高尾山はこちら
金曜日は東京に出張でした。仕事プラス懇親会があって、泊まりになってしまったのでこの機会をいかして東京の高尾山に登ることにしました。
今回の福島トレッキングは東京遠征編です。
高尾山といえば、世界一の登山客が訪れる山で、その数なんと、年間400万人と言われています。
2009年には、ミシュラン・グリーンガイドジャパンで三ツ星に認定された世界的にも有名な山。
なんだかワクワクしますね。(^-^)
前泊は、池袋のメトロポリタンです。この日は仕事と飲み会があって、東京・関西・九州の仕事仲間と楽しく時間を過ごすことができました。(^-^)
部屋にもどって、この写真を撮ったあとは5分で爆睡。お酒弱くて話になりません。
6月1日土曜日。AM4時に起床。カーテンを開けると「おー!いい天気!」真っ青な空が広がっていました。こんなにいい天気だと高尾山も大混雑かもしれない。混雑を避けるために早めに出発しよう。だけど・・・ちょっと・・・体がだるいから10分だけ寝よう。って・・・・これが大失敗でした。再度目を覚ますと7時を回っていました。( ;∀;)
どこかのコンビニでおにぎりでも食べようと思ったのですがもう慌てても仕方ありません。朝ごはんを食べてから出発します。
同じく仕事で泊まっている関西にいる同僚にお別れの挨拶をして出発です。
「あれ?山登ってくるんとちゃうん?まだ出発してへんの?」と聞かれまして、寝坊したことを話すと大爆笑されました。
池袋→新宿→と乗り継いで高尾山口駅に到着。新宿からは、かなりの数の登山者がこの列車に乗り込んできます。始め快速に乗りましたが、それでは遅いことに気づき、準特急に乗り換えます。
駅を降りたら・・・暑いです。(^-^)
でも雨にふられるよりはぜんぜんよかった。
駅には、巨大な天狗のオブジェが!(^-^)
迫力ですねー。
老若男女の登山客が一杯!ここで心配になったのがコインロッカー。新宿のコインロッカーに仕事のバックを置いてくればよかったのですが、高尾山口駅にもコインロッカーあるはずとカバンを持ってきてしまったのでした。もしコインロッカーがなかったり、空いてなかったら会社のバックを担いで、高尾山に登る事態になったりして・・・・・(ーー;)
コインロッカーが空いていることを祈りつつ、コインロッカー前に来たら・・・・ありました。
よかったー。中サイズボックス500円でした。
高尾山口駅から登山口までは、数百メートル歩きます。道の両側には、お食事処やお土産屋さんがあります。道幅は5人が横に並ぶくらいの広さ。みんなおしゃべりをしながら進みます。賑やかで楽しい。(^-^)
15分くらい歩いて、山麓駅に到着です。この写真では人々はバラけてますが、ここまでは行列のように歩いてきました。写真でわかるように服装はバラバラ。あきらかに登山者という服装の人もいれば、街の普段着という方もいます。
ちなみに、この日は高尾山エコーリフトがメンテンナンス日でお休みです。その分ケーブルカー前に長い行列ができていました。
日差しは徐々に暑くなってきましたが、日陰はひんやりします。東京都心から電車で60分くらいですが、こんなに爽やかなところがあるんですね。
お天気最高です。高尾山。
信仰の気配をあちこちから感じます。
徐々に人が多くなってきました。さすが年間400万人はダテじゃないです。
それでは登山開始です。登りは1号路を登ります。薬王院参拝をするための最もメジャーな表参道です。ケーブルカーを使わず、1号路を歩いて登って行く方が結構いらっしゃいますね。
きれいに敷き詰められた石畳の上を歩いていきます。道の左右には杉木立。中には樹齢何年なんだろうって思われるようなものすごく大きな杉もあります。
みなさん、それぞれのペースで歩いていかれますね。のんびり歩く方、走って登る方。写真をたくさん撮られて歩く方。さまざまです。
青空に伸びる木が見上げると気分がいいです。石畳の上の日差しと影のコントラストが歩く元気を与えてくれます。途中複数の登山グループの方が、ガイドさんのガイドを聞きながら歩いていました。こういう風景に何回も出会いました。
さすが高尾山。ガイドの需要もたくさんあるんですね。(^-^)
高尾山へようこそ!たくさんの生き物の営みがあるんですね。
こんな目を見張るような立派な杉がそびえ立っています。
歩いていて気がついたのですが、甘い優しい香りがずっとついてきます。よく見たら花が登山道の周りに群生していました。
見渡すとこんな優しい花が咲いていました。
思わず笑顔になりました。

おサルさんもいるんですね。(^-^)
へびいちごも、赤く鮮やかになっていました。
登ると、所々にこのような石標が立っています。信仰の山で、山が大切にされていることがわかります。
分岐がありました。高尾山山口駅から1.3キロ歩きました。今回歩いている1号路は距離が約3.8キロほどあります。3分の一ほど来た計算ですね。始めはひたすら登りです。ゆっくり歩けばきつくはありません。
みなさん、どんどん登っていきます。
登っていて気がついたことがありますが、一人で登られる方は少なく、2人以上で登られている方が多いようです。みなさんおしゃべりをしながら歩いています。
登山者の後ろを歩くと、聞くとはなしに登山者の方の、会社の話、友達の話、買い物の話、彼氏彼女の話などが聞こえてきます。
山歩きをしながら会話を楽しむ登山もあっていいよな~と思いました。
そういえば・・・夫婦の間で会話がなくて困っていた知人がいました。その知人は、奥様と山登りに行くと会話が弾むようになったと言っていたことを思い出しました。
それに子供達が嬉しそうに登っていきます。
笑顔の山・・・いいですね。(^-^)

