2017年8月14日 北アルプス表銀座を歩いてきました

夏休みに入りました。今年の夏休みはなんと10日間もあります。事前にいろいろ検討した結果、今回は再度、北アルプスに向かうことにしました。
北アルプスに決めた一番の理由は、お天気です。
今年の夏休み(8月11日から8月20日)はほぼ曇空か雨の予報でした。行き先としては南アルプス。東北の山々(鳥海山を中心としてその他3山)ほど検討したのですが、東北はずっと天気が悪く、検討した山域の中では北アルプスがまあまあのお天気でした。消去法になりましたが、北アルプスが残った感じです。
今回は、北アルプスの表銀座を縦走します。

8月13日に松本にやってきました。今夜は松本泊まりなので松本市内を見物します。ということで松本城にやってきました。
松本市内は、城下町の雰囲気があってなぜか歩いて楽しい街ですね。
松本駅の近くには、ICIスポーツと、好日山荘のショップがあります。
今回は好日山荘のショップに行き、ガスや食料を調達しました。

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AM3:30に宿を出発。5キロ歩いて穂高駅まで到着。(写真は穂高神社です。夜明け前の神社はちょっと怖い)
ここでAM5:00出発のバスで中房温泉に向かいます。
バス待ちの登山者は50名くらいでしょうか。今日は臨時のバスもでるとのこと。みんな無事乗れました。

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今日のコースは中房温泉から燕岳へ。そこから大天井岳、西岳に向かいそこでテント泊。
翌日お天気が良ければ槍ヶ岳へ。お天気悪ければそのまま上高地に向かうというルートになります。

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合戦小屋まであと10分です。
さすが夏休み少し渋滞気味のルートを登ってきました。

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合戦小屋到着

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スイカがあるある。(^^♪

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ということで、スイカを頂きました。(800円でした)
このスイカ甘いスイカでした。ここ合戦小屋までの登ってきた疲れが吹っ飛ぶ甘さでした。
さて、この合戦小屋を過ぎれば1時間程度で燕山荘です。
スイカ休憩が終わったらしっかり山頂まで歩いていきましょう。

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スイカ売り場は小屋の手前にあります。登山者の半分くらいはスイカ食べてたんじゃないかな。

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北アルプスの山並みが見えてきました。
尾根歩きは気持ちがいいですね~。合戦尾根は三大急登といいますが、やはりきつい登りじゃないですね。非常に歩きやすい風景を楽しめる疲れ知らずの尾根だと思います。

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燕岳到着。三時間の行程でした。ザックをデポして燕岳は急いで往復。小屋に戻って一休みします。

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いや~燕岳かっこいいですね。
絵になります燕岳。写真には人があんまり映り込んでいませんが、ものすごい人でした。燕岳。
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さて、燕山荘で一休みしたら、大天井岳へ向かいます。
ここから、表銀座ですね。いつか見た雑誌に載っていた憧れの表銀座縦走ですね。しっかり歩いていきましょう。

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振返ると燕山荘と燕岳。いや~本当に絵になる風景です。

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さて、向かう方向に目を向けましょう。縦走路が高く高くしっかりと続いています。
なんとも胸が熱くなりますね。
山が雲に隠れていて天空の縦走路を歩ける喜びを噛み締めます。

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高山植物の花々がお出迎えしてくれます。

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これから歩く尾根の左側は雲に覆われています。幻想的な風景だな~。
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大下りを下りていきます。
この時にちょっと、事件がありました。ひとりの登山者が登るでもなく下るでもなくうろうろしていました。気になって声をかけたところ、

燕岳でテントを畳んで大天井に向かう途中、テントのフレームを紛失していることに気づいたとのこと。戻って確認したがどこにもフレームがなく、困っていたとのことでした。
通常なら、テントと一緒にしまうのですが、すぐに使うつもりでザックのサイドポケットに差し込んでいるうちになくなってしまったことに気づいたとのことでした。
すれ違う登山者に声をかけて、フレームを見つけたら燕山荘に届けてください。とずっと声をかけていたそうなのですが、2時間見つかっていないとのこと。
フレームは下山してから買えば済むので、とりあえず先に進んで小屋に早めに入ることをアドバイスします。気の毒でしたが、自分が歩いてきた途中にもテントのフレームはなかったので、わかりづらい場所に滑り落ちてしまったのかもしれません。
テンション下がってかわいそうでしたが、気を落とさないでね!と声をかけて先に進みます。

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常念岳と槍ヶ岳分岐到着

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【おー こわ!】
常念岳と槍ヶ岳方面の分岐を越えると、いきなり道が険しくなります。
滑落注意と書かれた標識もところどころ現れるようになり、気が抜けません。
ちょっと覗くと、切れ落ちた登山道になって一気に緊張が高まります。

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槍ヶ岳は頭が雲の中に隠れてしまいましたが、徐々に近づいてくる槍ヶ岳に気持ちも弾みます。

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細く見えるのが槍ヶ岳へのルートです

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とにかくいきなり難易度上がったような気がします。

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大天井ヒュッテまであと30分。
ここで、一人の登山者とすれ違いました。同じく燕岳から大天井岳まで向かったそうですが
そこからさらに3時間、西岳まで行く自信がない。とのこと。
同じ3時間歩くなら、燕岳に戻ったほうがいいと判断したので戻ります。とのこと。
燕岳までは、ものすごい人がいましたが、大天井岳には3人しか登山者がいなくて、本当に表銀座縦走路は人気の縦走路なんですかね~とおっしゃっていました。(^-^;
お互い気を付けて進みましょう!と声をかけて進みます。

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道はますます険しくなりました。
ここを通る前に板チョコ食べてパワー回復です。
確かに誰にもすれ違わないです。
たまたまなのか?いつもこんなに人がいないのか?
チョコを食べた後は、落ちないように気を付けて岩場を進みます。
ここから落ちたら間違いなく死ねそう。(゚゚゚д゚)!

