マイナーな山

今月号の山と渓谷は「単独行レベルアップ」を特集しており、興味深い記事が多くありました。
著作権侵害になってしまうので詳細は書けませんが、特に単独行の経験を積むなら中低山で総合力を鍛えるべきという記事が興味深かったですね。
メジャーな山と違い、マイナーな低山は難しさや、リスクの考え方が異なるという意見でした。
福島県にある日本百名山、磐梯山、安達太良山、吾妻山、飯豊山、燧ケ岳、会津駒ケ岳、那須の三本槍岳は、ルートと標識がしっかりしており、極端な話地図がなくても山頂まで登れてしまいます。比較的整備が手つかずの飯豊山でさえ夜明け前に登ってもルートから外れそうなところがなく、道迷いの心配はほとんどありませんでした。(弥平四郎登山口から登りました)
それに比較すると、マイナーな低山こそ、道が不案内で寂しい登山道が続くケースが多いです。しかもマイナーな山は人がいない。
曇り空、厚い雲、尾根に出る前に暗い林道を歩いていて、心細くなるんですよね。
自分が歩いていて心細い気持ちになったのは、
川桁にある川桁山、磐梯熱海から母成に向かう途中にある夢想山、和尚山、羅漢が多い東堂山、会津若松最高峰の大戸岳あたりですね。
登って、山頂に立って、下山する間誰にも会わない。しかも遠くから、聞いたことのない鳥の鳴き声が聞こえたりするとぎょっとしたりします。
さらに雪なんかが降っていて登山道が隠れてしまうと、心細さは数倍に増加。
歩いていて、「おや?道がわからなくなったぞ」と道迷いに気づいた時のヒヤッとした気持ちは半分パニックが入ってしまい「落ち着け自分、落ち着け自分」と自分に言い聞かせたりする。
道や天気を読む力プラス、心を鍛えるという意味では確かに低山こそ自分を鍛えるチャンスなんでしょうね。

今年の夏に登りたい百名山がまだまだあるのですが、人知れぬ秘境の山、花の山を探すのもいいかもしれません。

 

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