2013年4月28日 安達太良山に登ってきました。安達太良山登山表登山口

春の安達太良山登山のお誘いを受けました。ゴールデンウィーク3連休の中日。春の残雪の安達太良山を楽しみに山に向かいます。今回は、登山後麓の温泉で一泊します。

三連休なのに、お父さんひとりで遊びにいくの?という声もありそうですが、上の子供は、翌日が郡山シティーマラソン。下の子供は部活の大会で、解放してもらえたわけです。(^-^)

今回の登山は、山師匠のTさんからのお誘いで、会津の山岳会の皆さんとご一緒になります。待ち合わせは、安達太良山表登山道近くの駐車場です。

妻に車で送迎してもらい、少し早めに到着です。(到着は6:30)

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遅咲きの山の桜が花を開かせています。鳥も鳴いていますね。
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他の皆さんが到着する間、駐車場まわりで桜の花を眺めます。薄い桃色の花びらが小さく開いています。そんな感じで、ブラブラと歩きながら花を眺めながらストレッチ。
20分ほど待っている間に、本日一緒に山に登られるメンバーの方たちが到着です。

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全員で、登山道に集結しました。安達太良山には何度も登っていますが、表登山道は初めてです。安達太良山は11もの登山道があります。一番人気があるのは、ゴンドラを使える奥岳温泉から見晴らし台を経由するコース。二番目に人気があるのは、中ノ沢温泉から沼尻温泉を経由して登るコースだと言われています。
今日の、表登山道コースは、他に登っている人はいるかな?

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それでは出発です。メンバーは7名。登り始めは若干急登ですが、すぐになだらかな道が続きます。
お天気は上々、暖かくなりそうな予感です。天気予報でも、お昼には暖かくなるという予報がでていました。(出発7:30)

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こんな登山口。安達太良山までは、7.1キロです。
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足元の花を踏まないように進みます。
道幅が広いです。4人横になって進めるくらいの広さといえばわかってもらえるでしょうか?
立派な林道を横切り、さらに進みます。まだ春先の枯れた木々の間の中の緩やかな登山道を登っていきます。
登山道の左右には、折れた木々が目立ちますが、雪の重みなんでしょうね。
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去年の毬栗が沢山落ちていました。
「頭にふってくるぞ!(^-^)」とはT師匠。

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ショウジョウバカマが咲いています。聞けば、雪解けの春にだけ見られる花だそうです。
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ショジョウバカマはあちこちに咲いていました。暖かな春の日差しの中を、一同黙々と登ります。傾斜がゆるく、道が広いので並んでおしゃべりしながら登れるのも楽しいところですね。(^-^)
他にも、いろいろなお花が咲いていました。冬が終わって一気に春の芽吹きが訪れた安達太良山です。これから、もっとたくさんの花が咲いていくんでしょうね。
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上の雪の丸い穴。ツキノワグマの足跡だそうです。

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指のところの雪が消えてしまっていますが、つい最近ツキノワグマが横切った跡だと解説してもらいました。冬眠が終わった動物たちが、登山道のそばを闊歩しているのですね。ここから、熊鈴を出して歩きます。とはいえ、こちらは7名のパーティ。ツキノワグマが出てくることはないかな?

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このあたりから、雪が増えてきました。天気も悪く、空一面が曇り空です。風はないものの登り始めの頃の暖かさが消え、インナーを持っている人は一枚多めに着込みます。手袋なしで歩いてきましたが、手袋がないと我慢できないかな?
山頂が曇っているなら徹底を視野に入れるということで、もう少し進んでみることにしました。

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この、安達太良山表登山口コースは、距離7.2キロ。標高差1085m。登り4時間の標準コースタイムなので、あまりゆっくりできません。みなさん、少し無口になって足を早めます。
ここで、今日初めて、降りてきた登山者の方と遭遇。
「登ってこられたんですか?」
「仙女平を越えて、進んだんですけど道が見えなくて戻ってきたんです。」
(^_^;)この展開、前回の磐梯山と同じですね。


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仙女平到着です。ここから山頂までは、1時間30分くらいかな?一気に見晴らしがよくなりました。

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曇っているとはいえ、和尚山・前ケ岳が西側に大きく見えます。空気が綺麗なせいでしょうね。目を凝らせば樹木の一本一本までが、くっきり見ることができます。

仙女平から進むこと800m。ここで撤退することにしました。山頂がガスで、見えないのと寒さが、こらえきれない感じになってきており、なによりも道がわからないので、引き返すことを決定。
ということで、お昼ご飯。
持参したのは、おにぎり6個。マルちゃんラーメン。ドリップコーヒー。カフェオレ。などなど。
パーティのメンバーの方からは、大きなフランパンを取り出して、ナポリタンをご馳走していただきました。
寒さで、固まった体で、熱いパスタを食べて元気モリモリと回復です。ラーメンのスープと、おにぎりを大きく頬張って、お昼ご飯完了。
いやー、最近は、ご飯を美味しく食べるために山に来ているみたいです。下山したら太っちゃうんじゃないかな?(^^;

さて、下山が決まれば一気に降りましょう。(10:30撤退)
表登山道をぐんぐん下山です。
また、お花を眺めたり、水場でお茶をしたりしながらも、下山はスピードが早いですね。
ちなみに、途中にある水場、確かに水場とありましたが、水はでていません。季節によって水の量が違うのかもしれませんが、注意が必要です。

以下・・・・宿に戻ってから・・・・

予想以上に時間が余ったので、宿のそばにある”遠藤の滝”に向かいます。
ここからはハイキングですね。

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遠藤の滝は、杉田川渓谷にある滝です。ここは、遠藤ケ滝不動尊という寺があり、修行の寺となっていた場所のようです。写真はありませんが、非常に立派な建物で、石段も綺麗に整備されておりました。
寺の先の遊歩道を歩いて清流や、滝を見ながら散策します。
とてもきれいな清流が、豪快に流れていました。

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水の勢いが激しい!

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岩の上に乗って水に触れてみます。おー冷たい!今度来るなら真夏ですね!

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解放感の味わえる滝です。今でも修行の地ということなので、流石に行楽にくるのは難しそうですが・・(^-^)

ちなみに、この滝を見た帰り、道路沿いの土手の上をノソノソ歩くツキノワグマ発見。まだ若いクマらしく、あまり人を怖がっておらず、こちらをみても気にするふうでなく、落ち着いて山の中へ歩いて行きました。

そんなに大きくはなかったですが、真っ黒な美しい毛並みが印象的でした。
宿に到着!ここは、山奥のひっそりとした温泉です。
夜は、ビール・ワイン・スダチ酎で乾杯!
食事は、自炊でサラダ・超大盛りそうめん・牛丼を食べました。
「朋あり遠方より来る。また楽しからずや」
楽しくおしゃべりができる人たちと、食事を楽しみながら時を忘れて過ごすのはいいですね!
(^-^)
帰りは、ワインをお土産に頂戴しました。Hさんありがとうございます。料理もご馳走頂いて大変感謝しております。
また、K先生には、遠回りで随分ロスになるにもかかわらず、郡山まで送っていただきました。感謝感謝です。
T師匠。会津S会の皆様 大変お世話になりました。m(_ _)m
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
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