2014年1月18日 一盃山に登ってきました

一盃山はこちら

馬場登山口11:00~ 山頂到着12:15 ( お昼) 下山開始13:00~ 駐車場到着14:00

久々のブログの更新になります。
前回のブログ更新が11月の川桁山ですから、およそ2か月ぶりのブログ更新になります。
その間、山に向かっていなかったわけではなく、川桁山以降、3回山に向かっていたのでした。
●1月11日に鞍掛山敗退。(郡山市から三春を越えて約16キロ。標高795mの低山です。)見晴らしが良いという情報で、鞍掛山に向かいましたが、この日は気温が低く、道路が凍結していたため、登山道にたどり着けず敗退)

●その一週間前は、会津磐梯山で敗退。
リゾートスキー場のゴンドラで最上部までいって登り始めたところ、リフト監視員の方から、「すみません。そこから山に入るのは立ち入り禁止です!」ときっぱり言われてしまい、リフトで降りて別ルートから登り返しをしたのですが、岩場で雪の深みに体が落ちて、首まで埋まってしまいました。なんとか這い上がったもののこれはいわゆるプチ遭難?
それでもなんとか山頂まであと600mくらいのところまで登ったのですが、風が強く危険を感じて敗退。
●さらに、その一週間前は、安積山で敗退。この日は、猛烈な寒さと強い風に追い返されての敗退となりました。

ということで・・・あまりにも敗退が続いたので、ピークが恋しい・・
とりあえず、どこでもいいからピークをゲットしよう。ということで郡山市のおすすめトレッキングができる山。一盃山(いっぱいさん)に向かいます。

一盃山の場所は、ここ。

自宅から、30分くらいで到着できるその身近さと、とりあえず標高856mの低山で雪があっても難易度は低いだろうという予想で登山口まで車を走らせませす。
ジャスト30分で駐車場到着。時計を見ると11時でした。

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登山口です。ここの手前に一盃山駐車場があります。車はざっと40台は止まれそうな広い駐車場です。
僕が到着した時には、ご夫婦の登山客が駐車場で、お昼を食べていました。ストーブで火を熾して料理を作っていました。おいしそう。!(^^)!
駐車場に車を止めていたのは、そのご夫婦だけです。
「こんにちは~」と一声かけて、山に向かいます。   

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天気がいいなあ~
今日の気温は4度。すこし寒いですが、日差しがあるので暖かく感じます。
雪も少ないので、歩きも快調。田んぼに沿って道を歩きます。
民家もちらほらあり、数件民家の脇を抜けて登山道に向かいます。
まさに里山ですね。
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雪はありますが、がっちり固まっています。郡山には、2週間前に雪が降りましたけど
その後、晴天が続いています。締まった雪なら歩きやすくて楽しいです。

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のどかな田圃を越えて歩くと、杉林に入ります。結構背の高い杉林。いよいよ山登りという感じですね。
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充電していたデジタルカメラを忘れてきてしまってiPhoneで撮影しています。
ちょっと伝わりづらいですが、杉林から木漏れ日が漏れています。
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道を歩くと、サクサクと音が足元から聞こえてきます。その足元にはなんと霜柱!
寒いはずですね~
きれいな霜柱にiPhoneを向けて写真を一枚ぱちり
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歩いて10分ほどにある池。こちらも半分凍っていました。
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すれ違う登山客もなく、一人杉林を登っていきます。
結構寒いはずなのに、15分も歩くと体がぽかぽかしてきました。風がないせいかな。
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少しずつ斜面が急になってきます。スピードがそのままで、ふと気づくと息がゼイゼイ
ゆっくり歩かなきゃ!ゆっくりゆっくりと声をかけます。
単独行はペースが上がりがちになる傾向が強いといいますが、僕も、いつもオーバーペースです。気を付けましょう。
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杉の林から漏れる光で、緑の枝がまぶしく光ります。
まだ1月なのに、春って感じなんですよね。
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途中にある分岐。さらに一盃山山頂を目指して
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しばらく歩いているうちに、少し広い道に出ました。雪の量が増えてきましたが
アイゼンを履くほどでもなく、そのまま進みます。
ここは、結構冬でも人が来るらしく、雪もしっかり踏み固められています。
足元からギュッギュッっていう雪の音が気もちよく聞こえてくる。

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少しずつ斜度もきつくなりました。一歩一歩慎重に歩きます。
結構滑るかな~?
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ここは大丈夫!!(^^)!
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えっちら、おっちら歩いて林を抜けると・・・・・・
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目の前に、蓬田岳が現れます。天気も景色も最高です。
あー、いい天気だ!
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ここで分岐。迷わず初級コースに進みます。
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気温は4度を少し下回るくらいだったのですが、快晴で日差しも強く、歩き続けている
せいもあって、暑いくらいでした。
インナー一枚外そうかと悩んだくらいです。
ここまでペースよく1時間くらいかな?

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少し開けたところから、蓬田岳を含む、山々を望みます。
風もないし、広々しているし、いいな~。
ここでお昼を食べちゃうか!・・とも思いましたが
雰囲気的に山頂も近そうなのでもう少し進みます。

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今日は、雪の反射が強いので、サングラスをかけました。
結構目が楽ですね。

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いよいよ山頂付近。人の足跡に交じって、動物の足跡も現われました。
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光の強弱で、林の顔も変わるんですよね。
雪の上に、伸びる木々の影がきれいです。
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雪も深くなり、木々の半分が雪の下に。
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そうして・・ようやく・・・
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一盃山の山頂到着!この山頂広いです。景色も開けてる~!いやー、広々して気分最高!
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左側に写っているボックスには、山頂ノートが置いてありました。
中を見ようと思いましたが、かなりきつくて開けられませんでした。
凍ってたかな?
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南側を眺めます。蓬田岳のはるか向こうには那須連山が見えました。
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さて、お昼の準備に入ります。
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新しいストーブを買ったので早速テスト。
新しいストーブは、P-153ウルトラバーナーです。
お店で、「結構スタンダードですよ。としさんは、単独が多いからこっちでもいいかも?」
と店員さんに勧められて購入しました。
今まで使っていたSOTOのST-310は、お鍋など使うときに重宝したので、単独とパーティで使い分けようと思います。
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雪の上で試しましたが、ハイパワーのガスを使ったのであっという間に沸騰。
味噌ラーメンが出来上がり、いつもは塩ラーメン派ですが、今日はなんとなく味噌が食べたい気分でした。!(^^)!
「熱い!アチアチアチ」と味噌ラーメンを啜りながら、お湯を沸かします。
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食後は、ミルクココアで・・・・
いつもはコーヒーですが、今日は甘いものが飲みたい・・・
30分くらいのんびりした後は下山です。
今日は天気が良かったので、思いのほか山頂でのんびりしました。
貸し切りの山頂では、鳥の声だけが聞こえます。
福島県の阿武隈山系にも隠れ名山がありました。
低山ののんびりハイクも楽しいものです。
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一盃山山頂を少し西に移動します。小さくて写真では確認が難しいですが、遠くに郡山市もばっちり見えます。
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下山。駐車場到着。往復2時間(休憩含まず)の山歩きでした。
阿武隈山系には、まだまだ登っていない山も多いので、これから春にかけてもっとたくさんの山々を歩いてみようと思います。
なお、下山中に二組の登山者と出会いました。結構多くの人が登っているのかもしれません。この一盃山のように地元の山にもいい山がたくさんあるんですよね。
冬の間は、まったり里山を楽しみたいと思います。