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2015年10月25日 稲荷山に登ってきました。後篇

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さて、稲荷山登山編スタート・・・とはいうものの、しばらく京都観光が続きます。
眠い目をこすりこすり、ホテルを出たのが午前4時30分。
なぜ早出をしたかというと、京都市内を自分の足で歩きたかったからです。せっかくの旅行、せっかくの京都、自分の目で見られるところはもれなく見て歩きたい。と思ってしまったのでした。
まずはホテルのある四条を皮切りに観光マラニック(マラソン+ピクニック)のスタート。前夜確認したところでは、ホテルから近いところに本能寺がありました。
「ムム!本能寺?これはぜひ見ておかねば!」夜明けまで2時間もある真夜中に、勢い込んで本能寺まで走ってきたものの、冷静に考えれば当たり前なんですが、本能寺は静かに門(というより扉?)を閉ざしていました。まず、周りをビルに囲まれてこんなに入り口が狭いのにびっくり。中は広いんでしょうね?それにしてもいくらなんでも早すぎましたね。
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北隣地 山本覚馬と山本八重邸があった碑を発見。
こんなところに八重さん宅があったとは・・・
遠いところで、会津に縁のあるものに出会えるなんて嬉しいな。
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小走りに移動して、寺町のアーケード。誰もいない!
でも気持ちいいぞ!街が清潔です。京都。

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その後、三度目の祇園へ。明け方前の祇園は静かで誰もいませんが、素晴らしくロマンチックな街並みに出会えました。素敵な街角ですね。
ちなみに、ここに来るまでに歓楽街を通りましたが、そこには、ベロンベロンに出来上がった酔っ払いの大集団がおりました。
新旧、動と静が並び立つ街、それが京都なんでしょうね。

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崇徳天皇御廟の前を通りました。
ここから清水寺に向かいます。

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ひっそりとした通りにポツンとありました。

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AM5:00 清水寺の前の通りを登りまして・・・

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清水寺到着。金星と木星が美しい。
お寺は6時から参詣ができるので、門の前で時間をつぶします。
途中セブンイレブンで購入した、パンとおにぎりをたべて、暖かい紅茶を飲みます。
それにしても寒い~。

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徐々に夜が過ぎて・・・・開門。
守衛の方が3名くらいいらっしゃいましたが、もしかして一晩中立ってたのかな?
おつかれさまでございます。

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   馬駐(うまとどめ)を眺め・・・(ブラタモリで紹介されてましたね。)

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首振り地蔵を見て・・・・(こちらもブラタモリで紹介されてました。)

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門をくぐり。

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清水寺へ・・・・一度来たかったんですよね。写真は300枚くらい撮りましたが割愛します。

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清水寺を出て、西に向かって走ります。振り返ると清水寺が小さく見えました。
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次に来たのが建仁寺。さらに走って移動。汗かいてきちゃった。
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ほっ、ほっ、ほっと走って豊国神社到着。

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養源院到着。ここは血天井で有名なところですね。
さあ次々。走れ走れ

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三十三間堂に到着。ここも開門まで、時間があります。
観光客がたくさんいますね。。どうやら並んでいるのは、中国か台湾の人かな?本当に京都は外国人が多いですね。
三十三間堂は来られてよかったです。父が、毎年京都旅行をしていて、時間があったら行ってみろと言われていたところでした。
ここは、ゆっくり鑑賞しました。(割愛しますけど・・・)

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さあ、来ました伏見稲荷大社

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威厳のあるおキツネ様がお出迎え。ここは外国人NO1人気のスポットなんですって。

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いかにも、稲荷という感じですね~

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さあ!登山スタート。それにしても観光客が多い。まさにごった返していますね。

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鳥居をくぐります。

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まだまだくぐります。すごい。何本あるんだろう。

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本当にすごい数だ・・・

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休憩所到着。ですが、先を急ぎます。

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まだまだ登るのね。途中、土産物屋を過ぎてからめっきり登る人が少なくなりました。
普通の観光で来ていたら、バスや電車の時間がありますもんね。

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ふー、登った登った。ここはどこ?

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恐ろしい形相のキツネ様がいる~。

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さらにひたすら登ります。
前を歩いていたご夫婦が喧嘩してます。
ぐいぐい登る奥様。それを追う旦那様が、息も絶え絶えに
「お前、どこに行く気いや?登ったから何があんねん?なんでのぼんねん?いつまでのぼんねん?」と半場キレ気味に奥様に下山を迫っていました。

かと思うと、まえを歩く若い女性二人の一人が

「足が~足が、プルプルしてまう~」と大声で叫び
もうひとりの女性が
「もう、死んでまう~。死んでまう~」とこちらも大きな声で愚痴をいい。
後ろを歩いてて、思わず吹き出してしまいました。

あー、この楽しい感覚、高尾山に登った時の感じに近いな。( ̄▽ ̄)

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で、もって山頂到着です!
標高はなんと233m。
いままで登った山では一番低い山でした。けど、面白い山でしたね。

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京都の景色を楽しんだら、下山です。

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途中、キツネならぬ眠り猫に癒されて降りてきました。
ここから電車で奈良に向かい。

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いきなりですが、東大寺です。
さあ、時間がないからここも駆け足で拝観です。それにしてもすごい人だ・・・

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うわーでかい・・・

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やっと会えたよ。大仏様。
小学校の頃、図鑑で見た大仏様と同じお姿でした。

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その後、走って正倉院に到着。少し距離があったせいか、ここは数人の観光客がいただけでした。
ちょうど、一日前から公開されていたのでした。ラッキーでした。

その後、柿の葉すしを食べ、奈良のラーメンと、うどんを食べ。
大阪に戻り、PM6時30分の飛行機でもどってきました。

距離測で調べたら、およそ30キロ弱のジョギング移動をしていました。

関西楽しかったな。次は比叡山に登りたいな。

10月25日 京都の稲荷山に登ってきました。前篇

今回は、飛行機の中からスタートです。
(* ̄ー ̄*)
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大阪京都に行く機会があり、ついでとばかり、京都で少しだけ遊んできました。
なかなか関西に行く機会もなく、せっかくの関西に行くんだ。ならどこかの山にのぼっちゃえ!ということで、京都の稲荷山に登ってきました。今回は、その前篇です。前篇とはいっても、山が大きくて前後に分けたのではありません。大阪・京都・奈良と回ってきたので、自分の備忘録として、旅行記を記述した結果、1記事にまとめるには写真が多すぎたので、前後編に分けただけなのでした。
なので・・・この前篇、登山はでてきません。
興味ない方は、前篇飛ばしちゃってください。
それでは本題に入ります。

さて、金曜日の朝早く福島空港に到着し、福島空港8:30分発の飛行機で伊丹空港に向かいます。福島から大阪までフライト時間はたったの1時間。早い!あっという間の空の旅でしたが、途中眼下に南アルプスと中央アルプスが見えて、気持ちが高ぶりました。

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大阪に到着後、道頓堀のかに道楽でお昼です。テレビでは見るけれど来るのは初めてです。

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最初に、カニ。次にお吸い物と手巻き寿司が出てきます。
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その後、なんばグランド花月で漫才と落語を楽しみます。
坂田スペシャルは面白かったな~。
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夜景で有名な空中庭園に向かいます。
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近未来的な夜景ですね。関西弁のカップルがたくさんいました。
つくづく・・・・・・こんなところは、男一人で来るところではありません。(;´Д`)

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でも夜景は素晴らしいですね。ここは直に外に出られるので、夜景も空も近いです。
ガラスの中から見るのとは雰囲気が違います。

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夜景を楽しんだ後は、居酒屋に移動して晩ごはん。
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がっちり飲んで、がっちり食べました。
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その後・・・ホテルに帰って一人飲み。   
結構飲みすぎて、気が付くとベッドではなく、ソファーで朝を迎えていました。
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翌日は大原三千院に移動。落ち着いた良いところですね。
大原といえば、イメージするのは建礼門院徳子と後白河法皇かな。平家物語の末尾を飾るにふさわしい舞台です。

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苔が綺麗なんですよね。太陽が柔らかい陽だまりをつくっていました。お庭の散歩が楽しい。

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はぁ~落ち着く・・・・日本人を実感しました。

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額縁庭園で、庭を眺めます。外国の方がたくさんいらっしゃいました。京都はいたるところで外国人の方にお会いしますが、世界中から観光客が集まってくるんでしょうね。
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抹茶を頂きます。甘いお菓子を口に含みながら抹茶を飲むと、普段口にする抹茶の
デザートの味わい。隣に座る欧米の老夫婦も抹茶を楽しんでいます。
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京都の三千院の参道には、それはもうたくさんの土産物店がありました。
途中の冷えたキュウリを売っていたお土産屋さんでは、
「どこから来たの?福島。ああ、こないだ飯豊に登ったよ~。飯豊知ってる?」というおじさんと話が弾みました。
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お昼は、祇園に移動。美登幸さんでお昼を頂きます。
ここのお昼はおいしかったですね。
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ぶらぶらと買い物を楽しむといつの間にか夕方になりました。日の暮れた京都を楽しみながら、路面電車を見かけたので乗り込みます。嵐山に向かうんだな。この電車で終点嵐山駅へ向かいます。この電車。料金は一律210円でした。車内はレトロ感の漂うオシャレな電車でした。
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駅を降りてびっくり。美しい電飾がいたるところにほどこされた、優雅な雰囲気の漂う駅でした。

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嵯峨をイメージさせる蛍光管(LEDかな?)のオブジェが何本も立っていました。

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写真ではうまく伝わらないけど、綺麗でしたよ~。

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タリーズコーヒーまで雰囲気が違いますね。

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その後、竹林を見に向かいますが、残念ながらライトアップは11月からとのことで、ただ真っ暗な道を歩いて終わりました。うーん。いまひとつ情緒に欠けるかな。

とはいえ嵯峨は、辻邦生の名著「嵯峨野明月記」に描かれた憧れた場所なんですよね。
このあたりをぶらぶらしただけでも楽しかったな。

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その後、また嵐電に乗り移動。しじょうおおみや駅(だったかな?ちょっと駅名忘れました)で降り、東寺に向かって歩きます。途中、美しくライトアップされた建物があったので寄ってみました。(龍谷大学でした。)
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夜の東寺。ライトアップされて美しい姿を表しています。

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京都駅まで歩き、四条まで電車で移動。昼間も来た夜の祇園を歩きます。
いやー、おしゃれな街ですね。
川沿いに食べ物屋さんが立ち並びます。
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こうして、京都二日目の夜も過ぎていくのでした。
最後まで山がでてこず申し訳ありません。

20151012 猪苗代から裏磐梯へ(土津神社、五色沼、猪苗代)

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三連休の最終日は、猪苗代方面に紅葉を見に来ました。
今日は、家族も一緒です。
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まずは、土津神社。秋の穏やかな日差しの中を散策。
快晴ですが、暑くもなく涼しくもなく、過ごしやすいお天気です。
守り神でもある端獣のカメの由来を子供に説明します。
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いい色に染まってますね。しみじみといい色だ。
土津神社の紅葉は一週間後くらいが最盛期かな?
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赤と黄色のコントラストに、薄いグリーンが混じります。
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霊廟に続く、長い参道を歩きます。
なんかカップルが目立ちますね。カップルを撮らないように撮影します。
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この葉も綺麗にグラデーションがかかってるな~

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これなんだと思いますか?なんとコンニャクです。
なんでこんなところに育っているんだろう?