さあ、ここがエコーリフトの終点の山上駅でしょうか?建物の中には大勢の作業員の方がいて、一生懸命作業をされています。
広々とした展望台です。お天気よく快晴の中、都心の風景が一望できます。
さて、さらに進んでもっと素晴らしい風景に出合いたいですね。

さる園・野草園・の看板が見えてきました。
見晴らしのいい場所にでました。東京の風景が見えます。気持ちいいですね~
サル園・野草園前通過です。
これがたこ杉です。どのあたりが”たこ” かというと
こんなところですね。(^-^)
本当に”たこ”が足を絡めているように、根がうねっています。
高尾山薬王院に到着。
食べ物屋さんも開店に備えてせわしなく準備を急いでいます。
東京登山さんから教えていただいた”とろろそば”は降りる途中でお店を探すことにしましょう。(^-^)
アイスクリームも美味しそうです。
四天王の一人 増長天ですね。
増長天は発芽しはじめた穀物という意味らしいです。
仏教を守る神様です。
高尾山といえば、やはり天狗様ですね。みなさんカメラを向けられていました。
登山スタイルの人が多いかな?
赤天狗。腕の筋肉がすごいです。!(^-^)
写真には写っていませんが、4歳くらいの子供を抱っこして登っているお母さんがいました。細身のお母さんなのに、すごいスタミナです。お子さん寝ちゃってますね。お母さん、一生懸命汗をかきながら、階段を登っていきます。
ご年配の方も頑張って登ってきています。
ここで皆さん参拝をします。それから頂上を目指します。
高尾山到着です。広々して気持ちいいですね。
(スカイツリーは見えるかな~(^-^))
山頂から、都内の風景が見渡せます。いい気分。
小学生は元気です。走って登ってきます。子供たちが嬉しそう。みんな笑顔。外国人の方もたくさんいますね。グループで陽気に笑いながら、ソフトクリームを食べています。
高尾山は、ひとつの山でありながら、登山と信仰と日本文化が融合した稀有な山なのかもしれません。
きついきついと言いながら登っているおばあちゃんたちも、みんな嬉しそうに登ってきますもんね。(^-^)
十三州大見晴台。
ちなみに、十三州とは、駿河・甲斐・信濃・越後・上野・下野・常陸・上総・下総・阿波・相模・伊豆・武蔵のことだそうです。
山頂からの風景を満喫したあとは、下山です。
山頂手前にあるビジターセンターのトイレは、すごくきれいに整備されていました。

本社飯縄権現堂の彫物です。デザインと色彩がすごいです。
子天狗のポージング
お賽銭を入れ、お参りをしてさらに下山します。
お守りもたくさん売っています。

参道が綺麗なんですよね。山の中とは思えない参道です
森林浴を楽しみながら降りていきましょう。大きな杉の上には本当に天狗がいそうですよ。
(^-^)
むささびーず ムッちゃん。
高尾山コンシェルジュだそうです。(^-^)
動きが可愛いんです。大人気でした。
まだ、あまりお腹はすいていませんが、混雑しないうちに早めのお昼をいただきます。
やってきたのは、十一丁目茶屋。創業明治32年だそうです。すごい歴史ですね。あまり広く見えませんが92席あるそうです。注文したのが・・・・
とろろそば(850円)です。ではいただきまーす。
とろろそばが名物ということについては、東京登山さんに教えていただきました。
お店のテラス側に席をとったので、東京の風景が一望できます。そよ風が吹き抜けていって涼しい。気持ちいいですね。
高尾山は、1号路から6号路まであり、それ以外にもいろいろなコースがあります。
多様性に富んでいるのも高尾山の特徴です。
下山しました。朝よりもはるかにたくさんの人々がケーブルカーに並んでいます。
お土産屋さんには可愛い天狗がいました。(^-^)
高尾山口駅には山グッズのマネキンです。
福島近辺の山を登っている自分としては、今回本当に高尾山に登れて楽しかったです。山に登る人には、いろいろな目的があって、(高さや、信仰や、健康や、冒険や、トレーニングなど)みな、それぞれの動機で山に向かうんでしょうが、今回の高尾山。とにかく楽しい山でした。
それは、登る人達の笑顔があったから。子供たちの元気。快活な外国の方、一生懸命に登るおばあちゃん。おじいちゃん。会社の話や、愚痴をこぼしながら歩くOLの方。疲れ果てた彼女の背中を押してあげる彼氏。みんなが楽しそうに一生懸命に歩いていました。。
東京という都会から、すぐにこれちゃう高尾山。地の利以外になぜ、年間400万人とも言われる莫大な数の登山者が訪れるのか?その理由の一端が見えたような気がします。(^-^)
上級者の方は、高尾山をスタートして、、さらに景信山、陣場山など回られています。
まだまだ、歴史的な背景や、高尾山の全体を知ってはいませんが次はもっと下調べをして、家族と一緒に笑顔で登りたいと思います。