は大きい。
蒲生岳は体力的には、厳しくありませんが、テクニカルな山でした。
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山の神様に拝礼
下りは、鼻毛通しを通りました。
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途中にある風穴。30メートルより下に続いている穴だそうです。
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これが鼻毛通し。岩と岩を挟んでぽっかりと穴が開いています。
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山のあちらこちらで、いわかがみが咲き誇っていました。
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下山すると、元気のなかったカタクリが数輪きれいに咲いていました。
ラッキーでした。
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会津蒲生岳、まさに岩山ですね。登りと下りの時間が全く同じ。往復2時間の山歩きでした。

ところでわざわざ遠征してきた只見です。今日は、もう一座登ります。

2016年4月9日  磐梯山に登ってきました。

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今年の冬は例年になく雪が降りませんでした。
3月に那須岳に登った時も、平年に比べて半分くらいしか雪がなく、つくづく雪の少なさを感じました。
今日登る磐梯山も、通年ですと、ゴールデンウィークに突入する5月頭でも、山頂近くには相当の雪が残っています。まして4月であれば相当の残雪があり、登山としては冬山登山のカテゴリーに入るでしょう。
しかし、今年の磐梯山は、遠くから見ても明らかに雪が少なく、雪解けが相当早いペースで進んでいるようです。
この状態なら、リスクもほとんどなさそう。今日は陽気につつまれた磐梯山を楽めそうですね。
写真は、猪苗代スキー場です。ご覧のとおりスキー場の雪もほとんど消えています。
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今日の気温は17度。春とはいえ、初夏の陽気です。スキー場の最上部まで汗をかきながら登ります。
スキー場の最上部まで登ると、ここには雪がまだまだありました。
磐梯山一合目の天の庭は、雪の下に埋もれていて、木々も半分雪の下に隠れています。
若干道が不明瞭でしたが、ふみ跡を頼りに赤埴山方面をトラバースします。

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赤埴山は、一部斜面が雪で覆われていました。
ときたま雪を踏み抜きながら斜面を進みます。
ここまで特に、危険な場所はありません。
ただし、軽快に歩くためには、軽アイゼンはあったほうがいいでしょう。
今日は6枚爪のアイゼンを持ってきましたが、しっかりグリップしてくれて、歩行を快適にしてくれました。
赤埴山を抜けると、磐梯山が全容を見せてくれました。
昨日雨だったせいか、登山者の踏み跡が消えています。進む方向が不明瞭ですが、磐梯山は何度も来ているので、方向はわかっています。
歩きやすいところを歩きながら、磐梯山と櫛ケ峰の鞍部を目指して進みます。
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地図とコンパスで進む
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鞍部登り口に到着。
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鞍部にでました。今日の櫛ケ峰は荒々しく見えます。
斜面がどんどん崩れていて、登山道(破線ですが)が浸食されています。
そのうち、登れなくなったりして。
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さあ、磐梯山に向かって歩こう。
ここから弘法清水までは、雪があちこち残っていました。
半端に雪が残り、腐っているので、足が沈んで歩きづらいです。
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雪の上に、あきらかに人のものではない踏み跡がずっと続いていました。
掌と同じくらいの大きさだけど、冬眠明けの熊の踏み跡かな?
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弘法清水から山頂までは、腰までの雪。
注意して歩くものの、時折足が股下まで踏み抜いてしまいます。
アイゼンが効いて、登りはしっかり登れますが、足が沈むと抜くのに一苦労です。
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写真ではわかりませんが、この雪の向こうは100mほど切れ落ちた崖です。
転ぶなよ~ 転ぶなよ~ と言い聞かせながら慎重に歩きましたが、そのとたんに左足が雪を踏み抜き、転んでしまいました。
(ダチョウ倶楽部のギャグのようで、自分に失笑)
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山頂は雪はなし。
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猪苗代湖を眺めます。
今日は春霞で、周囲の全景も朧でした。
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遠くに飯豊山がうっすらと見えました。(今年はテント担いでのんびり縦走したいなあ)
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下山、スキー場の斜面の至る所に芽吹いているふきのとうを眺めながら下りてきました。

※余談
お天気が素晴らしく、日焼け止めを顔に塗ろうと思い、ザックから日焼け止めを 取り出したところ、その日焼け止めには「ムヒ」と書いてありました。
日焼け止めと、虫よけを間違えた・・・・・・   

ということで、日焼けで顔を真っ赤に焼いてしまった磐梯山登山となりました。

2016年4月3日 移ケ岳に登ってきました。

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朝一で、田村市船引町の片曽根山に登った足で、そのまま移ケ岳に向かいます。
船引の街中にそびえる片曽根山からは、車の移動で約10キロ。
標高は994メートルと低山ながらなかなかの高さ。
田村市のホームページを見ると、3.11の地震以降、移ケ岳の山頂付近が崩落しているとのことで、崩落個所への立ち入りを禁止とのこと。
危ないところには近づかないように気を付けて登りましょう。
車のナビを移ケ岳にセットしましたが、途中で大きな登山口の看板がでてくるので、看板に従って進みます。

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駐車場も広く、きれいなトイレも完備されています。
登山口のトイレ。しかもそれが清潔なのは本当に助かりますね。