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土津神社を抜けて、車で裏磐梯に向かいます。
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連休中ということもあり、道路は混雑していましたが、40分ほどで到着
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まだ、完全に染まってはいない紅葉ですが、若い紅葉も美しいもんです。
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花と紅葉と五色沼。
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そこからさらに15キロほど移動しました。ここはいつ来ても、誰もいない隠れ名所です。
この大好きなスポットで、お昼御飯です。
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大きな紅葉の下に陣取りました。
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今日は焼肉です。ベニマルで仕込んできたお弁当とお肉。ソーセージ、ベーコンを
いただきます。
外で食べるご飯はおいしいです。
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ご飯の後は、コーヒータイム。日陰に入って、紅葉を愛でます。
のんびりした一日でした。
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来週、また来てみようかな

(2015年10月10日 燧ケ岳に登ってきました。

金曜日の仕事を終え、燧ケ岳(尾瀬燧ケ岳)に向かいます。
2012年に一度、燧ケ岳に行き、そこで見た絶景にもう一度会いたくて。
実は、2012年の燧ケ岳登山では富士山を見ることができたのでした。
天気予報では、快晴の予報。今日は行くぞ!ということで12時ジャスト
郡山を出発します。

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途中コンビニで休憩を取りながらAM4:00に御池の駐車場に到着です。
外は真っ暗。登るにはまだ早いな。
30分だけ仮眠とるか・・・・Zoo
ハッ!時計を見ると・・・・AM5:15
はー危なかった。爆睡することろでした。
空は白々と明けてきています。前回の登山で道は完全に覚えています。
さあ行くぞ。

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広沢田代の手前で夜明けを迎えました。
暗い空が、一気に薔薇色に染まります。
これだから、早朝登山はやめられません。

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荘厳な夜明け。先行していた登山者の方が、一心にカメラのシャッターを切っていました。

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歩きやすい木道を進みます・・・と言いたいところですが、霜が降りていて、木道が
やたら滑ります。意外に急げません。転ばないように、ゆっくりゆっくり進みます。

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明るくなって、山の紅葉が見えてきました。
あー、きれいだなあ。

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遠くの風景が見えてきました。方向的に沼山峠かな。
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広沢田代付近で自分を撮影します。
おーーー足が長い。
うふふふふ
思わず笑みが浮かびます。ヽ(´▽`)/

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燧ケ岳が目に飛び込んできました。コースタイムではここから2時間30分となっていますが
多分1時間かからないでしょう。
ただし、木道はまだツルツル滑ります。足を垂直に置いて歩くのが、ちょっとストレスです。

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広沢田代の池塘です。
空の青さを深く吸い込んだような美しい池塘です。
鏡のように山が映りこんでいました。

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広沢田代を過ぎると、急な登りが始まります。
このあたりから、日当たりが良くなって木道が滑らなくなりました。
体も温まってきたので、歩くスピードを上げました。

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9合目の標識が足元に!もうすぐ山頂ですね。
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山頂間近には、雪のような霜のような、氷の塊がありました。ちょっとここも滑ります。
またまたスローダウン。

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尾瀬沼が見えた!山頂到着です。俎嵓(まないたぐら)2220m。眼下に見える尾瀬沼までは、ナデッ窪を降りるとコースタイム1時間20分で到着できるようですが、今日はピストンなので、双耳峰のひとつ、芝安嵓(しばやすぐら)2356mに向かいましょう。
俎嵓(まないたぐら)から芝安嵓(しばやすぐら)に向かう途中、いったん鞍部に下りなくてはなりませんが、ここが完全に凍っています。
笹をつかみながら、転ばないように慎重に進みます。

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この鞍部は噴火した地点と言われています。が・・・定かではありません。
さあ最後の登りです。

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燧ケ岳山頂最高峰に到達。登り始めてから2時間10分でした。
尾瀬ヶ原に目を向けます。

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尾瀬ヶ原に霧(ガス)がかかっています。
その先にはなだらかに至仏山がそびえています。
いつか、燧ケ岳から、至仏山、笠ケ岳を抜け湯の小屋温泉まで歩いてみたいですね。
そこからはバスが出ていて、水上温泉までいけるそうです。
そこから、谷川連峰へとダブル縦走なんかしたら最高かも。

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うーん。残念。今日は富士山には会えませんでした。
それにしても眼下の紅葉の美しいこと。
思わず目を奪われます。山が燃えていますね。

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下りは、紅葉を眺めながら、山の秋を楽しんでまいりました。
夏も楽しい山でしたけど、秋の深まった燧ケ岳(尾瀬燧ケ岳)も美しい静かな山でした。

2015年9月27日 大境山に登ってきました

会津若松にある某登山チームの方からお誘いを受けて、山形(新潟)に行ってきました。

大境山はこちら

今日登るのは山形県と新潟県の県境にある大境山です。

その標高は1101mとそれほど高い山ではありません。
事前にインターネットで調べると、山頂からの景色はかなりきれいな山のようです。
これは楽しみです。

夜二時に起床。眠い目をこすり準備を確認して、3時に郡山を出発
4時に会津若松に到着しました。
会津アピオには5時待ち合わせです。待ち合わせまでの時間は、近くのセブンイレブンで時間をつぶしました。
AM5:00 第一陣が集合しました。車2台に分かれて大境山に向かいます。
喜多方の道の駅で待ち合わせの人を拾い、全員集合です。
(ベテランの山男たちと、素敵なお姉さま方、総勢11人のチームとなりました。)

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喜多方を越え、山形に入ります。途中の美しい風景に目を奪われながら登山口到着
登山口は普通の道路で、駐車場はありません。
少し広くなっている路肩に車を停めて登山スタートです。

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最初は、雑貨を売っている商店の隣から山に向かって進みます。
用水路に沿って歩いていきます。
ところが、ここでハプニング。
用水路を越えて、道なき道を登るだけ登るといきなり登山道が消え、何かの作業場にでてしまいました。
その先を探索しましたが藪がひどく、先に進めそうにありません。
道が違っていたようです。
用水路を渡ったところで分岐があり、本当は右手に進むところを、目にしたリボンに導かれて左手に向かってしまったためのミスでした。
分岐の目印はもっとはっきりしてもらいたいかな~。
作業場に向かうリボンの方が大きくて、目立ってますから、どうしても間違えやすいですよね。

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そんなこんなで1時間くらいは時間と体力をロスしてしまいましたが、全員
気を取り直して正しいルートを登りかえします。時間はまだ9時15分です。
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たくさんのキノコが生い茂っています。
メンバーの皆さんの声が聞こえます。

「すごいねー、これ食べられるの?」
「これなめこ?ネバネバしてるからなめこよね」
きのこを話題に話が弾みます。
おいしそうな栗も落ちていました。
山は秋真っ盛りですね。
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葉は枯れた赤色
緑の中に鮮やかに色づいていますね。
もうしばらくすると、完全に秋一色になるのでしょう。
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今年は暑い夏だったから、紅葉が楽しみですね。
それにしても鮮やかに染まっています。
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急坂、急登を登ります。道が滑りやすく結構きついかも。
おしゃべりできるペースで、ゆっくり登山で登ります。
途中、視界が開けて目の前の山が見えてきました。
景色が開けると元気も出ますね。
リーダーの方から、
「もう少し登ると平坦な尾根にでるよ」と嬉しい言葉が!
頑張ろう!
 
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山頂まで1.5キロ付近
標高874mの大セド峰を越えたあたりでランチです。
山岳会の皆さんが運んでくださった食材が次々に美味しそうな料理に変わります。
熱々のトン汁、漬物、お菓子が目の前に広がります。
トン汁が体に沁みていく~・・・・・・・・・うまい~

1時間くらいくつろいでいましたが、気づくと少し雨模様。

時間も13時を越えており、リーダー判断で下山となりました。

今日は、秋山を楽しめたな~。
秋から冬にかけてこそ低山の魅力を楽しめる素晴らしい季節。
今年はもっともっと紅葉を楽しむぞ~!

山岳会の皆様、お誘い大変ありがとうございました。

2015年9月15日 那須岳に登りました。

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結論から言えば、ダメになってしまったのですが、実は剱岳に登る計画がありました。
山の先輩が、シルバーウィークは剱岳に行くぞ!早月尾根をがっちりピストンだ!
という心震わせるお誘いを受け、その前に足慣らしだ。ということで
那須に来たのでした。

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時間は6時30分。登山者全然いない。この静かで厳かな那須岳。
お気に入りの山ですよ。
うん、最高!
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足慣らしなので、今日は小走りに進みます。
登りも楽しい。(と言っても剱岳が頭にあるのでザックには
テント、水4キロと負荷をかけた装備できました。)
曇りの空も晴れてきました。
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山と雲って神秘的ですよね。
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秋の澄んだ空がどこまでも続いています。
那須岳はアプローチは簡単な割に、想像を超える素晴らしい景色をプレゼントしてくれます。
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約40分で山頂へ。少し息が上がったかな・・・
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空と雲の彩がいいんですよね。
いつまでも眺めていたい青空。
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今日は脚を作る日なので、長居は禁物。続けて朝日岳に向かいます。
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ゴロゴロとした岩場を越えて、越えて越えて・・・・
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朝日岳登頂。たくさんの登山者がいました。茶臼を眺めて、水を飲みます。
飲んでいるのはセブンイレブンで購入した炭酸水。
山頂で飲む炭酸水は最高においしいもんです。ただし
刺激が心地よくてついつい飲みすぎちゃうんですよね。
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雲が出始めたかな。
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ということで、いきなり三本槍岳です。すれ違ったのは10名くらいの登山チームだけ。
山頂には3人の若者。
ストーブで何かを焼いて食べてました。
ゆったり感がうらやましい。
おいしい料理と、熱いコーヒーと、楽しい会話。
それも山の醍醐味なんですよね。
とはいえ、今日は脚を作る日、景色を眺めて写真をとったら下山です。
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とりあえず、何も映らないですが北方面を写真に撮ります。
雲が出てきて天気がいまいちになってきました。
もしかすると、雨が降るかも。
天気予報では黒磯晴れから雨だったような・・・
急ぎましょう。
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方位版を写真に収めて撤収。山頂にいたのはジャスト2分くらいかな
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途中の分岐を撮影。那須岳もいろんなルートがあるんですよね。
駐車場さえしっかりしてるなら、福島県方面からも登ってみたいな。
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誰もいない道を歩く。
一人の時間。結構この時間が至福のタイムです。
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前に登山者発見。那須岳はガレ場岩場が多いので慎重に歩きましょう。
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秋の那須岳には、それこそいたるところに蝦夷リンドウが咲いていました。
深くて上品な藍色ですよね。
急ぎながらも、花をめでる楽しい山歩きでした。
余談ですが・・・
楽しみにしていた剱岳は母親の入院という思わぬアクシデントで
中止になりました。ま、山は逃げないからと自分を慰めています。

