2012年8月25日磐梯山登山(猪苗代スキー場登山口

今回の山登り、初めは飯豊山登山を計画していました。しかし、飯豊山に登るためには夜中の2時には自宅を出なければならず、金曜日の仕事を終えて、ほぼ徹夜で出発しなくてはなりません。前回飯豊に行った時も、夜中に移動だったので徹夜で日帰りという最悪の体調での登山になってしまいました。さすがに寝ないで飯豊山登山はきつい?ということで、行き先を磐梯山に変更しました。
磐梯山であれば、早く出れば午前中のうちに下山できます。時間に余裕があったので、ストーブを持って行って弘法清水で料理でもしようかとも思いましたが、さすがにこの暑さ。食欲も出なさそうなので持参したのは、着替え×2 炭酸水×3本(500ml) おにぎり×3個の超軽装での登山となりました。
自宅出発は朝5時。少し明るくなった爽やかな朝の猪苗代に向かいます。
中山峠までは曇っていたので心配でしたが、川桁まで来ると磐梯山が見えました。
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●蕎麦の畑と磐梯山
※それにしても暑くなりそうな空です。

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土津神社前通過
この神社は(はにつじんじゃ)と読みます。会津藩初代藩士でる保科正之を祀っています。
この保科正之という城主は名君の誉れが高く、徳川秀忠の4男として生まれたのですが、母親の身分が低かったために、保科家の養子に迎えれらます。。
正之は、その後、兄となる徳川家光に重用されますが、保科正之が幕政において名を上げるのは家光の死後のことです。
当時の江戸の飲料水を供給するために、多摩川からの上水開削を行ったこと。
また、江戸で起こった明暦の大火のあとに、江戸庶民の救済を行ったこと。などがあげられます。
正之は会津での藩政にも力を注ぎ特に、経済対策、福祉政策にもさまざまな実績を残しました。なんと日本初の年金制度を構築したのも正之です。

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●大きな鳥居をくぐります。

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●水が気持ちよさそう。

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●かえるさんこんにちは!

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●正之の霊廟までは長い参拝道を歩きます。

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●磐梯山の山の麓に、猪苗代を眺めるようにお墓を作ってほしいといった正之の遺言にこたえる形で作られましたそうです。

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さて、ここから登山道まではすぐです。さっそく磐梯山に向かいましょう。

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●猪苗代スキー場到着。車は一台もありません。一番乗りです。(^^)

駐車場から見える川桁山が光ってるな~。きれいな雲が猪苗代町を覆っています。

さて、出発!

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●標高720mからスタート。以前は、スキー場をまっすぐ登っていきましたが、今日は登山   道に沿って進みます。

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●足元の花々を踏まないようにゆっくり登ります。朝露に光る花びらが美しく咲いています。

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●小さな花ですが、目がとまります。

(花の名前に詳しくなれるともっと楽しいんでしょうね。)

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●歩いていると目の前に、ぽとっと何かが落ちてきました。バッタか?と一瞬驚きましたが、みると青い栗の実でした。見上げると・・・・

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●大きな栗の木が!おー!秋になったら取りにこようかな?(^^)

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●足元の草花を眺めながら進みます。

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●ススキもたくさん生えています。もう少し経つと十五夜なんですね。秋が近い猪苗代です。

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●一生懸命登ってきて気が付くと、天の庭に到着。クールタオルを取出し汗をぬぐいます。猪苗代湖が綺麗に光っています。猪苗代湖を天を映す鏡と書いて天鏡湖とも呼びますが、まさに今朝の猪苗代湖は真っ青な天鏡湖です。
さて、ここまで来ると後の歩きはかなり楽になりました。
まわりの風景を楽しみながら進みましょう。

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●紅葉の兆候があちらこちらに見られます。

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●磐梯山に雲がかかっています。山頂晴れるかな?

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●赤植山との分岐です。ちなみに、これは(あかはにやま)と呼びます。

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●渋谷ルートとの分岐です。ここまで来ると沼の平へはもうすぐ。
徐々に日差しが高くなってきました。

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●磐梯山と櫛が峰をつなぐ尾根が見えてきました。沼ノ平到着です。先月来た時より、沢山の草が生い茂っていました。

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●振り返ると、沼ノ平の沼が干上がっているのが見えました。

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●櫛ケ峰そして・・

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●磐梯山です。

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●でっかいオニヤンマや銀ヤンマをたくさん見かけました。子供の頃はよく、オニヤンマを捕ったなあ・・・
大きすぎて篭に入れられないので、紐で結んだりしたんですよね。

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●見かける花の種類も変わってきました。

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●川上登山口のルート分岐まで来ました。
ここでおにぎりを食べます。セブンイレブンで買ってきた、塩結びとお赤飯のおにぎりを食べました。

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●雄大な景色に目を奪われます。

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●三合目 天狗岩到着です。

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●黄金清水です。冷たい水でした。

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●裏磐梯方面から

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●櫛ケ峰方面を望みます。

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●檜原湖の遊覧船が見えます。

さあ、弘法清水を抜けてもう少しで山頂です。

●山頂到着ー!!(^^)
暑かった―、来月以降の涼しくなってからの登山が楽しみです。

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●岡部小屋
御主人は楽天の帽子をかぶっていらっしゃいます。

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●檜原湖がきれい

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●山頂から見る櫛ケ峰

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●檜原湖と櫛ケ峰の裾野

山頂には長居せず、すぐに降りてきました。
そのまま、弘法清水の弘法清水小屋に立ち寄り、なめこ汁(300円)を食べました。
清水小屋の青年と軽くおしゃべり。

とし「今日は暑いですねー」
青年「ほんとうですね。」
とし「小屋は今年はいつまで営業するんですか?」
青年「11月中旬ですかね」
とし「11月?そんなにやるんですか?雪だって降るでしょう?」
青年「11月だと雪は降りますが、結構お昼には融けちゃうんですよね」
とし「そうなんですか?でも歩きにくいでしょうね」
青年「そうですねえ、だから山小屋の人はみんな長靴で上がってきますね。もし11月頃登られるのであれば長靴がいいですよ?」
とし「うーむ、冬山でも長靴で登っちゃうのか!すごいですねえ」
青年「いえいえたいしたことないですから(^^) はいなめこ汁です。どーぞ」

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※注 実は、具が入っていたのを半分食べたから写真をとったので少なく見えています。(T_T)
食べる前に撮っときゃよかったです。

●弘法清水でノンビリした後は下山です。

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●沼ノ平の碑です。

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●猪苗代湖が見えてきました。

●猪苗代ルートのよかったところ
・なんといっても表磐梯の玄関口、メジャールートで歩きやすいです。
・スキー場を上がると、猪苗代湖が見え振り返りながら歩きます。景色がいいのが最高
・駐車場が無料
●猪苗代ルートの注意点
・交通アクセスがいまひとつ。バスがないのでタクシーを使わなければなりません。(高いです)

暑いさなかの登山でしたが、山には秋の風情もちらほら見られました。あと一か月もしないうちに山は、完全な秋になるのでしょう。少し寒いくらいになって、紅葉が見られ始めた方が登山は楽しくなるかもしれません。
秋になればストーブを持って行って、山料理を楽しんでみるのもいいかも?(^^)

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