2016年7月2日 男体山(日光)に登ってきました。

7月に入って最初に登る山は、福島県の南隣り栃木県の誇る名峰、男体山です。
男体山は2486mの標高を持ち、中禅寺湖の北岸に位置する山になります。
会社の同僚に栃木県出身者がいて、
「栃木県で一番有名な山は?」と聞いたところ「うーん名峰は数あれどやっぱり男体山じゃないですか?」という回答があり、ならば男体山に登ろうか。といった単純な動機で日光に向かいます。
実は、今年のゴールデンウィークに男体山登山を検討したのですが、ゴールデンウィークの日光いろは坂は、車が全く動かないくらい渋滞するという話を聞いて、急遽行き先を変更して蒲生岳に登りました。
7月とはいえ、普通の土曜日です。今日はあまり混雑の心配はないでしょう。

※ちなみに2015年の夏、急に日光東照宮が見学したくて訪れているので、日光自体に来るのは2度目。

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郡山を4時30分に出発。到着地点である日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)に到着したのが8時15分。
本当はもう少し早めに出発したかったのですが、前日は、会社の懇親会という名の飲み会があり、アルコールはセーブしたものの、しっかり休養を取らないといけないということで少し遅めの出発となりました。
日光二荒山神社の駐車場は、神社の外側と内側に複数個所あります。登山者向けの駐車場もあり、駐車場所は悠々確保できました。
登山にあたっては、社務所で登山受付の窓口があり、そこで500円を払って申し込みをします。申し込では、住所、名前、電話番号を記載します。これが登山届にもなっているみたいです)

それでは、出発します。時計の針は、ちょうど8時30分を指していました。

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登り始めは、林の中の斜面を進みます。この男体山は基本直登の登山道になります。見た目は緩めの樹林帯ですが、歩いてみると結構急登です。登時はじめはゆっくり、歩きます。
雨上がりなのかな?少し湿った感じの土の上を進みます。若干歩きづらいですが、虫がいないのは助かります。

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樹林帯を抜けると、舗装路にでます。九十九折のこの舗装路を過ぎると登山道入り口に到着します。
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さあ、ここから本格的な登山道のスタート。
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緑が綺麗なんですが、曇り空なのでいまひとつ陰影がない写真になってしまった。
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それでも振り返ると中禅寺湖が見えて、気持ちも高ぶります。
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登山道は、徐々に岩のロードに変わります。危険な場所はありませんが、大股で乗り越えるようなところがでてきます。
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登りながら、頭の中に、corrinne mayのOn My Wayのメロディーが流れます。
昨晩戻ってから、録画で溜め録りしていたグレートトラバース2の15分版を見ていたら、農鳥岳登山の時のBGMでこの曲が流れていました。

番組では、理想の田中陽希像を期待するファンの気持ちに押しつぶされそうになってしまい、自分自身の登山ができなくなっていた田中陽希さんが、南アルプスの農鳥岳に向かう稜線の上で、登山本来の楽しみや熱い気持ちを取り戻すシーンと相俟ってこの曲(歌)が流れていました。

南アルプスの稜線を一人歩く陽希さん。広大な北岳を背景に間ノ岳に向かうその遠景に合わせてアナウンサーの静かなナレーターが流れます。
「たった一人、南アルプスの稜線を歩く。
誰の為に歩くのではなく、ただ自分の為だけに歩く」
いいシーンなんですよね。
不覚にもホロッとしてしまいました。
美しいメロディーと、深く広がりのあるボーカルで頭から離れなくなってしまったようです。

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避難小屋のようなものが数か所ありましたね。
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最後の木段を登りきると山頂です。
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山頂到着は10時45分 2時間15分の行程でした。マイペースでしたが、休憩を取らなかったので早い到着となりました。
直登で、整備された登りやすい登山道でしたが、急登で足に来る登りごたえのある登山道でした。標高差1000m以上ですから、福島県の方は、磐梯山の翁島ルートをイメージしてもらうといいかと思います。
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山頂には鐘がありましたが、大勢の登山者がいるなか鳴らす勇気もなく写真を一枚撮ります。その時、登ってきた団体の登山者の皆さんが、カーンカーンと鳴らしてくれて、音を聞くことができました。
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そして、これが有名な男体山山頂の大剣ですね。この大剣は2012年に腐食により折れてしまったものを再建したものです。
以前は鉄製だったものが、ステンレス製として蘇ったそうです。やはり山岳信仰の歴史のある山ですね。

土曜日のお休みということもありますが、次々に登山者が登ってきます。地域的に日光ですと首都圏からも日帰り圏内なので、登山者もおおいのかもしれません。交通の便もまあまあだと思います。

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頂上の風景。今日はガスガスで他の山が見えません。天気がよければ、アルプスも見えるそうですが残念。
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山頂から少し離れた場所に太郎山神社というお宮もありました。
30分ほど山頂にいて、下山します。
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下山のタイミングで、大勢の登山者とすれ違しました。団体さんが多く、外国人のグループも大勢いました。この男体山登山は、本当に多くの人に愛されているのだなと思います。
困ったのが、登ってくる外国人の登山者に登りはあとどれくらいだ?と時間を聞かれることでした。あとどれくらいっていう質問の回答って以外に難しいもんです。(・・;)
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下山途中にどんどんお天気回復して、素晴らしい好天になりました。
山頂からは綺麗に見えなかった中禅寺湖もご覧のとおり素晴らしい風景を見せてくれました。
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