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登山の案内板を見ると、3つのルートがあります。
今回は、往復1時間のAルートを選択。
さて・・・どんな山でしょうね。
気になるのは、お天気。
朝一に登った片曽根山を下りてから雲がどんどん厚くなっているよう。
今日は降水確率も30%。
どうか雨が降りませんように。
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登り始めはアスファルトのロード。道はまあまあ広いです。
落ち葉が道路を覆って、少し滑ります。
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登ってすぐに、神社がありました。神社の手前で2礼2拍1礼をして通り過ぎました。
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だんだん、道が荒れてきます。
アスファルトから土のロードに変わります。
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岩や倒木も多くなってきました。
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20分ほど歩くと、移ケ岳山頂まで350mの標識にぶつかります。
足元は笹だらけ。
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笹の原をガサガサ音を立てながら進みます。
この笹原はすぐに終わり、山頂手前の急登を登ります。
危険な場所もなく、ロープもあるので、登りは楽かと・・・
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山頂到着。
わかりづらいですが、岩の先は崖です。
ロープがあるので、決してロープの先にいかないようにしましょうね。
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山頂は360度の景色が素晴らしいといわれていましたが、本当に景色の素晴らしい山頂です。
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さっきまでいた、片曽根山が見えました。

2016年4月3日 片曽根山に登ってきました。

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今日は、買ったばかりの靴を履いて片曽根山に向かいます。
片曽根山はこちら
片曽根山は、福島県田村市(旧船引町)にあります。
福島県三春町出身の登山家である田部井淳子さんが選定したうつくしま百名山
にも選ばれている山のひとつ。
仕事で、田村市に来た時に、町から片曽根山の山頂が見えて、一度機会があったら
来てみたかった山のひとつでした。
まあ、標高も718.6mとそれほどの高さでもありません。
往復一時間くらい戻ってこれそう。

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最近、田村市の山に多く登っているのは、家から近いということもありますが、
低山は夏になると、虫がでて、蛇が出て、草がぼうぼうと茂り、何より暑い
と4重苦になるので、涼しい季節の間に登ってしまおうという魂胆です。
登り始めは、田村市の福祉センターからスタート。
ここはお風呂もあって、200円(か300円)で入浴ができます。
時間も早いので、お風呂こそ入りませんが、車を置かせてもらって登山スタートです。

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登り始めは緩やかな直登。
ほかに登っている人は、一人もいません
ちょっと心細い一本道の登山道ですが、この山、車道も通っていて
山頂は公園になっています。
おそらく山頂には、何台か車が停まっているんじゃないでしょうか?
ということで、大げさなザックは持っていきづらいので、ポーチに
飲み物だけ入れて歩きました。

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途中、車道に出る個所が一か所だけありますが、ここを渡るとまた登りが始まります。
杉木立の中を進みます。
曇り空で日差しはなかったものの、午前中ということもあって、明るい杉林の中を進みます。

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杉、杉、杉

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またまた杉、杉、杉、この季節花粉症の人にはこの山を登るのは難しいかもしれません。

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来た!山頂

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明るい色の水仙!春を感じますね。いつの間にか春の真ん中に自分がいました。

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この山は、パラグライダーのエリアなんですね。
誰か飛んでないなか?

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山頂からの景色は満点!
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田村富士
片曽根山の名前の由来は、坂上田村麻呂が鞍掛け山から放った鏑矢が、
この山の片方の曽根をかすめたことが由来だそうです。
広々とした素晴らしい山頂です。
ちょっと油断がならないのは、マムシ注意の看板が、あちこちに立っていること。
この早春の季節は問題ないですけど、初夏から秋にかけては、腰を掛ける前に
あたりをよく見渡してから腰を掛けましょう。

登っている途中はずっと林の中にいるので景色は楽しめませんが、その分山頂にでて、この開けた景色を見ると、喜び倍増の片曽根山でした。
パラグライダーが飛ぶのを見られたら、もっと楽しい登山を楽しめそう。

ということで今日は、もう一山向かいます。次は移ケ岳へ。

2016年3月27日 日山に登ってきました。

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3月最後の日曜日に訪れたのは、日山です。
標高1057メートル。
阿武隈山地では、先週登った大滝根山についで標高の高い山になります。
この日山は、2000年までは富士山が見える北限の山という評判の山でした、
(今は、その地位を羽山に譲り渡しています。)

この日山、いくつか登山口はありますが、今日は茂原口キャンプ場から登ります。
往復7.8キロのコース。
どんな山なのかワクワクです。

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郡山から車で40分。距離にして27キロの茂原口キャンプ場には、車が30台くらい停められる大きな駐車場があります。その道路を挟んですぐ登山口があります。
登り始めは、この鳥居の階段からスタート。
今日は気温が6度。やや涼しいながら柔らかな春の日差しが差し込んでいます。
逆にこれくらいの陽気の方が汗をかかなくていいかも?
現在地の標高が676メートル。山頂が1057メートルですから、標高差381メートル。
穏やかな登りが楽しめそうですね。
今日はトレーニングも兼ねているので、不要物(テントや、たっぷりの水など)も65リットルのザックに詰めて歩きます。
時計は10:00です。スタート。

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登り始めの階段が、一番の急登でした。
ううう・・・ザックが重い。歩き始めていきなりゼーハーモード。

