今年のゴールデンウィークは快晴が続いています。連休を利用しての遠征登山も考えましたが、遠出は6月に有給休暇を使うことを考えています。そんなわけで今日は日帰りできるところで行き先を検討しました。
今日は5月5日こどもの日です。メジャーな山に行くと登山道も駐車場も混雑しそうですね。さてさてどうしようかな~
候補として考えたのは、大戸岳と一切経山のどちらか。
大戸岳は会津若松市最高峰で、登山口から山頂までの標高差が1000mある登りがいがありそうな山。もうひとつの候補である一切経山。一切経山には一度行ったことがあるのですがその当日に大雨にぶつかってしまい風速25m、大雨視界ゼロの中、体をくの字にして耐風姿勢をとりながらの登山となりました。悪天候に阻まれ魔女の瞳を見ることができずにひたすら雨風に体を叩かれながら引き返すという悲しい登山になってしまいました。
大戸岳と、一切経山。どちらに行こうか迷いましたが、一切経山は、これからも行く機会が何度もありそうです。むしろ標高差1000mの大戸岳は、夏に登るのはきついかも?初夏の涼しい時期に大戸岳に登ってしまおう。ということで、今日は会津に向かいます。
郡山から49号線で会津若松へ向かいます。強清水で滝沢峠を下り国道118号線で芦ノ牧温泉方面へ車を走らせました。
途中、ヤマザキデイリーストアがあり、その先を左折して道なりに進むと闇川登山口到着です。(ヤマザキデイリーストアで飲み物を調達しました)
駐車場はかなり広いですが、停まっている車両はなし。ゴールデンウィークにも登山者がいない人気(ひとけ)のない山なんですね。
駐車場の手前に車を停めて、登山靴に履き替えて出発します。登山口をでると途中の民家の軒先に咲いている八重桜に目が留まりました。青空に八重桜が映えますね。ハラハラと散る花を眺めながら歩きます。

ここで大戸岳のプロフィールを
大戸岳は標高1416メートル。会津若松市最高峰の山。標高はそれほど高い山ではありませんが、闇川登山口から山頂までの標高差が1000メートルあり、難易度は決して低くありません。
毎年6月に山開きが行われます
注意(2017年の山開きは林道の崩壊の可能性があるということで中止になりました。)
低山は100名山より危険にであうケースが多いです。気を引き締めていきましょう。
まだ新緑の手前で葉をつけていない木々が多いので空が明るいですね。緩やかな尾根道を登ります。人はあまり入っていない山のようです(登山口にあった入山届のノートを見ると、今年の登山者は4月にお一人の方が登山をしているだけでした)
だだし道はしっかりとしていて雑草もなく歩きやすいです。
枯葉の重なった登山道を、しゃかしゃかと音を立てながら進みます。
最初のイメージでは少し暗い山かな?と心配していましたが気持ちの良いトレッキングが楽しめます。緩やかな登りは徐々に傾斜をきつく上げていきますが、ペースの保ちやすい登山道です。

雪は締まっているのでアイゼン不要とは思いますが、この時期に大戸岳に来られる方は十分気を付けてきてください。
特に登りは何とかなると思いますが、下りでルートをロスすると厄介です
(雪でルート不明、リボンも900m以上からはなくなりました)
ルートファインディングに自信がない方は、雪解けの季節まで待たれたほうがいいと思います。(自分自身、下りで一瞬ルートをロスしてヒヤッとしました)
雪を踏みしめながら、尾根に到着。出てきた尾根は笹薮でしたが、雪がしっかりと藪を抑えており、その上を慎重に歩きました。
多少、細い尾根を気を付けて登ると山頂は目の前です。
標高差1000mですが、お花があったり雪があったり、少し緊張の尾根(風の三郎というらしいですが)があったりで、疲れを気にさせない山ですね。
ということで・・・山頂到着です。
雪に阻まれましたが2時間20分で到着しました。
会津から見た、磐梯山と安達太良山と猪苗代湖です。
いい景色だな・・・・
手前が思案岳、その先が高螺山、ずっと向こうに見えるのが磐梯山です。
桑原登山口の廃道を示す標識。進めませんとの記載がありました。
持ってきたアンパンをガブリ。甘くておいしい。(^^
山頂でお茶を飲んだら、すぐ下山です。
山頂から尾根づたいへは、こんな感じで雪が藪を抑えています。帰路は慎重に進みましょう。
さて、郡山までのんびりかえりましょう。
(この後、大内宿から会津若松方面へ向かう観光客の運転する車の渋滞に巻き込まれ、意図せずのんびり運転で郡山に帰ることになるのでした。)
大戸岳よい山でしたね。また違う季節に来てみたいです。