2015年8月10日富士山に登ってきました。後編

山頂の久須志神社の前で横になっていたのですが、3人の外人
(多分アメリカ人)が山頂に来てから、あちらこちら、うろうろしています。
なんだろうなあ・・・気になるなあ。と思っていたら、そのうちの一人が
声をかけてきました。

アメリカ人(以下米さん) 「ちょっといいですか?(といったと思われる)」

とし   なんでしょう?
米さん 「山頂に来たのはいいが、寒すぎます。私達は非常に危険な状態です。」(といったと思われる。) 

確かに彼らは、上半身Tシャツ下半身短パンといういでたちです。

とし「下山したらどうですか?」
米さん「ヘッドライトを持っていません。暗い中の下山は危険です。」
仕方ないので、緊急用に持っていたレスキューシートを3枚、彼らに与えました。
米さん「いくらですか?お金払います。」
とし「それ百円ショップで買ったものなので、差し上げます。」
ところが、彼らは食料も持っていません。
仕方ないので、持っているパン全部と行動食の柿の種を渡しました。
(まあ、アメリカ人が柿の種食べるかどうかはわかりませんが)

そうこうしているうちに、今度は、アメリカ人(と思われる)のカップルが登ってきました。
あろうことか、二人とも短パン。
彼らは、「寒い。耐えられない。」と言い始めました。

久須志神社の隣に、発電ができる小屋があって、寒さを避けるために彼ら5人はそこに入りました。(多分立ち入り禁止ですよね。)しかし、そこも30分くらい経った時、いきなり消灯になりました。
ついに彼らは、下山を決意。
カップルが持っているライトを頼りに下りていきました。

富士山は、日本でも有数の観光地なんですが、多分こんな外人さんが、毎日登ってくるんでしょうね。山梨県も、静岡県も登山口で協力金を徴収するのであれば、一言注意してあげるくらいの対応があってもいいかもしれません。
特に、協力金を払ったときにもらうパンフは日本語で書かれているので、外国人には理解できないでしょうからね。

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彼らが去った後、また寝袋にもぐりこみます。
その後、数人の登山者が登ってきましたが、さすがに皆さん防寒対策はしっかり
されている方ばかりでした。
それでも、富士山頂の気温は3度くらいでしょうか?かなり冷え込みがきついです。
寝ていると地面から体温が奪われている感じで、ちょっと横になっているのもつらくなってきました。
やむを得ず、持っている服をありったけ着込んだらやっと落ち着きました。
富士山頂には、トイレもあるのですが、寒さのあまり共同トイレで暖を取っている登山者もいます。

12時まで吉田口の山頂にいましたが、眠れないので剣ヶ峰に向かいます。
相当早いですが、御来光の場所取りです。
吉田口の登山道を見ると、ヘッドライトの明かりがわずかながら列をなして登ってくるのが見えました。
山小屋を早めに出発した登山者の皆さんですね。

久須志神社を出て、時計回りに剣ヶ峰を目指します。歩き始め、一部わかりづらいところがあって、すぐに大日岳という山頂があり、その左側を通らないと行けません。
はじめ大日岳に登ってしまい。崖の行き止まりにぶつかって、一度引き返して道を見つけました。

真夜中の12時ですが、風がなく、なんとも不思議な感覚でした。満点の星空、眼下には町の夜景。なんだか地球ではない別の惑星をあるいているような感覚でした。

およそ30分くらいで、剣ヶ峰に到着しました。本当の最高峰です。
歩いているうちに寒さも消えました。
山頂の手前から一緒になった登山者がいらっしゃいました。

剣ヶ峰に到達したときに、「おめでとう」と言ったらありがとうと答えてくれ、そのままハイタッチをしました。
彼は、グワテマラ来たポールさんという方です。日本は美しい。富士山に登れてラッキーと話してくれました。

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ちなみに、ポールさんとみていた富士山最高峰、剣ヶ峰の景色はこの景色です。食べ物がほとんどなかったので、コーヒーを飲んだり、ホットワインを飲んで体を温めて寒い夜をしのぎます。
長い長い時間が過ぎ、徐々に夜が明けていきます。
最初は二人だけだった山頂にも、いつしか100人以上の人たちが登ってきました。
特等席で、御来光を待ちます。

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早く来ないかな・・・早く、早く

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ゆっくりと空が明るくなっていって

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やっと御来光が来た!!!

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その瞬間「おおおおお」というどよめきが上がりました。
拝んでる人、手を振っている人、万歳をする人、写真を撮りまくる人さまざまです。

最初は、御来光なんて、とか思っていましたが、やはりいいもんですね。

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御来光をたっぷり堪能したあとは下山です。運よく、影富士も見られました。
綺麗な空と影でした。
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登った時は見えなかったお鉢の中を見て下山します。

下山は、静岡側、富士宮口に下りることにしました。

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下山は太平洋を眺めながら、2時間で下山しました。

富士山本当に楽しかったなあ・・・・
来年、また登りにきたいです。富士山、ありがとう。

※余談ですが、翌日は別の山の登山を検討していました。
しかし32度を超える気温。あまりの暑さに山をあきらめて、伊豆で泳いでしまいました。

2015年8月10日 富士山に登ってきました。前編

昨日は宮城県の蔵王にいましたが、今日は山梨県に向かいます。ヽ(´▽`)/
今日登るのは日本の霊峰、富士。
富士山、それはあまりにも存在が大きすぎる日本の名山。
登山が趣味なんです。というと必ず聞かれる「富士山は登られましたか?」の一言。
そうなんです。登山や山に興味が無い人でも、山といえば富士山を連想します。その富士山には、やはり一度は登るべき!ということでいよいよ今日、富士山に向かいます。
この富士山、事前にいろいろ調べたのですが、毀誉褒貶が激しい山ですね。
富士山の悪口で多いのは主に、
①いわゆる観光地。誰でも登るので渋滞がひどい
②ただの大きな砂山で趣に欠ける。
③商業主義の山小屋が不親切。
④素人が登る山。登山愛好家は他の山を目指す
などなど。
富士山に限らず、ある程度登山者が多く訪れる山の宿命なんでしょうが、登山を趣味としない人が登る山は、山ではなく観光地化してしまっている。という批判を受けるケースが多く見受けられます。その代表がおそらく富士山ということになるのでしょう。
とはいえ先入観は、正しい一面を見られなくする危険があります。自分富士山に登り、自分の目で富士山を見て、そこがどんな山なのか?しっかり確認してきたいと思います。

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朝一で東京に到着。電車を乗り換えてまずは大月駅を目指します。
上の写真は西国分寺のKIOSKです。オシャレだな~さすが東京。
ここでJR中央線、快速高尾行きに乗り込みます。
さらに、高尾でJR中央本線普通 甲府行きに乗車し大月駅に向かいます。

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大月駅から河口湖行きの富士急行線に乗り換えました。
初めて乗りましたが快適な電車です。
成田エクスプレスが成田から河口湖まで直接乗り入れできるようになってるんですね。
このアクセスの利便性の高さ!外国人に富士山が大人気の訳だ。
ということで、車内を見渡すと、乗客の9割は外国の方でした。まさかみんな富士山に登るわけではないのでしょうが、それでもザックを持っている人が多いです。
ちなみに大月駅から河口湖駅までの乗車料金は1140円でした。

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乗車率は90パーセントくらいでしょうか。大きなザックを持って中に入って席さがしも面倒なので、デッキにいましたが、なんと・・・・デッキにも回転式の座席がありました。通常は収納されているんですが、取っ手をつかんで手前に引くと、ご覧のような椅子がでてきます。
素晴らしい電車だな~。快適快適♪

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河口湖駅到着。ご覧のような富士山のキャラクターが描かれた電車が止まっていました。
外国人の皆さん、電車に群がり写真をパチパチ。
僕もパチリ

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河口湖駅で、水と食べ物を補給しました。水は吉田口5合目で買うと高そうなので、バスに乗る前に駅近くのコンビニで調達します。
河口湖駅から吉田口五合目までは富士急山梨バスを利用します。料金は片道1540円、往復ですと2100円です。このバスには、長い行列ができています。乗れるかな?と心配しましたが、ぎりぎり無事乗れました。一時間ほどバスに揺られました。

当初の計画では、新宿から高速バスを使っての富士山アプローチを考えていました。しかし夏休期間中は帰省客で、高速の渋滞にはまるのが心配だったので、電車とバスのアプローチとなりました。大正解でした。

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吉田口は、もう外国人の方で大賑わいです。主に英語と中国語の会話が多いかな。

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金剛杖が売ってますね。登りには重宝しそう。(電車では邪魔になりそうだけど)

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吉田口五合目にある小御嶽神社です。売店のすぐ隣にありました。神社の近くには展望台もあります。

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五合目でお土産眺めたりして30分ほどのんびりしました。
時間はPM2時40分そろそろ出発しましょう。
六合目に向かって歩き出すと、乗馬のコーナーがありました。

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この馬に乗って6合目まで運んでもらえるみたいです。
ちなみに歩き始めはいきなり下るので、一瞬道を間違えているのでは?と心配になりました。

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安全指導センターを越えると、いよいよ登山道入り口です。ここでは協力金を払ってパンフとバッジをもらいました。

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結構ガスガスですね。視界不良です。
天気予報では晴れの予報なので、途中から晴れてくれると嬉しいな。
お天気の回復を期待して登山開始です。

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吉田口の標高が2305メートルですから、実は、ここはかなりの高さです。(東北最高峰の燧ケ岳山頂くらいあります。)いきなり雲が足元に広がっていますからね。
上を見上げると、九十九折の登山道が続いています。山頂まで、ずっとジグザグに登っていく感じなのかな?

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登り始めてすぐに渋滞にぶつかります。
老若男女、たくさんの人が登っていますね。それにしても混雑がすごい。
いままで、こんな渋滞を体験したのは、記憶にあるところだと紅葉の時期の安達太良山くらいですね。

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渋滞に身を任せ、のんびりゆっくり登って七号目の日の出館に到着です。
山小屋に到着するたびに、登山者がほぼ全員休憩に入るので、その隙間を狙って先に進みます。

(この後も渋滞→小屋着→一気に抜け出す→渋滞のループの繰り返し)
でも渋滞にもメリットがありますね。渋滞にはまれば、ゆっくり歩けますから疲れないですみます。このまま体力温存して登っていこう。

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すこしずつ、雲が開けて、青空が見えるようになってきました。団体の登山者の人たちが多いです。みんなツアーかな?高齢のチーム。若者のチーム。女性だけのチーム。いろんなチームがありますね。
心に残ったのは、子供たちと先生と親御さんのチーム。子供たちを先生が励まし、先生を子供たちが励まし。一心不乱に登っていきます。
先生と子供たちの笑顔がいいんですよね~。ほんと素晴らしい。

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おなじく七号目にある富士一館到着。少し登山者の数も少なくなってきたかな?