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スタートして500メートルで、休憩所があらわれます。が、ここはスルーで登ります。

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コンパスで見ると、ほぼ東に日山の山頂が見えました。山頂が遠いなあ~。
登りは緩やかであるものの距離は結構あるんですね。

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明るい林の中を進みます。
足元には笹の葉が生い茂っていました。
道は、木の葉が積もっていて柔らかな踏み心地です。
なんだか幼稚園の頃、家の裏山を歩いた頃を思い出しちゃいました。

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ほぼ、平地を歩く間隔で歩けます。登りは登りですが、ほんとうに緩やかです。
走ろうと思えば走れるくらいの傾斜。
ただしザックが重いので、まだ少し息は荒い。
重い荷物は慣れていないと、足が作れないんですよね。
夏の高山の縦走に向けて訓練しなくちゃ。

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林の上に覗く空は、暖かな春の空。

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道の広さはかなり広いです。山頂までもう1キロ。

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メジロかな?鳥のさえずりが心地よく尾根に響きます。

残り500メートル。
ここは広いなあ・・・
マップで見ると、標高960メートルの地点。
山頂までの標高差は100を切りました。

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山頂到着。10時40分。ジャスト40分で山頂到着です。
山頂には、鳥居と神社がありました。
3階建てのの展望台がありました。
展望台から、山頂の全景が見られるのかな?

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方位版には、安達太良、吾妻、磐梯山、大滝根山、鎌倉岳、羽山と
知っている山の方角が記されています。

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方位版で方向を確認し、安達太良山に目を向けます。
峰はまだ真っ白ですね。
山頂は、まだたっぷり雪があるんでしょう。
安達太良も雪がしまっているだろうから、そろそろ行ってみようかな。

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山頂には5分くらい滞在して・・・

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空を楽しんで降りてきました。
下山は30分くらいでした。
短い時間でしたけど、誰にも会わず、春の静かな山歩きを楽しめました。暑くて汗まみれになってしまいましたが、車で帰宅する途中、コンビニで買ったアイスと炭酸水のおいしさと言ったら・・・

余談ですが
お天気も良かったので、普通のスニーカーで登ってしまいました。
低山は登山靴じゃなく、軽いトレランシューズもいいのかも。
新しい登山靴も欲しいな・・・
さて、来週はどこに行こう?(* ̄ー ̄*)

2016年3月21日 大滝根山に登ってきました。

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連休の最終日にやってきたのは、大滝根山です。
この大滝根山は、なんと山頂に防衛省航空自衛隊の分屯基地があります。

くわしくはこちら

航空自衛隊の国産三次元型レーダーと通信機器を装備するレーダーサイトとして、弾道ミサイルや航空機に対して、24時間体制でレーダーによる警戒監視と戦闘機の要撃管制を行う重要拠点。
そんな山に向かうのは、僕が軍事オタク・・・ということではなく、この大滝根山が日本三百名山のひとつであり、阿武隈山系の最高峰であるということ。

また標高も1192.5メートルとあまり高くないため、今の涼しい時期に、これまで登っていない低山を登っておきたいという気持ちがありました。
そんなわけで、郡山市から直線距離で27.9キロメートルの大滝根山にやってきました。
上の写真は、登山口の駐車場「仙台平」です。
駐車場広い!ヽ(´▽`)/

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ここに来るために、最初に車のナビを入れたのですが、駐車場がヒットしない。
ナビでは「せんだいたいら」と入力していましたが、正しくは「せんだいひら」
なんですね。
しかしながら、場所は、東北では有名な「あぶくま鍾乳洞」のすぐ近く。
特に迷うことなく到着できました。
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ここは、仙台平のキャンプ場。
広々として気持ちの良いキャンプ場です。
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それでは、登山スタート。仙台平登山口から山頂までは90分のコースになります。
印刷してきたマップでは、登り始めは東に500mほど緩やかな登り、その後北に向かい、800mほど進み、山をゆるやかに時計回りに巻きます。その後右側の切れた斜面を見ながら、400mほど急登を登ります。このあたりに鎖場があるんでしょうね。そこを過ぎると間もなく山頂です。
さて、地図は頭に入ったけど、実際どんなルートかな?
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登山口には、一旦下ります。
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下りきると道路にでます。ここを左手に100mほど進みます。すぐに大滝根山登山道の標識がありました。この標識の少し手前に車が3~4台停められそうな場所がありましたが、ここに停めた方が近かったな。
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登り始めは、杉木立の中を進みます。東に進むので、ちょうど太陽を正面に見る形となりました。苔がキラキラと朝日に輝いて眩しい。
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杉木立の中を、せせらぎが流れています。
穏やかな春の林を、ゆっくり歩きます。
水の音、春の音。いい気持ちです。

(川のせせらぎ)

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ところどころ、倒木もありましたが道は整備されていて、特に歩きづらいところはありません。今日の気温は10度程でしょうか。少し汗ばむくらいの陽気です。最初はカッパを羽織っていましたが、半袖のシャツ一枚で進みます。
ここを登りきると一旦尾根にでます。

(鳥のさえずりに癒されました。)

