2016年3月21日 大滝根山に登ってきました。

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連休の最終日にやってきたのは、大滝根山です。
この大滝根山は、なんと山頂に防衛省航空自衛隊の分屯基地があります。

くわしくはこちら

航空自衛隊の国産三次元型レーダーと通信機器を装備するレーダーサイトとして、弾道ミサイルや航空機に対して、24時間体制でレーダーによる警戒監視と戦闘機の要撃管制を行う重要拠点。
そんな山に向かうのは、僕が軍事オタク・・・ということではなく、この大滝根山が日本三百名山のひとつであり、阿武隈山系の最高峰であるということ。

また標高も1192.5メートルとあまり高くないため、今の涼しい時期に、これまで登っていない低山を登っておきたいという気持ちがありました。
そんなわけで、郡山市から直線距離で27.9キロメートルの大滝根山にやってきました。
上の写真は、登山口の駐車場「仙台平」です。
駐車場広い!ヽ(´▽`)/

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ここに来るために、最初に車のナビを入れたのですが、駐車場がヒットしない。
ナビでは「せんだいたいら」と入力していましたが、正しくは「せんだいひら」
なんですね。
しかしながら、場所は、東北では有名な「あぶくま鍾乳洞」のすぐ近く。
特に迷うことなく到着できました。
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ここは、仙台平のキャンプ場。
広々として気持ちの良いキャンプ場です。
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それでは、登山スタート。仙台平登山口から山頂までは90分のコースになります。
印刷してきたマップでは、登り始めは東に500mほど緩やかな登り、その後北に向かい、800mほど進み、山をゆるやかに時計回りに巻きます。その後右側の切れた斜面を見ながら、400mほど急登を登ります。このあたりに鎖場があるんでしょうね。そこを過ぎると間もなく山頂です。
さて、地図は頭に入ったけど、実際どんなルートかな?
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登山口には、一旦下ります。
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下りきると道路にでます。ここを左手に100mほど進みます。すぐに大滝根山登山道の標識がありました。この標識の少し手前に車が3~4台停められそうな場所がありましたが、ここに停めた方が近かったな。
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登り始めは、杉木立の中を進みます。東に進むので、ちょうど太陽を正面に見る形となりました。苔がキラキラと朝日に輝いて眩しい。
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杉木立の中を、せせらぎが流れています。
穏やかな春の林を、ゆっくり歩きます。
水の音、春の音。いい気持ちです。

(川のせせらぎ)

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ところどころ、倒木もありましたが道は整備されていて、特に歩きづらいところはありません。今日の気温は10度程でしょうか。少し汗ばむくらいの陽気です。最初はカッパを羽織っていましたが、半袖のシャツ一枚で進みます。
ここを登りきると一旦尾根にでます。

(鳥のさえずりに癒されました。)

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5合目ブナ平到着。
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冬の匂いがしますが、一日一日春に向かってるんですね。
木立の足元から、若い木々が目立ちます。
新しいつぼみも初々しいです。
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雪は、ほとんどありませんでした。
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さあ、いよいよ急登スタート。鎖の先に梯子。
見た目ほど急ではありませんが、落ちないように気を付けます。
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前の鎖場を過ぎると、もうひとつの鎖場です。
こちらも、見た目ほどきつくはありませんが・・・雨が降ったら少しいやな感じですね。
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急登を登りきると、少し広い展望場にでます。ここから眺める景色は広々として気持ちがいい~。o(*^▽^*)o
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山頂への道を進むと突き当りにフェンス。ここを左に折れていくと
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山頂のある神社にでます。
(ただし、本当の山頂は基地の中にあります。三日ほど前に連絡をすれば(正しくは2週間前でした)山頂まで案内してもらえるそうです。連絡しとけばよかったかな?)
ジャスト50分でした。
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山頂は、風が強く、アウターを一枚着込みました。
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あの真ん丸がレーダーです。山頂は景色もなく風も強いので5分ほどで撤退しました。

(山頂動画)

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下山した頃、お日様で林が明るくなり、美しい陰影を眺めることができました。
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写真は、登山口から車で10分で到着したあぶくま鍾乳洞の風景。
阿武隈山系の山は、穏やかな里山系が多いイメージでしたけど、登ってみて感じ方が変わりました。いろいろな山を歩いて、もっと多くの山を知りたいですね。
大滝根山ありがとう。また来ます。

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