今日は一切経山に向かいます。「魔女の瞳」は見られるかな?
自宅の郡山を出て、およそ一時間で浄土平に到着です。到着時間は7時30分。この駐車場は通常500円の駐車料金が必要ですが、早朝は料金所が空いておらず無料で停められます。郡山から岳温泉あたりまでは快晴でしたが、浄土平らに来てみると雲が低く垂れこめていて山頂は軒並みガスガスです。大丈夫かな?先週の那須岳撤退が頭をよぎります。
駐車場に車を置いてザックを背負います。なんとなく今日は歩く距離も短くハイキング気分です。荷物も軽く、足取りも軽い。さあ行こう。
きれいな川なんですよね。雪解け水のせいかな?
登り始めてすぐにイワカガミがお出迎え。優しいいい色です。
一切経山へは立ち入り禁止となっていましたが、今年入山禁止が解除されました。ただし、一切経山はあちこちから、人体に有毒な火山ガスがでています。一切経山へは登山は可能ですが、大穴火口付近の直登の登山道は立ち入り禁止となっています。
また、福島県の標識には
「呼吸器などに疾患のある方(ぜん息、気管支疾患、心臓障害の方)は周辺の山への登山についても避けてください。と記載がありました。
登り始めて木道の階段を上ります。今年は残雪があり、まだ登山道を残雪が隠していました。
うわ~まだまだ結構残雪多いですね。登山道じゃないからあまり心配はありません
残雪がどっさり
一切経山と鎌沼への分岐に到着。この分岐を右手に登っていきます。
まずは、酢ケ平避難小屋を目指します。
広々とした風景です。
笹の小道を進んでいくと酢ケ平避難小屋へ
結構しっかりした小屋ですね。登山口からも近いから利用する人も多いかな?
振返ると鎌沼が右手に見えました。東吾妻山は雲の中。
さあ、一切経山へはあと600mです。緩やかな登りを登っていきます。それにしても風が半端なく強くなってきました。先週の那須岳敗退が頭をよぎります。
体を隠すところがない稜線。風の強さはますます強くなります。
ガスが多い。魔女の瞳は見られるかな?
山頂到着。やっぱりガスガス
魔女は、真っ白な布団をかぶってお休み中でした。
どうも起きそうもない。
とにかく風が強いので長いはできません。今日も魔女の瞳はお預けのようです。
まずはいったん一切経山を下りて、東吾妻に向かいましょう。
風に体を煽られながら、よろよろと降りてきました。これからまずは鎌沼へ向かいます。鎌沼までは400mです。
平坦な木道は歩きやすいです。柔らかな風景を見ながら鎌沼へ
鎌沼が見えてきました。風が強く湖面が白く波打っています。
これから登る東吾妻山の山頂は雲の中です。
水が綺麗です。
いい景色ですが寒さを感じる冷涼な風景
ミネザクラが可憐に咲いていました。優しい色でした。
おや?東吾妻を覆っていた雲が流れて消えたぞ。
振返って鎌沼・・・むむむなんとなく一切経山のガスも取れているような・・・・
さて、ここから東吾妻山への登りです。残雪がっつり、踏み抜き注意です。雪が締まっているところと緩んでいるところがあって、順調に登っていると急に足が沈んだりします。
残雪と格闘しながら山頂到着。2名の登山者の方がご飯を食べてやすんでいらっしゃいました。
お天気が回復して、明らかに一切経山も雲がないです。今なら見えるのか?魔女の瞳
広々とした山頂です。東北の山々が見えますね。
東に目を向ければ磐梯山と秋元湖、右手に目を向けると吾妻連峰が目に入ります。
三角点
完全に好天に変わりましたね。
さあ、また荒れた道を下っていきましょう。道なき道です。(^^)/
景色が高山の景色です。針葉樹の景色がずっと北の山を連想させます。
ミネザクラに目を奪われます。
鎌沼は雪が眩しいです。
鎌沼をさらに湖面に近づくと
こんなに澄んだ水なんですよ。
鎌沼左手には雪が斜面を覆っていました。全部溶けるのは7月に入ってからかな。
再度、酢ケ平避難小屋を登り返して山頂到着です。
やっと会えました。魔女の瞳です。思ったより全然大きい!
カメラは28mm単焦点のレンズですが、それでもぴったり収まっています。
山頂は風が強く、ほかの登山者の中には風に体を預けて遊んでいる人もいました。
結構登山者が増えてきたかな。軽装で登っている人も結構います。登山口の浄土平からは距離も短くすぐに到着しますが、環境は2000m弱です。決して過信せず登ってきてください。
下山しました。素晴らしい景色でした。次はりんどうの咲く秋に、また来てみたいと思います。