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このあたりからますます、お天気回復基調。白い雲が美しいなあ。
   

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八合目手前の東洋館に到着。

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八合目が近づくにつれ、道がだんだん険しくなってきます。

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八合目太子館到着。ここまで調子よくて、水も飲まず、トイレも入らず休憩ゼロで来られました。続いて上を目指します。   

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休憩中の女性2人組が、静かに雲を眺めています。
一人の女性が「こんな大きな雲ってあるんだね」とつぶやき、もう一人の女性が「うん」とうなずいて、また雲に見入っていました。
うん、確かにすごい雲でした。
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空の深みが増してきました。雲のボリューム感も圧倒的です。

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少し日も傾いて、真っ白だった雲が心持ち金色に変わってきています。
優しい風にゆっくり雲が動いていきます。穏やかな空。そのまっただ中にいられる幸せ!

と、電話が・・・

「もしもーし、今どこだ?」
山の師匠から電話をいただきました。心配して電話をかけてくださったのかな?
ありがたいですね~
山頂への予想到着時間を教えていただくなど、いろいろアドバイスを頂きました。
電話で声を頂いてさらに元気がでました。さあもう一息!山頂を目指しましょう。
ここからは雲のオブジェを楽しみながらの山旅です。   
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目の前に金の壁!

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須走口との分岐点
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景色が素晴らしすぎて、ハイ状態でした。
まさに空中の散歩です。

冒頭述べたように、富士登山には、ネガティブな意見もあるのですが、目の前に広がる空の圧倒的な解放感や雲にできる陰影や光の美しさは、ネガティブな意見を圧倒的に凌駕する素晴らしさがあります。

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地球と宇宙を実感する景色・・・・
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少しまた日が傾いて、透明感のある空に色が変わりました。
なんだか、船の上から海を見ているような景色ですね。
(心に残る1枚になりました。)

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さて・・・・・いよいよ九合目です。
ここまで来ると登ってくる登山者もまばらです。
ここまで調子よく登ってきたのですが、ここにきて空気の薄さを実感しました。
一気に登ろうとするのですが、通常の呼吸では追いつきません。
ランニングを走るときのように二回大きく息を吐き出さないと、苦しくて呼吸ができない。
酸素の濃度は平地の3分の2程度。こんなに苦しくなるものなんですね。
8合目で休憩を取っていた外国人3名の方が、僕を追い越して登って行ったのですが、ここで歩けなくなって大休止されていました。一人の人は嘔吐していますけど大丈夫かな。
(ちなみにこの3名の方とは、このあとちょっと面倒なことになるのですが・・・)

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息苦しさも、空と雲を見ると忘れられます。
ここまで来たら、一気に山頂に行きましょう。
ガンバ!と自分に気合。
息は苦しいけど、ほんと楽しい。

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もうあと200メートル!
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息苦しさでかすむ目に山頂が・・・・・
(ではなく単なるピンボケ写真です。)

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やったー!山頂到着。最高地点ではありませんが、とりあえず山頂です。
時計を見ると、時間はPM7時20分。
まずは自宅に電話
とし「もしもし、着いたよ山頂」
妻「おめでとう。よかったね。でどこに泊まるの?」

とし「うん 野宿」
妻「・・・・・・・・」
とし「大丈夫、万が一のツェルトもあるし、(幕営禁止だけど・・)食べ物たくさんもってきたし、水も3リットル手つかずだし、風もないから寒くないし(このあと檄寒を体感するのですが)とにかく心配しないで」
という会話をしたあとは、持ってきたビールで乾杯。
荷物を軽くしないとね。

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山頂では写真を撮ります。もう夜景が綺麗でまた感動。

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ツェルトは張りませんでしたが、床にシートを敷いて寝袋を出してもぐりこみます。
あー、ふかふかだ。快適快適
シュラフから顔だけ出して穏やかに空を見上げます。
流れ星が尾を引いて流れていきます。近いなあ。
遠くで花火の音が聞こえます。
星が大きいなあ。

そんな時でした。大休止していた外国人の3人組が登ってきたのは・・・

続く

2015年8月9日 蔵王に登ってきました。

お盆休みは会社は9連休のお休みです。例年特になにをすることもなく
日にちが過ぎていきます。今回は、少しでも充実した夏休みを!ということで
お休みの二日目の9日土曜日は、蔵王に向かいました。

実は、お休みの初日に妻の実家である梁川町に来ておりました。
梁川町から蔵王までは約40キロ。車でならすぐの距離です。
息子も、「蔵王?ふーん行ってもいいな」

ということで、夜中の2時に蔵王に向かいます。
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一時間ちょっとで遠刈田温泉到着。
あちこちに巨大なこけしのオブジェが見られます。
とりあえず、セブンイレブンに入って腹ごしらえ
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巨大な鳥居をくぐります。
蔵王エコーラインの入り口です。
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出発したのは夜中の3時。コンビニで時間調整をしているうちに夜が明けてきました。
すれ違うのは、走り屋の車だけ。エコーラインも峠族の拠点なのかな?
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東の空がオレンジに染まっていきます。
(空が綺麗なのは、この時点まででした。)

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で・・・・駐車場到着後、車を降りて10分ほど歩くと、刈田岳山頂到着です。
(すいません。これを登山のカテゴリーに入れていいものかどうか・・・)
ほぼ山頂まで車で行けちゃうんですよね。
ちなみに蔵王の最高峰は、標高1840mの熊野岳です。
刈田岳からはおよそ2キロの道のりです。
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少し天候が怪しくなってきたので、走ります。刈田岳を北に向かう稜線を
進むと、馬の背にでます。
この馬の背のちょうど右手には、あの有名な御釜があるのですが、今日はまったく
何も見えません。
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としばらく進むと、上の立て看板が。
刈田岳と熊野岳とを結ぶ稜線は通行止めだったんですね。
蔵王の最高峰熊野岳に登るためには、蔵王温泉側から登るしかなさそうです。
とはいえ、天気が悪くて、視界もよくありません。
快晴の蔵王に期待して、次、また遊びに来ることにしましょう。
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来た道をまた走って引き換えし、遠刈田温泉へ
広場で朝市が開催されていたので、スイカを買ってかえりました。
ちなみに、お天気が良ければこんな景色が望めます。
御釜の風景

ちょっぴり心残りな蔵王になってしまいましたが、ガスで趣のある蔵王の一面が
見られたから・・・ま、いいか

2015年7月3日 谷川岳に登ってきました。

7月の3日、会社に有給を申請し登山に出かけました。実は、この日、もともとの計画では富士山に登る予定でした。
山に登るベテランの人ほど、なんとなく富士山を敬遠する空気がありますが、そこはやはり日本人として一度くらいは富士山に登りたいという気持ちと、単純に日本一高いところに登ってみたいという二つの気持ちがありました。
当初の計画では、郡山発新宿行きの夜行バスに乗り、新宿から富士5合目行きのバスに乗り換え午前9時頃富士山に到着。そのまま一気に山頂往復を考えていました。ところが、前日2日から、すっきりしないお天気。しかも3日は関東地方を中心に大雨の予報。(3日は千葉市で1万人を超える避難勧告がでるくらいの雨が降りました。)富士山が登れない場合は、別の山に向かうB案を持って高速バスに乗り込みました。

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夜間の高速バスに乗るの初めてです。スタンダードなシートなので、多少窮屈なシートですが、1シートに一人なので、座っていてつらいことはありません。ただし、シートをあまり後ろに倒すことができないので、バスの中で熟睡するにはコツがいりそうです。
(写真は那須高原のSA 光の演出が綺麗です。)

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高速バスのトイレ休憩は2回。那須高原とこちら羽生SA
お手洗いの入り口に提灯がかけられて、ここも趣のあるSAでした。
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バスは、時間通りに新宿に到着しました。
(郡山を23:00に出発し、新宿5:05分に到着です。)
ところが新宿に降り立ってみると、濃い曇り空から、雨が降ってきています。その場で、富士山のライブカメラやお天気情報を確認しましたが、どうも今日は富士山はダメですね。予想の風速計でも20メートル以上の風が吹く予報です。
シオシオと気分も落ち込みましたが、代わりのB案を検討します。候補は①丹沢、②天城山、③谷川岳 お天気、交通の便を調べ谷川岳を選択しました。
この時間、雨が降っている谷川岳ですが、11時過ぎには、雨が上がり、曇りになる予報がでています。
電車も新宿5:20→池袋5:40→赤羽5:54→高崎7:45→水上8:50と、登山をするスタート時間も大きな問題はなさそうです。
(上の写真は、赤羽駅 雨が降っていて若干一抹の不安が残るものの・・・谷川岳に向かいましょう。)
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電車の中から外を眺め、晴れろ~!晴れろ~!と祈りながら水上駅到着。ここは、有名な水上温泉。それとカッパクラブ(グレートトラバースの田中陽希さんの勤務先)があるところです。駅を出て、バスに乗りました。
谷川岳といえば、一番近い駅は土号駅(地下トンネルで有名)なのですが、水上からの乗り換えを考えたときにバスの方が30分以上早く到着できるのです。
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バスの乗客は、自分を含めて3名でした。一緒に乗ったのは60代後半のご夫婦。ザック持ってますね。谷川岳に登るのかな?
およそ20分くらいでしょうか?谷川岳ロープウェイに到着です。
いつしか、雨がかなり小降り(というより霧?)になりました。ロープウエイ乗り場でカッパを着込み出発します。

今日のルート
西黒尾根(日本三大急登のひとつだそうです。)を登り、山頂であるトマノ耳、そこから最高峰オキノ耳に進みます。
山頂からは、お天気回復することを期待して、肩の小屋を通り天神尾根へ熊穴沢避難小屋を抜けて田尻尾根へ。MAP上のコースタイムは8時間です。

