2016年7月15日北岳・間ノ岳に登ってきました(後編)

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一昨日の徹夜が効いたせいか、深い眠りに落ち、気持ちの良い一夜を過ごせました。
腕時計を見るとAM4:30
外が気になりますね。晴れてくれたかな?期待に胸躍らせテントを抜けます。

朝のひんやりした空気に少し身震いしました。
しかし目の前の南の空には果てしなく続く大雲海が広がっていました。
そして霊峰富士の山容。
朝日が少しづつ富士と雲海を薔薇色に染めていきます。
ほかのテントの人たちもテントを出て、静かに富士を眺めています。
みんな口にこそ出さないものの、それぞれの想いに浸っているんでしょうか。

この素晴らしい景色を見せてくれて本当にありがとう。

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朝日はあっという間に天に登り、黎明は彼方に消え去りました。
空一杯にに青空が広がります。

さて、まずは準備だ。
一旦テントに戻り朝ご飯を食べました。
ポカリスエットを作り、たっぷり飲みます。
さー今日も歩くぞ。天空の稜線を楽しむのだ。

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ザックの中身を整理し、テントを畳み間ノ岳に向かって出発します。
時間は5:10です。数人の登山者の方がいましたが、静かな稜線です。
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稜線の左側には、富士、右側には中央アルプス、遠くに北アルプスが望めます。
足元の砂礫をさくさくと踏みながら間ノ岳に向かって進みます。
風もなく寒くもなく、空はどこまでも広いです。
普段はしないんですが、今日は、iPhoneのイヤフォンを取り出し耳につけました。
ゆっくり歩きながらCORRINNE MAYのアルバムからOn My Wayを流します。

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中白峰山(3055m)到着。
ここも3000m峰なんですね。
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こんな高地にもお花畑がありました。
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いよいよ間ノ岳が目前に。
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最後の登りです。
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間ノ岳到着。北岳山荘から1時間でした。
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間ノ岳からも大雲海。

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間ノ岳山頂から若干南に移動します。富士山を眺める特等席ですね。

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しばらく、富士を眺めたあとは北岳に向かいます。
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歩いてきた稜線をまた戻ります。北岳山荘でまたお水を頂きました。

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北岳山頂までは200メートルほど登りになります。
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振り返ると素晴らしい景色。
果てしなく続く峰々。本当にこの景色をみられてよかった。
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北岳到着です。時計は9時35分。山頂からは、中央・北アルプスをながめます。
今日は天気が素晴らしく、槍の穂先が見えました。
北アルプスも中央アルプスの山々も登ってみたいですね。

北岳山頂でお茶を飲みます。
もう一日ゆっくりしたいところですが、景色に名残を惜しみつつ下山します。

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山頂南側足元にはバットレス。
覗き込みましたが・・・これは高い。
自分で腰が引けているのがわかりました。

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また来ます。と挨拶をして山を下ります。

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昨日の分岐に到着。
北岳の山頂が遠くなりました。
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沢の水はいずれも清冽で美味しい水を飲むことができました。
ざぶざぶと流れるお水は最高の御馳走です。
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下りはルートを一部変更して白根御池小屋に寄りました。
写真はカレーほうとう。
※中身を撮る前に夢中で食べてしまい器だけの写真となります。

北岳・間ノ岳本当に楽しい山でした。
絶対また来ます。

※南アルプスも、土日の休みがあれば十分登りに来られることがわかりました。
金曜日の夜出発すれば、日曜日には郡山に戻ってこられます。(今回同様、行きは高速バス。帰りは新幹線を利用)遠出の範囲が少し伸ばせそうです。
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