12月10日日曜日。今日はかねてから計画していた二ッ箭山に登ります。
ウィキペディアによれば
「二ッ箭山は、福島県いわき市にある標高709メートルの山。
女体山と男体山という二つの山頂が、それぞれ矢を立てたように見えるためこう呼ばれている。独特の山頂のため、船乗りの方角の目印になったり、地元の人々の信仰の山となっている。磐城地方における修験道二大派閥の道場のひとつ。東北百名山やうつくしま百名山にも選定されている
とのこと。
実は、この二ッ箭山に登った人から
「あそこはすごい!面白いよ~」という話を聞いていて一度来てみたかった山でした。
去年、只見の蒲生岳に登りましたが、さらにテクニカルで面白いコースということでワクワクしていました。
6時半、郡山を出発します。
まだ白い半月が空にぽっかりと浮かんでいます。気温はマイナス2度。
結構寒いです。
自宅から一番近いコンビニで飲み物、ラーメンなどを買い込みました。
高速だと1時間10分くらいで到着できますが、一般道でも1時間30分くらいなので下道を行きます。
郡山⇒大越町⇒滝根町⇒いわきというルート。
滝根を過ぎていわきに入ります。福島県道145号を通るのは初めてでしたが、道と並走して渓谷があったり、ローカル線の線路やトンネルがあったり、いつも見ている風景とは違う、のんびりとした風景が広がって心弾みます。
いいなあ、この道。
8時少し過ぎに駐車場に到着です。
結構広くて整備された駐車場ですね。お手洗いもあります。
駐車場では複数の登山者が登山の準備をして出発していきました。
最後尾からゆるゆる歩きます。
お天気はどんどん良くなってきました。郡山を出るときは若干雲が多かったのですが、いわきは快晴ですね。
気温も3度まで上がってきています。
この道路を上がっていくと、二ッ箭山の登山口があります。
【登山口到着】
さて、ここから登山スタートです。
登り初めに注連縄をくぐります。
いくつかの分岐がありますが、今日は沢コースを選択します。
靴は今日おろしたての靴なので、あまりドロドロにならないといいな。
一瞬道が消えましたが、向かって滝の左側に鎖がかかっていました。
結構、岩が滑りやすいので気を付けよう。
穏やかな登山口が徐々に厳しくなってきました。
木の葉が重なって結構滑ります。
岩場は、鉄の手すりがあったり、鎖があったり、トラロープが張ってあったりかなりテクニカルな感じです。結構楽しいぞ。(^^♪
落石注意か?気を付けよう。
尾根に登りきると、ここでまた分岐です。
今日は岩場コースに向かいます。
岩場コースです。結構ワイルドなコースですね。
岩を跨ぎ、よじ登りルートを進みます。
さらに分岐。
鎖場コースと鎖場を巻くコース。
ここも鎖場コースに進みます。
おおー結構急だな・・・・
綱と鎖が並んでぶら下がっています。
体重を綱にかけすぎないように気を付けて足の力で登っていきます。
ここはひとりずつじゃないと登れないから、人が多いと混雑しそうですね。
登ると、2つの山頂の案内がありました。
まずは低いほうの男体山に登ります。
ところが、この男体山。
この山一番のテクニカルな登りはここにありました。
鎖を伝い岩を巻きます。
足元不安定なので落ちないように気を付けて進みます。
【山頂到着】
いや~怖かった。
登りの最後は鎖場でした。
手を離したら大けが間違いなし(下手したら死ぬかも?)
っていうような登りでした。
今年の夏、北アルプスの表銀座縦走にもなかったような難所でした。
山頂で一息つき、女体山に向かいます。
男体山動画
男体山山頂直下の鎖場。ここを登ってきたわけですが、今度はここから降りなきゃなりません。これ途中で手を離したらどこまでも落ちていきそう。慎重に・・・慎重に・・・
さて、女体山に到着です。
男体山山頂よりは切れ落ちたところがなく、安心してくつろげる山頂です。(^^)
女体山動画
山頂からは、キラキラと光る太平洋が見えました。
穏やかな海ですね。気分がいいなあ・・・
山頂でくつろぎ、汗が引いていきます。
いい山ですね、二ッ箭山。
下りはふかふかの木の葉を踏んで下山。
膝に気持ちいいです。
下りの沢
杉の動画
最後までお天気には恵まれました。
下山中、多くの登山者とすれ違いました。
難しい山ですが、愛されている山なんでしょう。
聞けば、常連さんもたくさんいるようです。
郡山に安積山あり。いわきに二ッ箭山ありですね。
無事下山です。
また来ます。二ッ箭山。