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ロープウエイをでると、登山指導センターを通ります。前を通った時、職員さんから「今日は小屋どまり?と聞かれました」「いえ日帰りです」「そうかー気を付けてね。西黒尾根はすべるからね」と声をかけていただきました。
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しばらくは舗装路を歩きます。
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登山口到着。時間は9時30分です。
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登り始めは樹林帯の中を進みます。少し登ると、鉄塔の真下にでます。視界が開けましたね。
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と思う間もなく、またもや樹林帯の中へ。急登っていうけど、それほどでもないです。4分の1まで来たんだな。
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雨は降っていませんが、少しガスが出てきましたね。
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森林限界を過ぎてから、山は岩山の様相を呈しています。
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足が疲れたころに、鎖場が連続します。雨で岩がつるつるになってますね。これ落ちたら大変。気を付けて登らないと。
手袋をつけて、しっかり鎖を握って登りました。高度感は大したことないですが、油断が一番危ない。
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途中ニッコウキスゲを見かけました。きれいな花を見るとホッとしますね。ニッコウキスゲは雄国沼が有名ですが、今年は行けなかったな~。
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最初の鎖場を越えると、ラクダの背にでます。ここは晴れていればかなりきれいな場所らしいですが、ガスガスで何も見えません。今日ここまでお会いした登山者は5人のパーティ一組だけでした。まだ山開き前なので人が少ないのかな?と思った瞬間・・・今日は平日だった・・・と気づく自分
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ラクダのコルを越えると、道はいよいよ急になってきます。
こんなところですが、会社やお取引先から電話が次々と入ってきます。
なんとなく、仕事モードが抜けない~つД`)・゚・
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お天気よかったらなあ・・・と思いましたが、お天気が悪くないとみられない風景もあるさ。と気持ちを切り返します。
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霧の中で静かなオブジェが立っていました。天神尾根との合流地点。そこから少し歩いて、山頂へ
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山頂のひとつトマの耳到着。山頂には、単独行の方、50代後半かな?ご夫婦の方が休憩をされていました。ここでバーナーでお湯を沸かしてご飯を食べます。今回持参したのは、お赤飯のアルファ米。お湯で20分とか書いてありますが、10分くらいで十分柔らかくなります。塩を入れて食べましたが、結構おいしかったな。ご飯を食べて、コーヒーを飲んで休みます。暖かい飲み物は元気がでますね。
山頂の写真を撮ったらオキの耳に進みましょうか。
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何も見えず・・・・
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岩を回り込んだり登ったりしながら
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谷川岳最高峰 オキノ耳に到着です。標高は1977メートルです。山頂には
3人の男性の方がいらっしゃいました。
山頂でしばしのんびりしたあとは下山します。今日はお天気こそ悪かったものの、風が限りなく無風状態でした。風がないと山は穏やかですね。景色こそ見えなかったものの山頂を楽しんだら下山です。
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肩の小屋が見えてきた。
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中にいるおじさんに、写真撮影の許可をいただいて撮影。中には、バッジ、帽子、熊鈴、Tシャツなどが売っていました。山バッジを2個買います。
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ペットボトルは400円です。磐梯山より100円高く、飯豊山より100円安い。( ̄ー+ ̄)
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小屋見学をしたあとは、下山です。
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下山は田尻尾根コースを進みます。
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意外とおとなしい道でよかった。あまり急だと膝に来ますからね。
(とはいえ、2回ほど滑って尻もち。ズボンが泥だらけ!)
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30分ほど下ってようやく林道(工事道路?)にでましたね。
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綺麗な川が流れていました。ここで、靴とズボンとザックについた泥を流します。人がいないことをいいことに、着替えも敢行。あーすっきりした。
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下山後は、4時40分のバスで水上駅に向かいます。そこから電車で新潟に向かいました。
電車から東の方向を見ると、武尊山、巻機山、駒ヶ岳、八海山と次々に現れてきます。なんか・・贅沢です。
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新潟のビジネスホテルにチェックインして、近くの居酒屋で軽く一杯。その後ラーメン屋へ。たっぷり食べたあとは、ホテルで一人飲みです。
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翌朝、磐越西線で郡山へ。庄内平野の青い田圃が広々と広がって貸切車内で一人ご満悦。電車の移動も楽しいんですよね。
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磐梯山で登山者が熊に襲われる2

【登山中の男性が熊に襲われ負傷】今日正午頃、猪苗代町沼ノ平、磐梯山東側・赤埴山付近で登山をしていた男性が熊に襲われ怪我を負いました。男性は自力で下山し病院で治療中で生命に別状はありません。
6月14日だと思いますが、磐梯山で、またもや登山客が熊に襲われるという事故がありました。前回同様赤埴山近くとのことです。襲われた時間がお昼近く、襲った場所が登山道というのも、今までからすると、考えられなかった事です。磐梯山に登られる登山者の方、十分お気をつけください。猪苗代スキー場からのコースと、渋谷コースは特に注意が必要かと思われます。

2015年6月7日 厩嶽山、猫魔ケ岳、磐梯山に登ってきました。

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昨年登った厩嶽山から磐梯山に抜けるルートの楽しさが忘れられず、今年も同じコースをチャレンジです。この厩嶽山から猫魔ケ岳を抜け磐梯山を登るルートは結構な距離があり、林の中のハイキング、磐梯山と猪苗代湖を眺めながらの尾根歩き。飯豊山と雄国沼の絶景も楽しめる歩き応えのある素晴らしいコースです。(登山口までのロードを入れると全長24キロくらいになります。)快晴の日曜日。今日は初夏の夏山を思い切り楽しんでこようと思います。
前回の登山(2014年の11月)のときは、磐越西線の始発の時間を勘違いして、郡山駅で一時間待ちぼうけという大失敗をしてしまいました。同じ失敗は繰り返せませんよね。今年は時間ぴったりに郡山駅に到着です。^_^
ガラガラの磐越西線に揺られながら磐梯町駅にやってきました。

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駅舎を出て空を見上げます。さわやかに晴れ渡る初夏の磐梯町の空です。少し暑くなりそうですね。まずはゴールドラインを目指して歩きます。磐梯山が遠くに顔を出しています。これから登る磐梯山。まずは厩嶽山を目指します。早く尾根に出たいなあ。
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左の山頂が厩嶽山です。ここから猫魔ヶ岳を経由して右手の磐梯山の山頂へ
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磐梯町駅を抜け、ゴールドライン手前、栄川さんの手前の林道を進むと登山口です。うん?登山口の入り口にノボリが2本立っています。そうか、来週山開きなんですね。(実際は6月21日でした。)
この林道、熊注意の標識があったので、心構えをしてきましたが、今日は山開きに備えた林道整備で、大勢の方が草刈などの整備をされていました。
うん、今日は熊には遭わないな。
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林の中を抜け、花を眺めながら進みます。
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厩嶽山の登山口到着です。
R0004947
初夏の森は、明るくて心が弾みますね。前回は秋だったので足元に落ちた葉の堆積でふかふかでしたが、今日は明るい林の中、しっかりした道を進みます。道は九十九折になっており、急こう配でないのが嬉しいです。
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そうそう、33番まで道標が並んでいて、その下には一つ一つに仏様がいます。
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最後の石仏を見て
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お堂に到着です。このお堂から山頂まではさらに15分くらい。
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厩嶽山山頂到着です。ここまで駅からジャスト2時間でした。見直してみたら、前回とまったく同じコースタイムでした。
今日は天気もよく、見晴らしは最高ですね。狭い山頂ですが、ここの山頂の風景は素晴らしいですね。
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遠くに飯豊連峰の白き峰が光っています。まだたっぷり雪が残る飯豊連峰ですね。厩嶽山の山頂は、飯豊山を眺める特等席だな~。手前に見える雄国沼は、ニッコウキスゲの群生が有名な場所です。今月末か来月の頭には、妻と一緒にニッコウキスゲを見に来る予定です。
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穏やかな雲がぽっかりと山の上に浮かんでいます。厩嶽山でのんびりできました。ここから次の目的地地の猫魔ケ岳に向かいましょう。ここから猫魔ケ岳までは約一時間の道のりです。
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涼しく爽やかな林の中を進みます。結構気温は高いはずですが、木陰は寒さを感じるくらい。見晴らしはありませんが、歩いていて気持ちよいですね。
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猫魔ケ岳と雄国沼分岐まできました。この分岐を雄国沼に向かうとすぐに、猫石にたどり着きます。ここから見える雄国沼も素晴らしい。しばし飯豊山を眺めて一休み。さて、猫魔ケ岳まではあと15分の道のり。頑張ろう。
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猫魔ケ岳に到着です。
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ここで梅のおにぎりをひとつ食べました。汗をかいてきたせいかおにぎりがおいしい。
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さて、磐梯山に向かいましょう。まずは八方台へ。猫魔ケ岳までは一人の登山者もいませんでしたが、猫魔ケ岳からは結構多くの登山者とすれ違いました。八方台から猫魔ケ岳はメジャーなコースです。
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八方台の駐車場手前の日陰には、まだ少し雪も残っていました。
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八方台に到着です。ここからまたしばらく登りが続きます。まだ11時。のんびり行きましょう。ブナの立ち並ぶ林の中を進んでいきます。一昨年は、ブナアオシャチホコの被害で葉が全部食べられてしまいましたが、今年は美しい明るい葉が生い茂っています。
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中の湯到着しました。今日はいつにも増して硫黄の匂いが鼻につきますね。風がないせいかな?
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弘法清水到着。途中、ぐんぐん気温が高くなって汗まみれで到着しました。ただ目の前に広がる雄大な風景を見ると疲れもとびます。櫛ケ峰の荒々しい崩落の跡が素晴らしいパノラマを作っています。
この風景を眺めながら、お昼を食べます。ラーメン作って食べようとしたら何と!箸を持ってきてませんでした。ま、暑いからラーメンでなくてもいいか・・・とガッカリしながら、おにぎりとパンを食べました。沸かしたお湯はコーヒーに使いました。
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弘法清水で一休みした後は山頂に向かいます。
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磐梯山山頂到着。今日の山頂からの風景は素晴らしいですね。
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磐梯山には何回も登りにきているけど、今日の猪苗代湖は一番きれいかも?   
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他の県から来た女性のグループが、「素晴らしい・・こんな素晴らしい風景は初めて」とつぶやいてました。なんだか地元の民としては嬉しくなりますね。
さて、温泉に入りたいのでそろそろ下山かな。下山は、猪苗代?翁島?迷いましたが温泉に近いほうということで翁島に決定。きつい急勾配を降りてすすみます。翁島コースは急こう配が膝に優しくないですね。ダメージが来ないように、足を小幅にして下りていきました。ロードにでてからは、花を見ながら温泉まで走ります。
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このあたり、農家が多くて花が咲き乱れていました。あきない景色ですね~
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温泉に入って電車まで1時間待ち。近くの酒屋でビールを2本買って飲みました。
乾いた体にビールが染みていきます。いやー・・・・・・・・・・・・・・最高!
もう言うことなし!
来た時と同じく磐越西線に揺られて郡山にもどります。郡山方面も乗客が少なくゆったり座れました。家に帰って、シャワーを浴びたあとは、カツオとイカのお刺身を食べビール。その後ミョウガをたっぷり乗せた冷奴と冷やし中華を食べてまたビール、食べたあとはもう爆睡でした。
長い距離を歩くトレッキングは充実感がたまりません。本当に楽しい一日をありがとう。

そして・・・いよいよ来月は富士山です。こちらも楽しみです。

2015年5月17日 安達太良山と和尚山に登ってきました。

今日のルート

奥岳-薬師岳-安達太良山山頂-和尚山山頂-母成グリーンライン-磐梯熱海駅

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今日は、安達太良山の山開きです。先週に引き続き安達太良山に向かいます。
二週続けて登るので、今日は趣向を凝らし、少し長めのトレイルに挑戦します。
予定では安達太良山頂から和尚山に向かい、そこから銚子ケ滝を通り母成グリーンラインに抜け、磐梯熱海駅へ向かうルート。トータル距離25キロくらいでしょうか?
最近は、長めの距離を歩いていなかったので、今年初めての足慣らしになります。

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妻に、奥岳まで送ってもらいました。いつものように奥岳から山頂を目指します。出発時間8時30分。一人、ものすごく足の速い方がいて、その方の後ろにつきます。ペースが一定なのでの歩きやすい。薬師岳までずっと引っ張ってもらってしまいました。

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薬師岳です。山開きなので、みなさん思い思いのいでたちで登られています。風は多少ありますが、お天気は最高です。
ちなみに、強風のため、ゴンドラの運行は中止。当てにしていた方は災難でした。

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正面のなだらかな山に山頂が望めます。まだ残雪も残っています。

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残雪の取り付きに到着。ここから山頂まで10分くらい。薬師岳からは渋滞が発生してペースが落ちてしまいましたが、登山口から山頂までおよそ1時間30分で到着です。

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山頂です。ここだけは風がまともにぶつかるので風が強いです。登っているときは汗をかいてしまいましたが、みるみる体が冷えていきました。

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山頂から見た風景。翌日の新聞社の発表では、安達太良山に1万人以上の登山者とありましたが、どうみても500人もいないような・・・・まあ、集計方法としては麓の駐車場やら温泉などの来訪者すべてカウントしているんでしょうね。

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山開きスタートです。

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山開き前、神主さんが、衣装を着替えていました。寒い中ご苦労様です。

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テレビ局は3局来ていました。映ってるかな?と思いましたが、ニュースでは30秒もやってなかったですね。
山頂でのイベントを終え、和尚山に向かいます。

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なだらかな尾根歩きが楽しめるかな?和尚山に、安達太良山頂から向かうのは初めてです。道は結構大丈夫そう。

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花が綺麗です。
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稜線から磐梯山、吾妻さん、安達太良がすべて望めます。ここは紅葉の時期も素晴らしい景色が楽しめそう!