 

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大天井ヒュッテ到着。
ここで、お昼ごはんにしました。
静かな大天井ヒュッテですが、今日は停まる人が3名しかいないとのこと。
お客さん来そう?と聞かれたので、よくわかりませんがあとから数名は来ると思います。とお話しました。
ここではペットボトルのジュースを買い、30分休憩しました。

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休憩終了後、槍ヶ岳方面(今日の幕営地である西岳)に向かいます。

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大天井岳から西岳までは3時間のコースタイム。少し歩くとあと2時間半の標識が見えました。

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西岳に行くためには、喜作新道を通って、正面に見える赤岩岳(2768.9m)を越えて進みます。目で見ると近い感じなんですが結構遠いです。西岳。

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さあ赤岩岳への登りだ。
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槍ヶ岳も目の前に大きく見えてきました。表銀座歩いてきたんだな。

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さて、大天井ヒュッテも2.8キロ。ヒュッテ西岳までは残り1.3キロですね。
標準的なコースでは、大天井荘か大天井ヒュッテに泊まるのが一般的ですが、明日の行程を考えて今日は西岳まで進んでいます。
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この山を巻けば、そろそろ西岳ヒュッテが見えてくるはず

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そろそろかな?と思いましたがケルンは単なる目印で、西岳ヒュッテはさらにずっと先にあります。

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西岳ヒュッテのテントサイト到着。
時間は2時40分。行こうと思えば今日中に槍ヶ岳まで行けそうな気もしますが、今日はノンビリしますか。
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テントを張りました。もう今日は何をすることもなく。ひたすらノンビリです。
テントにマットを敷いて寝ころびます。
足元には常念岳が見える。あーいい眺めだな。
この西岳ヒュッテのテントサイトはかなり広く50張りくらいはテントが張れそうですが、今日はテントが15張りくらいしかありません。
周りに人気がないのは、落ち着きますね。多少の物音で迷惑をかけることもなさそう。
今日はとことん、ゆっくりノンビリします。

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翌朝。目を覚ますと槍ヶ岳は雲の中。
天気予報を確認すると、午前中曇りの予報が雨に変わっています。
東鎌尾根から槍ヶ岳に向かうルートを変更し、上高地に向かいます。

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上高地も槍ヶ岳も途中まで向かうコースは同じになります。

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この直後トラブル発生。
目の前を歩く登山者が躓いていきなり左側の斜面に消えました。
見ると3メートルくらい下に転落したようです。
大事はなかったようですが、斜面を登るのに手掛かりとなるものがありません。
草を伝いゆっくりと登ってきました。ザックを引き上げる手伝いをします。
耳から出血をしています。
切り傷なので大事ないとのことですが、痛そうでした。
なんてことのないところでも注意が必要です。

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左右が切れ落ちている場所がありました。安全にゆっくり進みましょう。

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こんな感じで切れ落ちています。

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一旦下ってまた登り

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西岳から1時間ほどで水俣乗越までやってきました。
槍ヶ岳までは残り4.5キロですが・・・
いよいよ天気が悪くなってきたので、このまま槍沢に向かいます。

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上高地まではゆるやかな林道がつづきます。
平地のように歩きやすいロードです。
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綺麗なせせらぎですね~ (^^♪

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上高地到着。
ここではバスが2時間先まで予約済となっています。もう大雨な上、ものすごい人の数で、上高地は大賑わいでした。バスの乗車まで時間がかかるので、のんびり上高地で見物を考えましたがたまたま関西から来ていたご夫婦から声をかけていただきました。
「おにいさん どこまでいくの? ぼくら電車の時間があるんで早く松本駅まで行きたいんやけど、相乗りしませんか?」
渡りに船で、お願いします。と回答します。
「もうひとりいるとタクシー代助かるからね。もうひとりさがしましょう。あっお姉さん、松本までいかはるん?一人?」
としの他に、千葉から横尾にテント泊に来ていたお姉さんが、つかまりました。
4人相乗りで、松本駅に向かいます。
山から下りてきたばかりで、お風呂にも入っていないので
「匂いは大丈夫かな~。雨に打たれてなんか匂うしなあ・・・・」
と申し訳ない気持ちで小さくしていましたが、
タクシーのドライバーの方が面白い方で、乗車中、ずっと長野の観光案内を聞かせていただきました。
上高地から松本駅まで17000円だけど15000円でいいよ。とおっしゃっていただいて全員のテンションアップ。そのうえ、
「早く来たから時間大丈夫でしょ?ちょっとうちに寄るからね」と言って
途中にあるという自宅の前で車を停めたかと思うと、スイカと信州みそをつけたキュウリを持ってきて頂いてごちそうになりました。

ドライバーの北野さん。ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。

夏休みの北アルプス表銀座縦走、ぜいたくな尾根歩きを楽しみました。出来るならば、もっとゆっくり歩けばよかったな。