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5合目ブナ平到着。
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冬の匂いがしますが、一日一日春に向かってるんですね。
木立の足元から、若い木々が目立ちます。
新しいつぼみも初々しいです。
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雪は、ほとんどありませんでした。
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さあ、いよいよ急登スタート。鎖の先に梯子。
見た目ほど急ではありませんが、落ちないように気を付けます。
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前の鎖場を過ぎると、もうひとつの鎖場です。
こちらも、見た目ほどきつくはありませんが・・・雨が降ったら少しいやな感じですね。
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急登を登りきると、少し広い展望場にでます。ここから眺める景色は広々として気持ちがいい~。o(*^▽^*)o
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山頂への道を進むと突き当りにフェンス。ここを左に折れていくと
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山頂のある神社にでます。
(ただし、本当の山頂は基地の中にあります。三日ほど前に連絡をすれば(正しくは2週間前でした)山頂まで案内してもらえるそうです。連絡しとけばよかったかな?)
ジャスト50分でした。
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山頂は、風が強く、アウターを一枚着込みました。
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あの真ん丸がレーダーです。山頂は景色もなく風も強いので5分ほどで撤退しました。

(山頂動画)

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下山した頃、お日様で林が明るくなり、美しい陰影を眺めることができました。
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写真は、登山口から車で10分で到着したあぶくま鍾乳洞の風景。
阿武隈山系の山は、穏やかな里山系が多いイメージでしたけど、登ってみて感じ方が変わりました。いろいろな山を歩いて、もっと多くの山を知りたいですね。
大滝根山ありがとう。また来ます。

2016年3月18日 鎌倉岳に登ってきました。

2016年3月18日の今日は金曜日です。その金曜日になぜ山に行っているかというと、としの勤務する会社では、有給取得率がカウントされていて、3か月に一日は必ず有給をとらないと行けない仕組みになっています。2月に有給申請していたのですが、申請を申し出たあとで、イベントが続きなかなか有給がとれませんでした。しかしさすがに3月に入ると休める日も限られてきます。(年度末ですからね)少々急ながら、再度有給を申請し金曜日にお休みをとり鎌倉岳に登ってきました。

鎌倉岳→標高967m 交通は、郡山市から国道288号線を太平洋側(浪江町方面)に走らせます。ナビを頼りに田村市常葉町に入ると、鎌倉岳入口の看板がところどころに現れます。看板に従い進んでいき、カブトムシで有名なムシムシランドを越えて3分くらいのところに、
鰍(かじか)登山口があります。今日は、この鰍(かじか)登山口から頂上を目指します。

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駐車場は、広いですね。20台は余裕で停められます。冬季は使えないですが、トイレもあります。車は自分の車1台だけ。貸切です。
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今日は晴れやかで、気持ちの良い朝です。すでに気温は10度とかなり暖かです。
お昼には18度近くまで気温が高くなるとの予報もでています。今日は長袖シャツ一枚で登ります。
時間はジャスト9:00。スタート。

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鎌倉岳への登山口は6コースあるそうですが、鰍コースと荻平コースがメジャーコースになります。

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登り始めはゆっくりスタート。風がないせいか静かです。時折鳥のさえずりが聞こえます。気持ちいい~。
国土地理院のマップを見ると、最初は緩やかな登り。しばらく歩くと左側に斜面を見ながら山を巻きます。最後の500メートルからは一気に登りが200メートルほどの急登がありますね。

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昨年の秋の名残である栗があちこちに落ちていました。
栗をながめつつ、登りを進みます。

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杉林の間を進みます。この時期杉花粉がすごいと言いますが、スギ花粉にアレルギーを持った人にはとんでもない時期の山歩きになるんでしょうね。僕は今のところ、アレルギーらしいアレルギーはありません。でも、いきなり発症するという話をよく聞くので、油断はできませんが・・・

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お天気の良い日は、光と影のコントラストがまた楽しいです。
暗い影と明るく反射する太陽。

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光がまぶしいところには、神様がいるような。ヽ(´▽`)/

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緩やかな登りが終わると、荻平登山口との分岐にぶつかります。
ちょっとした広場になっていて、休憩するにはもってこいの場所です。
ここから急登。地図の通り。覚悟はできてるよーん。

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さあ、登れ登れ。

それにしてもかなり急ですね。ロープをつかまらないと登れないところも結構ある。
登りごたえが楽しいぞ。鎌倉岳!

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山頂到着!安達太良が白い!光ってる!

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三等三角点にタッチ。時計は9時50分でした。

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うわ~高いなここ。(ちょっとビビってます。)

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この鎌倉岳は、神々が宿る山で、神座(かみくら)がなまって鎌倉になったと言われているそうです。(福島の山々から参照)

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方位版を見ながら山の景色との対比を楽しみます。


しばらく山頂を楽しんだら下山します。
時間が早かったので、お昼は家で食べよう。

鎌倉岳、素晴らしい山頂でした。

2016年3月12日 那須岳に登ってきました。

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先週の蓬田岳に続いて、今週は那須岳に来ました。いつもの登山のスケジュールでは、登山口のスタートは遅くても7時前なのですが(早朝登山が大好き)今日は朝もゆっくりのお出掛けモード。しっかり朝ご飯を食べてからの出発で、郡山の自宅を出たのが7時過ぎ。那須岳の登山口(大丸登山口)に到着したのが9時過ぎでした。車を停めて、外に出てみました。やはり寒い〜。気温はマイナス3度。山頂はもっと寒いよね?
登山口でお手洗いを借りて、登山届を記載し、荷物の最終チェックをします。
前日ヤマレコで那須岳の情報を確認してきましたが、それによると登山道の雪は固く締まっているとのこと。今日はアイゼンだけザックに入れて出発です。

