有給を利用して北アルプスに向かいます。昨年も有給を使って南アルプス(北岳・間ノ岳)に登りましたが、今年はいよいよ憧れの北アルプスに登ります。時期的に残雪が心配でしたが、山友さんやヤマレコの記事から情報を集め、アイゼン・テント持参で準備万端燕岳に向かいます。
燕岳の概要はこちら
【郡山駅に到着いよいよ出発】
6月22日の木曜日、仕事を定時に終え自宅に戻りました。持参する荷物の最終チェックを行い郡山駅に向かいます。20時5分の新幹線で大宮を経由して長野(松本)へ出発。郡山駅までは道路が混雑してちょっと慌てました。(今夜中に松本駅まで到着するには、20時5分の新幹線が最終電車になるからです)
【大宮で乗り換えてかがやきで長野へ】
大宮駅でJR新幹線かがやき519号に乗り換えます。
全席指定席です。車内はガラガラでした。車両には自分ともう一人しか乗客がいませんでした。
【長野駅に着きました】
新幹線だとあっという間ですね。
駅前が綺麗ですね。駅も綺麗。駅前も綺麗。さすがオリンピック開催地です。
この長野駅からは、JR篠ノ井線に乗り換え、松本駅に向かいます。
松本駅に到着しました。時間は0時10分です。乗客が改札を抜けてしまいがらんとした静かな松本駅です。
明日の始発まで時間がありません。おそらく、松本駅で一番安いであろうビジネスホテルで仮眠をとりました。
就寝前に松本駅前のラーメン屋さんで、かなり遅い夕食をとりました。このラーメン屋さんの結構年配のお母さんが、結構お話し好きの楽しい方でした。
「あんた、どこ登るの? 燕岳?ああ、あそこはいいよ~。私も3年前に登ったけどね。景色もいいし。燕山荘もいいのよ。
ようこそおいでくださいました。っていう応対が感じられるわよね。それに比べると●●●は、駄目ね。商売が前に出すぎちゃってね。山の風情もないわね。
え今?今はね~山は登れないのよ。
ワンダーコア知ってる?あたしねワンダーコアやりすぎて体痛めちゃってね。今は山はお休みしてんのよ。」
一見登山とは縁のなさそうなお母さん。北アルプス普通に登ってるんですね。
さすがここは長野県です。
翌朝松本駅5時58分始発の大糸線に乗り込み穂高駅に向かいます。車窓には、常念岳、大天井岳が圧巻のスケールで広がります。
山がでかいな~。飽きもせず社外を子供のようにワクワクしながら眺めているうちに・・・・
穂高駅に到着しました。
この穂高駅は、燕岳、大天井岳、常念岳に登る登山駅になります。
ここは安曇野。駅前にはワサビを売っているお店がありました。
穂高駅前からは燕岳の登山口に向かう中房温泉行の定期バスがでています。
駅前には8名ほどの登山者がバスを待って並んでいました。
バスの乗車時間はだいたい1時間程度(料金は1700円でした)
中房温泉到着です。
登山口に温泉。いいなあ。温泉からすぐに登山スタート。なお、ここの登山口には自動販売機が置かれていましたが、すでに料金は山価格でした。
電車で来られる方は飲み物の購入は松本駅、穂高駅でしておくようにしましょう。
準備運動をして体をほぐしてからスタートしました。
先行する登山者の後ろについて、今日はのんびり登山です。
一週間前からお天気をチェックしていました。直前の予想では、降水確率40%となっていました。どこかで雨に降られるかな?と思っていましたがお天気は予想外の快晴です。
むしろ真夏を感じさせるような強い太陽と気温で、今日はスタミナに気を付けなくてはならないかも。
涼しげな植物を横目に汗をかいて登ります。
登山道は緩くもなくきつくもなく、かな。
急登のイメージとしては、磐梯山の翁島登山口と比較してどうか?といつも考えて登りますがこちらのほうが全然緩やかだったような気がします。
(ちなみに合戦尾根は北アルプス三大急登と言われるようですが、急登らしい急登はなく(感じられず)若干拍子抜けでした。
ただし距離は結構ある。
登り始めから、第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、不二見ベンチと休憩のポイント(マイルストーン)があります。のんびりするにはちょうどいい間隔なので適度に休憩しながら登るのにはちょうどいいかもしれません。
合戦小屋到着です。
さあ、ここでスイカだ!と思ったら
スタッフさん「スイカは明日6月24日からの提供なんですよ~」とのことでした。
なので、スイカのレプリカで記念撮影です。スイカがなかったので、山菜うどんを頂きました。
さあ、ここから燕山荘までは1.7キロ。登り1.5時間の道程になります。
このケーブルは、合戦小屋へ物資を運ぶケーブル。スイカもここから荷揚げされるようです。
ひとまず合戦小屋に別れを告げて上を目指します。山頂まではもう少しだ!
写真には写っていないのですが、結構残雪がありました。
おおお、遠くに槍が見える。結構思ってたより鋭角な穂先ですよ。
登ってる途中、後ろを歩いていた登山者に、それが伝わっちゃったんでしょうね。
「北アルプスはじめてですか?おめでとう」って祝福を頂きました。
山は人と人との敷居も低くていいですね。
燕山荘到着。着いた着いた。
雪の塊がある。
とし といたずら書き
燕山荘の正面に回ると山男の像の先に燕岳山頂が見えました。
山男ちょっと無表情ですね。いや?口元は微妙にほころんでいるかな?(^^)
縦走路が左右に伸びています。表銀座縦走。憧れますね。
山頂に雲がかかるとかっこいいですね。
素敵な山です。
花崗岩の白い岩を眺めながら山頂に向かいます。なんだかすべてがイルカ岩に見えますね。
むむ イルカ岩はこれですよね???
めがね岩
さあ、もう少しで山頂です。
燕岳山頂到着です。白いすべすべした山頂でした。
歩いてきた燕山荘を振り返ります。その先には大天井岳が見えました。
反対側に目を向けると、北燕岳の姿が見えました。
この山頂、ぜいたくな大パノラマです。
槍もはっきりみえるなあ・・・・
山頂には2名の登山者がいました。今日は山頂もほぼ貸し切りかな。
燕山荘に戻ってビールを飲みながら槍を眺めます。
ぜいたくな時間です。
燕山荘の夕食(夕食スタートは18:00でした。ごはんとお味噌汁はお代わり自由です。)
【テントから抜け出して】
深夜2時の燕山荘と天の川
天の川は南から北にかけて大きくかかっていました。銀河でかいな・・・
ご来光を見て下山しました。
北アルプスはでかいですね。次は縦走できてみたいな。