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安達太良山頂から、和尚山に向かう中間地点あたり、西(向かって右手)にトラロープが垂れ下がっていました。かなり急こう配ですが、下りていけそう。この先は何があるんだろう?

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ちょうど位置的にはこのあたり、破線もないし、西に進むと川にぶつかります。何かあるのかな?興味はありますが時間がないので和尚山に進みます。

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一時間歩いて、和尚山に到着。少し背丈の高い藪があり、中腰で移動したのはつらかったですが、景色は最高でした。このルートは、もう少し藪を払って歩きやすくしたら名ルートになる可能性があると思います。晴天の日の尾根歩きはお勧めですね。

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和尚山では、ミネサクラが咲き誇っていました。

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可憐な花ですね。

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和尚山の見晴らしから振り返って、安達太良山を望みます。結構歩いたなあ。なんか充実感が嬉しい。

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眼下には、大玉、本宮、遠くに郡山の風景が見えます。ここの見晴らしも素晴らしいですね。

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和尚山から、磐梯熱海駅まで歩きます。ここから20キロくらいありますが、駅までずっと下りです。楽しく歩いていきましょう。

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初夏の山は緑がまぶしくて、気持ちのテンションも上がります。柔らかな日差しの中に透き通るような緑がまぶしいです。本当にきれいな緑。もう少しすると、緑が濃くなって、暑さも厳しくなるんですが、長く歩くには一番恵まれているかもしれません。

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360度緑に囲まれるこの感覚。本当に気持ちがいい。お弁当持ってハイキングに来ても楽しめそう。ただこの和尚山は水場がないので、荷物は重くなりそうですけどね。

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木々の間を抜けて・・・

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苔むした岩を眺め・・・・鳥のさえずりを聴きながら・・・・

下山しました。
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川の渡渉も水が少なくて問題なし。

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グリーンラインから、磐梯熱海までは結構長かったですが、夢想山を眺めながら軽めにジョグ。

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母成グリーンラインから、磐梯熱海までの13キロのロードは、やむを得ずだらだら走りましたけど充実感あふれる山行となりました。

2015年5月10日 安達太良山に登ってきました(奥岳登山口)

一週間後に、山開きを控えた安達太良山。安達太良山の山開きは、ものすごく人気があっるそうで大混雑が予想されます。山開きに登られるかどうかわからないので、今日は安達太良山に来てみました。

自宅から登山口まで約40分。時間は8時ジャスト。駐車場に車を停めてザックを持ちます。風が・・・強い。
叩きつけるような風が吹いています。これは、薬師岳経由はずっと風にやられそう。ということで、くろがね小屋経由で山頂を目指します。

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くろがね小屋到着。登山口から40分。お手洗いも大丈夫だったので、小屋を横目で見ながら山頂を目指します。
このあたり風も特にありません。登山口からくろがねまでのんびり歩けました。雪もほとんど溶けてしまっていました。くろがね小屋手前にちょっと雪が残るくらいでした。

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くろがね小屋を過ぎて登っていきます。少しづつ残雪が目立ちます。

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駐車場にも、車は20台くらいしか停まっていませんでしたが、今日はお会いする登山者もいないですね。一人歩きを楽しみます。
紅葉の時期に歩きに来たことがありましたが、その時は大混雑でした。山開きも3000人といった人が登山するらしいので、来週も混みそうですね。

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残雪のトラバース箇所です。踏みあとが見えますね。

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トラバースします。雪は腐っているので、サクサク歩けます。これが凍っていると怖いでしょうね。春山は楽しい。

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残雪を越えて・・・・

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頂上が見えてきました。雲が流れて陰影をつくります。なんかかっこいいですね。安達太良

●山頂手前の動画

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山頂到着。風が強い!!   

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写真では伝わりませんが、風がすごいです。風の方向に顔を向けると息ができない。   
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お天気は最高なんですが、風は最悪です。   

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麓は春なんですけどね。この強風が来週の山開きとぶつからなくてよかった。
(山開きの日に風がやむとはいいきれませんが・・)

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尾根はいけるかな?
山頂から沼の平を望める牛の背に向かうところで二人の登山者にお会いしました。
関西から来られた方でしょうか?イントネーションが関西風の方。
「沼の平見たかったんですが・・・風が強くて危ないのでこのまま下山します。残念です。」とのこと。
登山は自己責任ですから、リスク回避の選択はいつももっとも正しい選択です。今度ぜひ、沼の平を見に来てくださいね。

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耐風姿勢を取りながら、沼の平に到着。情け容赦ない強い風が吹きます。
これは、きついわ。

●沼の平(爆音です)


風の音をお楽しみください。

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牛の背降りた途端、風はぱったり止みました。安達太良の稜線は風の稜線ですね。

●牛の背からくろがね小屋方面へ

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帰りはゆっくり下山します。お日様も登って風も穏やかになりました。
途中テレビユー福島の撮影スタッフとすれ違いました。
撮影ですね。御苦労様です。

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時間があれば、来週の山開きにも来てみようかな・・・

2015年4月25日 磐梯山に登ってきました。

快晴の予報の土曜日、磐梯山に登ってきました。
とはいえ、今回の反省は登山途中で、iPhoneの電池が切れて、写真がなかったこと。
ブログ更新の意思が挫けそうでしたが、とりあえず記録ということで写真だけアップします。

写真は、猪苗代リゾートスキー場。
雪の斜面を歩くのは気分がいいです。ちょっと雪が腐っていますが、サクサク登れます。

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スキー場最上部で、一休み。
猪苗代湖を眺めながら、ジュースで乾杯です。
今日の気温は20度、暑い位の陽気ですね。春というより初夏。

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猪苗代湖を眺めながら、直登を登ります。
山頂までは、ちょうど2時間。予定より30分多く時間がかかりましたが、一部
登りづらいところがありました。
(夏道でいうと、トラロープがかかっているあたり)そこだけアイゼンが必要ですが、そこから上は、危ない個所はありません。
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今年は、県外の百名山も登ってみたいですね。

磐梯山(赤植山)の登山道で会社員が熊に襲われる。

5月26日午前10時40分ごろ、猪苗代町赤埴山にある磐梯山の登山道で、下山中の会社員男性(49)が熊に襲われ、顔や左腕に全治3週間のけがを負った。

 猪苗代警察署の調べでは、男性は26日午前4時半ごろ、猪苗代スキー場にある猪苗代登山口から1人で登頂した。下山中、体長約150センチの熊1頭に襲われた。その後、自力で下山し、猪苗代町内の病院で治療を受けた。
(福島民報社の記事参照)

猪苗代スキー場登山道、渋谷登山道、川上登山道は樹林帯を抜けるコースでもあり、熊に遭遇する可能性が高いと思われます。
熊鈴、ラジオなどで熊よけ対策を徹底しましょう。

三春から、宇津峰山へ

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朝5時に起きて、三春の滝桜を見に行きました。
5時30分には滝桜に到着しましたが、なんとすでに100人くらいの人出が!
みなさん、素晴らしいカメラをかざして滝桜を激写中。
写真には一人も人が写っていませんが、写真フレームの外側にはたくさんのカメラマンがいます。
その後、三春を抜けて国道49号線へ向かいます。

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えーと・・・なんという橋だったかな?
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さくら湖の夜明けを眺めながら・・・・

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宇津峰山へ到着。写真はこれ一枚。
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その後自宅へ戻り、夕方からビールを飲んでいます。

2015年4月12日 那須岳(茶臼岳)に登ってきました(峰の茶屋跡)

仕事の関係で、前日の土曜日は一日福島にいました。それがようやく一段落。何かをせざるを得ない状況でないのは大変気分が良いものです。今日は何の憂いもなく山に行ける!ということで、向かったのは那須岳でした。昨年も那須岳には4月に来ており、雪の状態も問題ないとわかっていたのと、なんといってもこの日の天気予報は快晴。お昼近くには気温も18度になる。ということで、雪深い福島の百名山を避け、ここ那須のお山に来たのでした。

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郡山を4時30分にでて那須にやってきました。ほんとに雲一つない快晴だな。
途中コンビニでパンと炭酸水1本を購入。

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ロープウエイは動いているのかな?
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駐車場到着。車の中で仮眠をとっている人がたくさんいました。
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登り口はがっつりと雪。鳥居も半分埋まってますね。去年はのっけから登山道がわからなくて直登したんですよね。
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今日は、ツボ足なので、すべる斜面には気を付けて進みましょう。
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10分くらい登ると雪のない登山道にでます。
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峰の茶屋跡避難小屋が見えてきました。結構ここも標高高くて1720mもあります。
今日は風がないので、助かります。
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峰の茶屋跡への道は石がごろごろの道。でもこの登りは、歩きやすくて楽しい登りです。

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峰の茶屋跡避難小屋到着。ここまで30分。
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おひとり、のんびりと煙草をふかしている方がいました。
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さて、茶臼に向かうぞ
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振り返って旭岳。今日はいい天気だなあ。
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さらにごろごろした岩場を抜けて山頂方向へ
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今日は遠くまで見渡せるなあ
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ところどころ雪は残っていますが、さほどではありません。
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山頂まで700mくらい?この岩場の荒涼として、荒々しい感じが那須岳の魅力のひとつ。
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山頂まではもうちょっと。あと400m
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峰の茶屋跡から、20分で到着。

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あー、いい景色。
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鳥居を越えて・・・

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那須岳山頂へ、すれ違った人はいましたが、山頂は独り占め。少し早かったかな?
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それにしても今日は絶景。北に目を向けると飯豊、吾妻、安達太良まで見えます。
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雪はあるんですが、今日はどんどん暖かくなる予報です。お昼近くには18度まで気温が上がる予定です。