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那須岳の登山口まで、800m程坂を登ります。登り始めは体が重い。でも、最初が肝心。ゆっくりゆっくり体を慣らして登ります。
今年は、夏のアルプス縦走を考えているので、荷物はフル装備。(テント・シュラフ・水2リットルなど)重いけど訓練訓練。
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那須岳の山頂ガスってるな~。
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登山口到着。鳥居が半分雪に埋もれています。雪はかっちり締まってますね。これくらいだとかえって歩きやすくていいですね。滑りそうなところがあれば、アイゼンを出すとして、しばらくツボ足で進みます。
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鳥居の狛犬さんこんにちは。いつも赤い帽子が可愛いですね。
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降りてくる登山者が数名。登っていく登山者が4~5組くらいいました。
その他単独行の方が1名。
山の景色がいいですね。岩と雪。うん惚れ惚れします。
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寒いはずなのですが、急ぎ足で歩くと体がポカポカします。
風が弱くて(ほとんど無風で)歩いていて手袋の中まで暖かいですね。
ギュッとしまった雪の上をサクサク歩きます。
アイゼンをいつ出そうか考えましたが、このままツボ足で行けるかな。
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避難小屋が見えてきた。視界は悪いです。
途中降りてきた単独の女性の方が
「今日は稜線も山頂も穏やかですよ」といってすれ違っていきました。
朝の天気予報では、一日曇り。とのことでしたが、予想以上に穏やかな気候でした。
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避難小屋で休憩とろうかと思いましたが、今日はトレーニングも兼ねて、ということで
休まず歩きます。
避難小屋から400mほどの風景。ここを真ん中に突き出た岩の方に、斜めに登っていきます。岩の目印がわかりにくいので初めて来た方はちょっと迷うかも。
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山頂到着。風は相変わらずないですけど、寒い。歩いているうちは、マイナス気温でも平気なんですけど、立ち止まってしばらくすると寒さが身に染みてきます。
さて、それでは食事の準備をしますか。山のお楽しみです。
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今日は、前回に引き続き中華三昧シリーズでいただきます。
ガスで火を沸かして、麺を半分に割って投入します。
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麺が煮えました。白湯スープに花椒、辣油入りのラーメンです。
すさまじく寒いんですが、熱々のスープで体の芯は温まります。
こりゃ食べたらすぐに下山だな。
締めは、同じくコーヒーで。
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那須岳の茶臼岳は、下りの時に間違ってケーブルカーの方に下りる方がいますが、冬は特に要注意ですね。視界が悪くなってきたので、注意して下山しました。
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下りは登りより慎重に・・・
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来週の火曜日から(3月15)は、全国的に気温が高くなる予想がでています。今年は、雪が少なくて、いつもより早い春が来そうです。

冬の最後の那須岳を歩いてきました。
楽しかったなあ。

来週は、有給もあって4連休。
またどこかの山に出かけたいと思います。

2016年3月5日 蓬田岳に登ってきました。

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ほんとに久しぶりに、山に向かいます。昨年の年末に筑波山に登って以来なので
およそ二か月のブランクです。今年は新しい山との出会いを求めて
なるべくなら、知らない山に登りたかったのですが、贅沢言っているとどこにも
登れなくなってしまうので、体ならしにやってきました。
今朝は、暖かくて気温は5度くらいあります。
いつものように国道49号線沿いのジュピアランドひらたの駐車場に車を
置かせてもらいます。
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いつもは下りで使うことがある、探検ルートを登ります。
このルートは、山頂までずっと木道が続きます。
木道は、ずっと同じ筋肉を使うので歩きやすい割に疲労しやすかったりします。
ま、今日はトレーニングということで・・・
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やっぱり、山はいいなあ・・・・・
木立の間を汗をかきながら歩いていくと清々しくなります。
日頃背負っているいろんな気持ちを全部投げ捨てて
ひたすら山頂を目指します。

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山頂到着。およそ30分。
久しぶりなので足にきてるなあ。
これは・・・明日は筋肉痛ですね。
前日に雨が降っていたようで、ぬかるみまではないものの
湿った感じですね。
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山頂の電波塔の真下にきてごはんを頂きます。
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まず、甘い者でも食べようかな。
パイン缶を頂きます。
普段甘いものを食べないのですが、今日は運動に免じてと
自分を説得。

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ちょっと変わったラーメンということで、スーラータンメンを頂きます。
野菜も持って来ればよかった。
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締めはコーヒーでのんびり
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さて、探検コースをもどりましょう。
これから少しずつ体も山モードに戻していこう。

2015年12月29日 筑波山に登ってきました。(筑波山神社登山口)

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-筑波山山頂(Top of mount tsukuba)-

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筑波山は、以前から気になっていた山のひとつです。
・日本百名山であること。
・訪れる登山者が多い山であること。
・関東平野が一望できる景色が素晴らしい山であること。
・そして標高は高くはないものの()歴史ある山であること。