360度のビューが素晴らしい。

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空には半円のお月様
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望遠でズーム。
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自分の影をパシャリ。おっ!足が長く見える。ヽ(´▽`)/
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景色が広いんですよね。那須岳。
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登山道のすぐ近くから、噴煙がもうもうと吹き上がっています。

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朝日岳に向かう登山者。今日は、茶臼岳だけで下山。
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景色は冬なのに、暖かさに包まれる春登山。楽しかったな。

2015年3月21日 蓬田岳に登ってきました(蓬田新田登山道)

二週連続になってしまいましたが、蓬田岳に登ってきました。本当は、同じ阿武隈山系の山、一盃山に向かったのですが・・・・

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逢瀬川(ロマンチックな名前ですね)から太陽の登る東の空。今日はお天気よくなりそう。
今日は、まず小野町方面に向かいます。
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間もなく一盃山。ナビではあと2キロというところ。ところが・・・山の近くまでは来たのですが、駐車場が見当たりません。去年も登った一盃山ですが、昨年は国道49号線から、標識に従って進んだので、駐車場にもすぐにたどり着けたのですが、小野町方面からだと案内がない!
途中、いくつか別の山の案内があったりして、迷いに迷った挙句
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またもや、蓬田岳に来てしまいました。
理由は、お天気が最高で、先週の曇り空の中の登山のリベンジをしたかったこと。
前回は睡眠不足の中の登山だったので、体調万全の今日なら、さらに軽く登れるだろうという考えもありました。
前回と違い、今日は駐車している車は、自分の車一台だけですね。駐車場のまん真ん中に車を停めて、登山口に向かいます。
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素晴らしい青空です。雲一つない。
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暖かな日差しの中を進みます。ただし、気温は0度。お昼には16度まで気温が上昇する予報です。今日は手袋はなくても大丈夫かな。
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登山スタートとなる鳥居にやってきました。
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お天気がいいだけで、こんなに印象が変わるなんて。やはり登山は晴天の日に限りますね。今日も30分での登山を目指します。時計は7時を指し示しています。
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途中の倒木。きれいな苔に覆われていました。
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今日は、写真をあまりとらずにスピーディに歩きましょう。
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ということで、あっという間に山頂到着。ここまで25分でした。
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今日はテレビアンテナの上の空も快晴。
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誰もいない山頂で、まずは買ってきたコーラを一口含みます。喉に滲みますね。少しむせそうになりました。山頂の炭酸は最高です。
続いて、ストーブでお湯を沸かします。山頂のコーヒーが至福のひとときです。
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遠く那須連山が見えました。白銀に光る那須連山。今日、那須に登っている人もいるんでしょうね。春の山は静かで、明るくて、陽気でいいもんです。
子供の受験とかあって、なかなか遊びに行けませんでしたが、県立高校の合格発表もあって、これからは少し自分の時間も持てそうです。来週から、少しずつ山に遊びに行きたいな。

2015年3月15日 蓬田岳に登ってきました(蓬田新田登山道)

土曜日の夜から、色々仕事の調べものをしていたら、いつの間にか午前3時になってしまいました。ひと眠りしたかったのですが、昼間に少し昼寝をしたせいもあり、眠気が起こりません。どうせ眠られないなら、ここひと月以上、山からも遠ざかっていることもあり、今日こそは!との気持ちで蓬田岳に向かいました。

国道49号線を郡山からいわき方面に向かって走ります。
(写真は赤信号の停車時に撮影しました。シャッター押した途端青に変わりましたが・・)

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道の駅ひらたです。車が6台ほど停まっています。ここでコーラを一本買いました。
今日は晴れの天気予報ですが、朝方はかなり寒いです。郡山の気温はマイナス2度でした。平田はマイナス3度か4度くらいかな?

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駐車場はガラガラ。車は2台しか停まっていません。あんまり広いとどこに車を停めていいか悩みます。

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登山スタート
時間は5時50分 足元には霜柱が立っています。サクサクと音を立てながら霜柱を踏んで進みます。気持ちいい音です。

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広大な公園や、野球のグラウンドを越えたところに登山口があります。

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鳥居をくぐると登山道です。この鳥居、実はすごくサイズが小さくてかがまないとくぐれません。今日はくぐった途端、ザックが鳥居にガツンとぶつかってしまいました。
.・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ギャァ!!
祟りがありませんように!

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杉木立を眺めながら進みます。

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気温はかなり低いのですが、風が全くないのでむしろ暑いくらいです。久しぶりの登山なのでゼーゼー言いながら登ります。

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とにかく休まず、ただただ歩きます。あと400m!
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分岐を越えて
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山頂まであと100m

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でもって、山頂到着でした。時間は6時20分、ジャスト30分でした。今日は休憩なし、水も飲まず、写真も控えめだったので今までで一番早く山頂に来られました。
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風景明るいようですが、目視では結構暗いです。

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山頂で、日の出を待ちます。とりあえず、道の駅で買ったコーラを一口飲みましょう。
ううう、喉に沁みる!おいしい!(*^ー^)/C□

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山頂を少し北側に進んだところにアンテナがあるのですが、ここで青空が見えてきました。

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ここでようやく太陽が顔をだしてくれました。
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すこーしづつ、春の風情が感じられますね。
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木の根のあたりも、雪がずいぶん浅くなっていました。

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さて、登ってきた道を一気に戻りましょう。

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下りは、道が凍っていて、かなり恐る恐るの下山となりました。凍った道は登りよりも下りが難しいです。杉木立に抱きつくようにして下山します。超カッコ悪いですが、おかげで一度も転ぶことなく無事下りることができました。
駐車場到着は、6時50分。ちょうど一時間での往復となりました。
春の登山は、虫もおらず、人も少なく、マイペースの登山を楽しめます。
さて、来週はどこに行こうかな?

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2015年1月1日 霊山に登ってきました

今回登ってきたのは霊山(りょうぜん)

会社が冬休みに入りました。9連休の休みではありますが、夏と違って冬の休みは特にすることもなく、毎日磐梯熱海温泉に行って、湯治の毎日でした。
(かなり爺むさい過ごし方です)

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上の写真は磐梯熱海駅前の足湯。

下の写真は年末の郡山駅前

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LEDが美しいです。

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でもって年が明けた、1月1日。
妻の実家に御年始に向かい年始のご挨拶。その後ニューイヤー駅伝を見てごろごろしておりましたが、ツイッターを見ると、一番近いところにある山、霊山(伊達市と相馬市との境、標高825mの山)に登っている人が結構いらっしゃる様子。運動不足もあって、少し体を動かしたかったので自分も霊山に向かいました。妻の実家から霊山まではおよそ15キロです。

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霊山登山口の駐車場です。車が2台停まっていました。
気温はマイナス1度。ただし風はありません。体感温度はそれほど低くありません。
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穏やかな斜面をゆっくり登ります。急登がないのが霊山のいいところですね。
雪の積もっている斜面をサクサクと音を立てながら歩きます。

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この階段を上ると見晴らしがいいのですが、今日はパスして先に進みます。

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大きなつららが釣り下がっています。

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駐車場から見た岩山の上部に来ました。

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天狗の相撲場到着。

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結構足跡がありますね。今日は、初日の出を見に来られた方もいらっしゃたようです。

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だんだん、お天気良くなってきたかな?

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護摩壇入口へ到着。

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護摩壇の絶景とスリルを楽しんでくださいと書いてありますね。

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いよいよ護摩壇到着

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護摩壇です。この岩伝いに歩くと左側が切れ落ちた崖ですが、この道幅と鎖のガードがあるので、怖くはありません。前に来たときは、険しかった記憶がありましたが、こんな感じだったけ?

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写真ではわかりづらいですが、護摩壇の鎖の先はこのように切れ落ちております。

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確かに覗き込むと怖いかも・・
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護摩壇を通り過ぎて、国司跡に到着。

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ここから霊山最高峰、東物見岩に向かって進みます。
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いい木立だなあ~
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東物見岩到着。

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お天気が良ければ、太平洋、相馬沖から、仙台湾、牡鹿半島まで見えるそうです。

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どれどれ・・・

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方位55度。確かに遠くに海が見えました。

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いい景色だな・・・
ストーブでお汁粉を作って一休み。

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少し遠回りして帰ります。蟻の戸渡りへ向かいます。

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ここが蟻の戸渡り、細い尾根なんでしょうね。雪があるのでここも写真だけ撮って進みます。

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1月1日の霊山はお天気も良く、少し汗ばむくらいの山歩きを楽しめました。
ちなみに、霊山の登山口のすぐ下に紅彩館さんという温泉がありまして、そこに寄って飲み物を買いました。
ちょうど、お餅つきの最中で、ただ立ち寄っただけの自分にも、お餅をついてください。食べていってくださいと、大変親切に声をかけていただきました。
紅彩館さんありがとうございました。

塔のへつり駅

特に予定のない、土曜日
会津にドライブに出かけました。(前回のつづきです。)
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木の葉が敷き詰められている「塔のへつり駅」です。わびさびを感じる駅です。

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森の中に駅がある感じです。

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駅から10分ほどのところに「塔のへつり」があります。
へつりとは、会津の方言で断崖のことです。

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木のつり橋は、縦揺れ横揺れで、渡る間に一瞬で酔いました。(ーー;)

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つり橋からみたへつり

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反対側に目を向けると小野岳が雲の傘をかぶっていました。

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へつりには、御堂がありました。この先撮影禁止です。
ここまでです。

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小野岳を眺めながら、会津に戻ります。
東山温泉の卯の屋さんの営業時間まで2時間ありました。
待てないので・・・・

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めでたいやさんのラーメンを食べて帰りました。

湯野上温泉駅

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湯野上温泉駅にて

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駅舎内には暖かな囲炉裏があります。
電車が来るまで、囲炉裏端で暖をとります。

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お茶はセルフ。

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ホームは冬枯れ

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売店では、リンゴやら柿が売られていました。形は悪いですが、安いうえに蜜がたっぷりのリンゴでした。

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駅舎の隣は足湯です。なんというか贅沢な駅です。(^^)

2014年11月8日 厩岳山、猫魔ケ岳、磐梯山に登ってきました。

2014年も11月に入りました。福島県の山々にはまもなく雪が降ってきます。長い冬の間、会津地方の山は雪に閉ざされます。冬山に登る人も多くいますが、ほとんどが、西吾妻とか磐梯山のイエローフォールトかメジャーな山が中心で、それ以外のマイナーな山は、雪に覆われて登山口にすらたどり着くのが難しくなる季節。今日は、本格的な冬到来の前の山歩きを楽しんできました。

今日向かうのは厩岳山です。厩岳山は、磐梯町にある1261mの山です。登山口は、ゴールドライン入口手前にある、栄川酒造さんから林道に進んだところにあります。
マイナーな山ですが、信仰登山としては有名な山で、お祭りなども開かれる山でもあります。(平成26年には6月15日にお祭りがおこなわれました。
今日のルートは、磐梯町駅→厩岳山→猫魔ケ岳→磐梯山→翁島駅のルート。
ちょっぴり長めのルートです。しっかり歩かないと。