一度登ってみたい山ではありましたが、東北からのアプローチが今一つ遠くて、行けそうで行けない山の一つでもありました。(福島県と茨城県はお隣同士ですが、郡山から、筑波山までは結構なアプローチなんですよね。特に電車は乗継面倒です。明らかに首都圏からのアプローチの方が近い山です。)

会社も冬休みに突入しました。この休みの序盤はお天気も良いし、観光も兼ねて電車でのんびり行ってみようかな。

ということで、初筑波山へ!登山決行です。

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筑波山へ向かうために、郡山から東北新幹線で小山に向かいます。小山で水戸線に乗り換えローカル線にゴトゴト揺られ友部駅に向かいます。車窓からは、すでに筑波山の美しい姿が見えました。快晴に晴れ晴れと裾野を伸ばす筑波山に惚れ惚れしながら、友部駅に到着。ここでさらに常磐線に乗り換えて土浦駅到着です。(結構乗り換えが面倒でした。)
土浦駅からはバスで筑波山登山口に向かいます。しかし、バスの出発まで一時間ほど時間があります。せっかく土浦に来たんだし、駅からすぐの霞ヶ浦を見に行くことにしました。霞ヶ浦へは、駅の東口から10分くらいです。(写真は駅の西口です。)

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土浦駅東口を出て、ほどなく霞ヶ浦の湾に到着。ヨットが青い水面に係留されていて解放感を感じますね~。釣り人もいます。いい風景だな。

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湖の周りの遊歩道を進みます。おお~霞ヶ浦が見えてきた見えてきた。

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駅から15分。霞ヶ浦到着。霞ヶ浦全景を眺めます。
おー、広いなあ・・・海のようだなあ。
冬なのに暖かく穏やかな霞ヶ浦です。
太陽もまぶしく、雲一つないお天気。のどかですねえ。

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冬ではありますが、暖かな日差しが霞ヶ浦に差し込みます。日向ぼっこしているだけで気持ちいい。のんびり霞ヶ浦を眺めるだけでも十分楽しいぞ!

と、のんびりしているうちに、あっという間にバス出発30分前になりました。

そろそろバス停に向かうか。霞ヶ浦に別れを告げて駅に戻ります。バス停は土浦駅の西側にターミナルがあります。筑波山南麓行きのバスは5番乗り場でした。
バスはガラガラでした。乗客は自分を含めて5名。自分以外は全員駅前にお買い物に来た女性の方でした。
バスの一番後ろの席に座ります。ほどなくバスが出発しました。目的の終点、筑波山神社へは1時間程度で到着する予定です。やがて自分以外の乗客全員が下車した頃、筑波山の姿が見えてきました。確かに標高は高くはないものの、いい形ですね。筑波山。やがてバスは、終点到着です。
終点で降りるときに運転手の方からアドバイスを頂きました。
「お客さん、筑波山登るんでしょう?下山したら、また土浦駅に戻ります?そしたらね、土浦行きのバス乗り場はね、ここから250mほど離れたところにあります。最初の信号を右折していただくと乗り場がありますから、そこに向かってくださいね。ここに戻ってもバスに乗れないですからね。」
関東鉄道観光バスの運転手の方、親切なアドバイスありがとうございました。

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終点のバス停留所から、20分ほど坂を上って筑波山神社に到着しました。結構大きな神社です。
20人ほどの高校生の集団がいて、お参りをしていました。間もなく始まる受験シーズンに向けた合格祈願かな?

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趣のある橋です。

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一通り神社を見て歩いた後は、いよいよ山頂に向けて出発です。山頂に向かうこーすには、いくつかのコースがありますが、今回は登山道として、最もメジャーでもある、白雲橋コースを歩きます。

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神社を正面に見て、その右端にルートのスタート地点があります。
山頂女体山までの、距離はおよそ2.8キロです。時間にして、1時間50分の行程です。
大きな木の右隣を通ると登山口の標識があります。ゆっくり登って筑波山を楽しみましょう。

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登り始めの道は、緩やかな石の階段です。

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小春日和の暖かな陽気の中、木漏れ日を浴びて登ります。

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登り始めてすぐに、白蛇弁天。ここで、白蛇を見た者は財をなすとのこと。
もし白蛇がいたら、速攻で宝くじを買いに行くつもりでしたが、残念ながら白蛇様はすでに冬眠に入っているのでしょう。残念ながら遭遇できませんでした。

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筑波山神社から、1.1キロ。全体行程の3分の1まで到達。
傾斜が緩やかで、登りが楽しいです。

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休憩場到着。木々の隙間から垣間見える景色が素晴らしい。いい景色だな。
この後まもなく、楽しみにしていた弁慶七戻りです。
ここで、炭酸水を飲んで、一休み。それにしてもいい天気だなあ。

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その弁慶七戻の手前に、台風で折れてしまった巨木の切り株がありました。大きな切り株には、写真のように、年輪に合わせた歴史イベントが貼ってありました。

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さあ、弁慶七戻りです。

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下から見上げるとこんな感じですが、岩の下を通って振り返ると・・・・・

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おー、こっちから見るとすごいな。

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弁慶七戻を過ぎると、すぐに母の胎内くぐりです。
今日はでかいザックを背負っていましたが、余裕で潜れました。

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あちこちに点在する奇岩を見て進みます。
若干、岩場的なところもでてきますが、全体としては歩きやすい登山道です。

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大仏岩です。巨神兵にも見えないことはない。  

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女体山山頂に到着しました。山頂の手前には、ロープウエイの女体山駅がありました。筑波山は、通常は相当人がいる山なのでしょうが、今日は、12月29日です。さすがに登っている登山者も 少ないですね。(20名程度の登山者しかいませんでした。)

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山頂からの景色は素晴らしいです。だいたいいつも東北の山を登っていると、山から山を見てたりしますけど、この筑波山は、関東平野が一望できます。この広々感は気持ちいいですね。
地図を片手に、方向を確認します。あっちが、富士山、こっちが男体山、そっちが那須連峰などなど、最近、読図にはまっているので、地図読みも楽しい。

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注意深く見ると、遠くには小指サイズのスカイツリーも見えました。あー楽しい。
(* ̄ー ̄*)
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意外とシンプルな方位石

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この素晴らしい景色は、夜もさらに素晴らしいじゃないかな?ナイトハイクでも楽しめそう。
山頂からの眺めを一通り楽しんだ後は、もう一つの山頂である男体山を目指します。

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山頂をつなぐ鞍部(御幸ケ原)には、展望台とケーブルカー乗り場があります。
ここは、ケーブルカーで登ってきた外国人の方がいらっしゃいました。

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男体山山頂到着。ここまで一人だと思って歌いながら歩いてたら
ちょうど、この建物の裏に休憩中の登山者の方がいて大赤面!
うわー聞かれちゃったかな。

いやー、恥ずかしい・・・   (A;´・ω・)アセアセ

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何事もなかったかのように景色に目を向けます。

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筑波山の山頂から望む展望には視界を遮るものが何一つありません。

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日が暮れる前に、下山を急ぎます。ようやく下山し、筑波山神社に到着したと同時に、日が沈んでいきました。美しい夕焼けでした。
ケーブルカーで山頂に戻り、ツェルトをかぶって、山頂で星空を眺めたいと一瞬考えるくらい澄んだ空でした。(まあ、冬だし、寒いし、おなか空いたし、ビール飲みたいし、食欲にロマンチックが負けて、登りかえしはしませんでしたけど。)

その後、筑波山麓のバス乗り場まで歩き、(ここはバスの運転手の方のアドバイス通り、指示されたバス乗り場です。)また土浦駅へ戻ります。その後常磐線に乗り込み上野で降り、ちょっとだけ買い物をした後は、横須賀線に乗って藤沢駅へ向かいます。(翌日の予定は鎌倉観光)

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藤沢駅から少し歩いたところにあるお蕎麦屋さんでビールと日本酒とおそばを頂きました。
ガンガン飲もうと思っていましたが、ジョッキ2杯と日本酒一杯でおなか一杯になってしまいました。

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大盛りのとろろそばを食べて、その夜はホテルで就寝。

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ここからは蛇足です。

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で、朝、藤沢のホテルから2.6キロ歩いてきたのは江の島です。

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山もいいけど、海の景色もいいもんだなあ。
3.11以来、なんとなく海を避けていたように思います。
でも、今日は久しぶりに海もいいと感じてます。

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江の島のお店は、切り絵のようなお店の灯篭?がかけられています。
いい風情ですね。

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AM5:50 江の島の夜明け。
その後、鎌倉、横浜中華街、御徒町、上野と遊んで郡山に帰ってきました。
ミニ旅でしたが、楽しい二日間でした。

2015年の登り納めは筑波山で終了しました。
筑波山、ありがとう。

 

ありがとうございました

2015年、としの福島トレッキングをご覧頂き大変ありがとうございました。
来年ものんびりマイペースの山歩きを楽しんでいきたいと思います。
不定期更新ですが、ぜひ、思い出したらアクセスしてみてください。
今年一年大変ありがとうございました。   御礼  
 o(_ _)oペコッ

2015年11月22日 磐梯山、猫魔ケ岳、雄国沼に登ってきました。

●今回のルート
磐越西線(翁島駅)-磐梯山-八方台-猫魔ケ岳-雄国沼-金沢峠-磐越西線(塩川駅)
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三連休の中日を利用しての山歩きを計画しました。すでに暦は11月22日です。山は冬になっているかもしれません。しかし、前日の天気予報では22日は曇り時々晴れ。降雨確率も0%。気温も15度程度と暖かな一日が予想されます。
この天気だったら、山に行くしかないでしょ。
行先はどこにしようかな?