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AM5:30自宅を出発しました。妻に送ってもらうつもりでしたが今日は歩きを楽しむ日と決めているので思い返して、駅まで歩くことにしました。まだ暗い空ですが、徐々に夜が明けていきます。
今日はいい天気になる予感です。雲一つない夜明けの空には銀のコインのような月が浮かんでいました。

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6時に郡山駅到着しました。出発まであと5分くらいかな?急がないと!
列車の発車時間が6時53分・・・・あれ?
6時53分?
なんと始発電車の5時55分に乗り損ないました。自分の中で始発時間を勘違いしていました。一時間のロスか~仕方ないですね。寒いし駅の構内にいるのも手持ち無沙汰なので、マクドナルドでコーヒーを飲んで1時間ほど時間をつぶします。

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発車時間10分前、ホームに入ります。隣のホームに電車が停まっています。この電車は上野に向かう寝台特急北斗です。寝台車か~いいな~旅愁を誘いますね。北海道も5年くらい行ってないな。遠くに行ってみたい。

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ガタゴトと磐越西線に揺られて、磐梯町駅到着。到着時間は7時51分でした。磐梯町駅に降りるのは初めてです。この駅おしゃれな駅舎ですよ。結構きれいな駅ですが、無人駅でした。この電車で下車したのは自分ひとり。

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遠くの磐梯山がくっきり見えます。今日はいい天気になりそう!(^^)

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まず、向かうのは正面に見えている厩岳山です。。まずはゴールドラインに向かいます。
寒いかな~って思ったけど、結構暖かです。登山口までは64号線を歩きます。途中セブンイレブンがあるので、必要なものはここで揃えましょう。(飲み物購入しました。)

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歩きながら発見した食事処。黒豚とんかつ。なんだかおいしそうなメニューですね。最近とんかつに凝っているのでなんとなく見過ごせません。(^^)
わっぱましとかもあるんですね。今度来てみよう。

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道端にこんな石標が建っています。宗教登山の雰囲気がでてきました。

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駅から30分くらい歩いて林道到着です。この林道を進みます。熊注意の標識がありました。ここで熊鈴装着。

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この林道の手前に栄川酒造さんがあります。うちの実家でも結構飲んでます。辛口が美味しいです。

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栄川さんには、中に売店があり、試飲、見学無料です。

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今朝は日差しが気持ちいい!杉木立のあちこちに、朝の木漏れ日が差し込んでいます。

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その場所だけが自分で光ってるみたい。

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顔を上げると紅葉。鮮やかですね~。
空気が澄んでる上、暑くもなく寒くもなく、今日は登山日和。
虫がいないのもGood!

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真っ赤な紅葉もそこかしこに見られました。
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登山道には、この第一番を始めとして、第二番、第三番と案内の標識が続きます。この標識の近くに観音石仏があります。山頂まで33番まで続くので33体の石仏が置かれています。もともとこの山は1300年も昔に開山された山とのことです。
猫魔ケ岳の伝説と併せて会津の信仰登山のひとつになっています。

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登りは急登もなく歩きやすいですね。ふかふかと降り積もった落葉を踏みしめながら登ります。

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写真を一つずつ撮っていましたが、きりがないので割愛。(^^)

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なんというか石仏の表情に雰囲気があるんですよ。ちなみに、石造の間隔は20mくらいです。

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行基清水到着。地図では山頂まで15分くらいですね。

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ここには御堂があります。雪のせいでしょうか?建物がゆがんでいるような。
トラロープも張られていますね。

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山頂の手前が若干の急登です。(でもこの急登あっという間に終わります。)

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山頂到着!時計を見るとジャスト10時。磐梯町駅から2時間ちょうどでした。
青空が嬉しい。(^^)

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北西に目を向けると、雪の飯豊山と雄国沼。
こんな綺麗な景色が目の前に広がるとは!
思ってもみなかった風景にちょっと感動。いい山頂ですね厩岳山
ザックを下ろして小休止。今日は歩いていて少し体が重かったのですが、もしかしてシャリバテだったかもしれません。なにしろ朝ごはん抜きで歩いてましたから。
ザックを開けてコンビニで買ったパンとコーヒーを取り出します。あわてて買ったので、間違えて苦手のレーズンパンが袋に入っていました。しかたないのでかぶりつきます。いやいや結構おいしいぞ。
食わず嫌いはダメですね。
とりあえずのんびり。おいしいコーヒーが飲みたくなったので、お湯も沸かしてコーヒーを飲みました。

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南に目を向けると銀板のような猪苗代湖です。
今日は、湖も雲も光ってます。

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東には磐梯山。

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西には古城ケ峰と二子山
小休止終了。猫魔ケ岳に向かって出発。

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ふかふかの尾根を歩きます。ほどなく・・・・・


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猫魔ケ岳に向かう標識があらわれました。

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猫魔ケ岳手前の岩場で再度、雄国沼を眺めます。
(この石は、猫石という石でした。)

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さらに雄国沼に近く見えるようになりました。いいなあ、雄国沼。
ちなみに夏の雄国沼はこんな感じですよ。

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2012年雄国沼1
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2012年雄国沼2

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足元には、パリッパリの霜が落ちていました。針のように鋭い霜です。手に取って触ってみました。触感が気持ちいいです。

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猫魔ケ岳到着。ここも素敵な景色ですね。
山頂には3名の登山者の方がいて、お昼ご飯を食べていました。ラーメンを召し上がっていました。まだ少し時間が早いので、お昼は磐梯山でとることにしました。
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猫魔ケ岳から周りを見渡します。
ここは八方台からだと最高のハイキングコースですね。八方台から猫魔ケ岳、猫石を経由して雄国沼に抜けるルートもいいかもしれません。

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会津盆地がくっきり
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さて、八方台に向かって下山です。
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八方台到着です。車が結構停まっています。この駐車場には管理員がいますので、安心して車が停められます。
休みなく磐梯山山頂へ向かいます。

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登り始めはブナの森を歩きます。落葉しちゃいましたね。
冬枯れの森の中を進みます。

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中の湯到着。寒々しい感じが逆にいいかも。

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人もいなくて静かです。
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弘法清水でお昼にしましょう。ちょっと体が重いけど歩くのは全然問題なし。

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高度を稼いで、徐々に景色が良くなってきました。

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もう少し!あと300m
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やっぱり、雪が降ったんですね。部分的にコチコチに固まったところもあり、特に山頂手前は注意が必要でした。

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弘法清水到着。岡部小屋は閉まっていましたが、弘法清水は営業中

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ここには数名の登山者の方がいらっしゃいました。やっぱり夏に比べると人は少ないですね。
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それにしても遠くまでよく見えます。
お昼ご飯は、ラーメン、おにぎり、シメはコーヒーでした。

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山頂到達してから、お天気が急に下り坂に。
雲が出てきて、強い北風が吹き始めました。手袋を装着。暖かいようでも11月。実際は冬なんですよね。

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では下山。下山は翁島駅に向かうので南側斜面を下ります。下りが急こう配なんですよね。距離は短いんですけど、逆に早く下りるんだったら猪苗代スキー場に向かった方が早かったかな?このコース、登りは直登で早く登れますけど、下りは飛ばせません。

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まもなく登山道終了。途中から長いスキー場を下りてきました。寒かったので途中でコーヒー温めて飲んできました。

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電車の時間まで2時間以上あるので、いつもの翁島温泉で入浴。
途中一回上がって、ビールを頂きました。(^^)
夕方だと宿泊客がいるので日帰りダメな場合もあるんですが、女将さんから「おひとりですか?大丈夫ですよ。入ってください。」と言っていただきました。おかげでさっぱりしました。
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お風呂ありがとうございました。

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5分歩くと駅到着です。
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時間通りに電車到着。今日は登山で25キロ歩きました。自宅の往復入れると30キロ歩いたことになります。自宅で飲み直したビールがまた、美味しかったですね。
厩岳山、いい山を見つけました。今度は逆のコースで歩いてみよう。(^^)

喜多方ラーメン一平

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お取引先のTさんのご紹介で入ったラーメン屋
喜多方ラーメンです。

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おすすめの「じとじとラーメン」を注文
一瞬「じとじと?」ネーミングに引きましたが・・・・

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麺も、スープも、チャーシューも三重丸!
久々においしいラーメン屋さんを開拓できましたよ。(^^)
おススメです。
豚の背油は、良性コレステロールで、悪玉コレステロールを減らす効果があるそうです。
このラーメンに、さらににんにくを加えたラーメンもあるようですが、仕事中なので我慢しました。(^^)
次来た時が楽しみです。
 

でこでこてっぺんを読んで

郡山駅中の本屋さんで、よく立ち読みをするのですが、(本屋さんごめんなさい)
その本屋で、必ず手に取るのが、「山と渓谷」の新刊です。
特にその中で楽しみにしているのは、山の特集でも、グッズの紹介でもない、とある連載です。その連載が山エッセイ(エッセイでいいのかな?)である「でこでこてっぺん」

その面白さは何と表現したらいいのかな?通常の登山の小説や漫画ではカットされるべき部分に光を当てた面白さのようなものがあるということ。
登山のリアルを追及すると、実は「岳」でも「神々の山嶺」でもなく、「でこでこてっぺん」にたどり着くのかもしれません。

というのも
①登場人物が等身大であり
(げきさんと、その仲間のエピソードが中心にあるため、身の回りで起こる小さなエピソードが描かれていること。)
②登山の中の日常がクローズアップされていること。
(山での食事、ファッション、お化粧、幽霊、う○こ、痔、子育てなど、山登りの中で、遭遇する困りごとやおかしなことを切り口としたアプローチをされている。)
マンガの面白さを口で伝えるのは容易ではないのですが、先日も駅中の本屋で立ち読みをしていて(たびたび本屋さんごめんなさい)「でこでこてっぺん」を読み始めたらちょうどその回が、東北地方の山には熊がでる!という内容で、それがまた、ツボをついていて、思わず「ぐっぷっぷっぷっぷ」と薄気味悪い笑い声を立ててしまい、近くで本を探していた女子高生が離れていくという事件があったばかりでした。

とはいえ、ゲキさん、相当のロマンチストにもお見受けできます。
登場人物の表情の豊かさに隠れてしまいがちですが、普通のエッセイで言葉だけで表現したら美しい描写が至る所にでてきます。
たとえば、こんな独り言を作中のゲキさんが話します。

「夜、沢でテント泊していると 山のむこうから月が昇ってきて、暗かった谷間が突然銀色の光に満たされる。
それはもう息が止まるほど美しい光景だ。
山へ行っていると、はっ ワタシ今息をしてた!?と思うような瞬間があるよね。」

まさに同感、ゲキさんの審美眼に読者が気づく瞬間です。
しかしこの後、この美しいセリフのオチが座薬の話につながっていくとは誰が想像できたでしょうか?(^^)

しかし、実際に山仲間同士でこの本にでてくるような会話をしているとしたら、関西勢登山チーム恐るべしですね~

ゲキさんの山エッセイ、「でこでこてっぺん」お薦めです!

追記
山と渓谷社の皆様、立ち読みしてから、必ず買ってますからね。ご安心を!