飯豊山?飯豊山はもう完全に冬だろうなあ・・・
安達太良山か?安達太良山から和尚山に抜けて磐梯熱海まで歩いたコースは楽しかったけど、今回は登山口まで送ってもらえないから安達太良山までのアプローチが難しいな。
磐梯山?そうだ。磐梯山から雄国沼まで通しで歩いたことなかったな!磐梯山に行ってみるか・・・

ということで、今日は磐梯山から雄国沼に決定。電車を使うので、翁島から登り、下山した後は塩川か喜多方の近い方の駅まで歩くと決めて出発です。

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翁島で降りて押立に向けて歩きます。田圃の稲刈りも終わってるな。
あとは冬を待つばかりですね。
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スキー場に向かう登りのロード。葉っぱが良い感じで落ちてるなあ。深い秋って感じです。日差しもあるし、気持ちのいいロードを歩きます。
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さあ、登山口到着。いつもはスキー場を登りますが、今日は登山道を登ります。
スキー場は見晴らしがいいので大好きですが、スキー場最上部までの到達は、登山道の方が10分くらい早かったです。
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おー、猪苗代湖が銀板のようだ。
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山頂到着。駅から2時間50分。最近運動不足で体が重い。
ベスト体重を6キロもオーバーしてます。(;´д`)トホホ…
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櫛ケ峰もくっきり見えてますね。
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くつろぐ登山者を横目に、下山開始です。今から八方台に下りて、そこから猫魔ケ岳を目指します。
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弘法清水小屋では、小屋の方がお片付け中。
「今日で小屋じまいですか?」と尋ねたら、
「もう、小屋じまいは終わったの。今日は遊びに来たのよ」とのことでした。
小屋が閉まると、まもなく磐梯山も雪に埋もれるんですね。
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銅沼が見える。写真ではわかづらいですが、綺麗な沼の色でした。
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中の湯に向けて下ります。
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中の湯到着。何組かの家族連れの方とすれ違いました。
小学生の子供が、Tシャツ一枚で元気に走って登ってます。いいなあ、楽しそう。
ただ、雨は降らないにしても、Tシャツの上に着る服はありますよね?着替えもあるかな?レインウェアは持ってるかな?余計なお世話かもしれませんけど、山で小さな子供を見ると心配になっちゃいます。

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八方台に着いた。
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念のためトイレに入っておくか・・・・・・
とトイレに向かったものの、なんと!トイレが封鎖されている。
そうかシーズン終わったんですもんね。
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気を取り直し、猫魔ケ岳に出発!
一時間くらいで到着予定です。
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ということで歩きは割愛。山頂到着。まあ、ここまでのルートは、標高差があまり無く、登りも楽でした。登山服ではない普通の服の方とも結構すれ違いました。
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飯豊山は雲に隠れて見えません。
眼下に雄国沼が見えますね。あそこまで進みます。
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ここで、カップラーメンとおにぎりとコーヒーのお昼。
最近山でのインスタントコーヒーは、UCCの114を飲んでます。
インスタントなんですが、コーヒーの香りがすごくいいんですよ。
さっきまでいた磐梯山を眺めながらコーヒーブレイク。
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磐梯山は三等三角点なんですが、猫魔ケ岳は一等三角点なんですね。
しばし、くつろいだあとは、雄国沼を目指します。
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猫魔ケ岳山頂からおよそ10分で猫岩に到着しました。
ここが、厩岳山と雄国沼東岸側の分岐になります。

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雄国沼までの下りは結構距離がありました。道が少し荒れていて、小さな沢を2度ほど越えます。冬間近ということもあって、一人で歩くには少々さびしいコースです。
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雄国沼到着しました!

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静かですね~。物音一つしません。
この静けさがいいですね。
としの他には、写真を撮影されている方がお一人だけいらっしゃいました。
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晩秋というか初冬の雄国沼。時たま湖面が揺らぎます。鳥が餌をとるために水面に下りてきたからですね。

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雄国山かな?今日はちょっと時間がないので登りません。
また来年くるよ~

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雄国沼休憩舎(無人避難小屋)到着です。
シーズンオフはさびしいもんですね。
ただ、逆に冬になると、スノーシューを履いた登山客が大勢訪れます。
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さて、それでは雄国沼に別れを告げて金沢峠に向かいます。
金沢峠は、雄国沼の西側にあります。雄国沼休憩舎から20分程度で到着。
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さあ、これから長いロードが始まります。左に進めば塩川駅、右に進めば喜多方駅、距離はそれほど変わりません。塩川16.4キロ 喜多方18キロ。まあ、とりあえず右に進んであとは道なりに進んでいきましょう。舗装路ですし、もう遭難の心配もないでしょう。西に進めば必ず磐越西線の駅にぶつかるはずです。レッツGO!

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歩き始めて間もなく、山を下りきる手前で日が暮れました。まだ5時30分なんだけど・・・
下りを利用してダラダラ走ります。背中を押されてるみたいで気持ちいいですね。
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夜景を手持ちで歩きながら撮影しているのでボケボケですが、駅まで遠い~まだまだある~。頑張って走るか・・・
街灯があるものの、ほとんど灯りのない真っ暗なロードを走りました。
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結局塩川駅に到着。(ひとつ喜多方駅に近い姥沢駅に到着したのですが、夜になると電車が止まらない駅なんですよね。やむを得ず塩川まで移動しました。)
この駅の近くには、「あたみ食堂」という美味しくて有名な食堂があります。開店中だったので行ってみたかったのですが、電車の時間まで40分しかなく、食べきるには時間が若干不安だったので、「あたみ食堂」でのご飯も次回に持ち越しとなりました。ちょっぴり心残りでした。

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磐越西線の会津若松行きの電車でくつろぎます。車両がきれいで嬉しいです。
ほんといい車両ですよ。新車かな?
まもなく会津の山々にも雪が降ってきます。雪で山が閉ざされたら春まで会津の山登りもお休みです。今年もありがとう。会津の山に感謝です。

冬の登山は、関東以西の山を計画中です。