2012年8月11日飯豊山(飯豊連峰)登山(川入登山口)

かねてから憧れの山、飯豊山。会社が夏休みに入ったので飯豊山に登ってきました。
飯豊山は、日本百名山に名を連ねる東北の名峰です。福島県、山形県、新潟県にまたがりその奥深い山の規模から、通常は山中泊まりとなる登山をする方が多い山です。

今回登るコースは、福島県山都町にある川入コースです。山都町は喜多方ラーメンで有名な喜多方市の隣に位置します。(現在は町村合併により喜多方市山都町)飯豊山登山に際して、公共交通手段の利用を考えました。川入登山道のアクセスを調べたところ、山都駅からバスが出ているようですが、今回は日帰りを計画しているので時間の余裕のないバスはあきらめて、自家用車で川入まで向かうことにしました。事前に、色々調べましたが、これまで登った山に比べると距離が長いのがかなり心配ですね。

飯豊山日帰りのトータル行程距離はおよそ24キロメートル。そのため飯豊山日帰りの場合、余裕をもった行程計画を練る必要があります。あまりゆっくりしていると日暮れまでに戻れないかもしれません。遅くてもPM5:00までに下山できるように計算し、朝4時30分、川入スタートで計画しました。これならお昼までには山頂に到着できそうです。自宅を出発はAM2:00とすることとしました。

PM11:00就寝(若干睡眠不足)2:30分の仮眠をとって1:30分起床。山行のグッズはすべて前日にパッキング済み。車に荷物を載せて郡山市を出発!

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国道49号線を会津若松方面にひた走り。初めての飯豊山で少し興奮してたかな?あまり寝られませんでした。

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川入到着です。時計は4時少し前。外に出て空を眺めます。星がきれいだなー
写真を撮らなくちゃ。
あっ三脚忘れた。ということで体を木々に押し付けてブレない写真を狙いましたが結局ぼけぼけの空の写真です。
川入には20台くらいの車が駐車していました。車中泊の方もいらっしゃいますね。駐車場の隣にはキャンプ場があるので、そこに泊まっている人もいるのでしょう。
しんと静まり返って何の音も聞こえません。周りの人を起こさないように不必要なランプをつけず登山の準備を始めます。

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駐車場内に掲示されている案内版を見ます。あたりは真っ暗です。真の闇とはまさにこれだな。しかしヘッデンを点けると今度はライトが強すぎて字が読み辛い。^^;
そうこうしているうちに、時計は4時20分となりました。夜明けも近い。よし出発だ。(^^)/

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駐車場から川に並ぶように通っている林道を歩きます。暗いし静かだしかなり心細いなあ・・・
びくびくしながら歩いていきます。しばらく歩くと登山道入り口に到着。巨大な杉の木が立ちはだかっています。

さあ、ここから本格的な登山道が始まります。いよいよ飯豊山登山のスタートだ。
あたりはまだまだ暗いです。心細くはありますが、ヘッデンに照らされた足元をしっかり見据えながら歩いていきましょう。必ず山頂まで到達するぞ!(ですが気負いは禁物)
最初のマイルストーンを目指していきましょう。最初の目標地点は下十五里です。この登山口から600mくらいの場所です。そこまで歩けばペースがつかめるかな?
歩き出しはいきなりの急登です。これは息が切れる。ゆっくり登ろうと思いますが、足が急ぎたがってる。あせらない。あせらない。登山道はしっかり整備されています。ライトの明かりでも、登山道はしっかり把握できています。真っ暗な中でも歩きやすい登山道です。長い飯豊連峰、とにかくあせらずゆっくり歩いていきましょう。

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【下十五里着いた】

下十五里到着。この地名の由来は、一里が十五里相当のきつさというところからきているそうです。確かにきつい登りでした。息を整えます。これからさらに、500m登って中十五里、さらに600m登って上十五里です。まだまだ急な登りが続くんだな。しっかり歩いていきましょう。少し空が明るくなってきました。
熊がでないか、そちらも怖かったですが明るくなると勇気百倍です。

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中十五里到着です。夜が明け始めて朝にバトンタッチ。景色がいよいよはっきりしてきました。

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一部赤い葉っぱがちらちら見えてきました。秋の風情がそこまで・・・

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上十五里到着です。時計を見ると5時20分。ここまで一時間かかりました。ペースとしては早いのか?遅いのか?急登だけによくわかりません。初めての登山道なので、とにかくゆっくり、足を温存しておきましょう。

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太陽が顔をだしました。朝焼けでぼんやりしていますが、一応御来光です。(^^)今日一日いい天気でありますように!(天気予報ではPM3:00から雨となっていました。)
太陽はいいですね。明るくなって元気が湧いてきました。

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景色が開け、まわりの山々が姿を現してきました。進行方向の山頂にポツンと見える建物が見えますね。あれが三国小屋でしょうか?

水飲み場にたどり着きました。ここが峰秀水か。水筒に水を汲んで一気に飲みます。はぁー!!!おいしい~!冷たくておいしい水です。喉を潤してしばし休憩。。冷えた水が体の隅々に染み渡りました。飲みすぎちゃうな。
行動食として持ってきたウィダーインゼリーを飲みます。体も生き返った。(^^)
さー三国岳までもうちょっと。

峰秀水から剣ケ峰の途中の風景です。

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三国岳(三国小屋)到着です。思ったよりも立派な小屋でびっくり。小屋前には6人程度の登山者がいました。小屋の管理人さんが、登山者の方と立ち話をされています。時計は7時20分。普通の山なら3時間歩くと山頂到着する時間です。山頂まではまだまだ、飯豊山は懐が広いですね~。でもお天気は最高です。楽しく歩いていけそうです。(^^)

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小屋周りには、”地図を開け”。”飯豊山⇒”と書いてあります。実は、小屋の前にある道を、道なりに歩いて行ってしまうと弥平四郎に下山してしまうのです。飯豊山へは小屋後ろに向かって歩いていくので非常にわかりにくい。そのため、掲示しているのだそうです。(それでも誤って下山コースに向かって途中で気付いて戻ってくる方がいらっしゃるとか・・・)

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山のあちこちに雪渓が残っています。

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ゆるやかなアップダウンを歩いて来ました。ここで種蒔の道標。切合まであと一キロです。

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いろいろな種類の花が見られるようになってきました。(写真はニッコウキスゲ)

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山歩きの途中で花に出会うと和みます。

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登山道を外れたところにテントが張られている風景が目に留まります。

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切合小屋到着です。8時40分。ここで小休止をとりました。

切合では休憩している登山者の方が多くいらっしゃいました。
仙台から来た大学生に声をかけられました。飯豊は昨年に引き続き2度目の登山だそうです。ガッツありますね。といったらはにかんだ笑顔で、いい山ですよねーと答えて元気に歩いていきました。

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お手洗いは立派です。水洗が使えます。使用料は100円。中を見ましたがきれいに清掃されており、ピカピカのトイレでした。さすが山に来る人はマナーが最高ですね。トイレを汚すような人がいなくて嬉しい。(^^)
ゆっくり休んで、清水を飲み、行動食を食べて体力を回復。うーん元気でたー!それでは本山小屋を目指しましょう!

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マツムシソウ

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ハクサンシャジン

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お花畑の様相です。たくさんの花が咲いています。
振り返ってみると・・・・

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切合小屋の後ろにはたくさんのテントが張られていました。

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いろとりどりで綺麗です。(^^)

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たおやかに広い尾根が続きます。柔らかな緑が心地よい・・・

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深い山々に囲まれています。ここは山脈のまん真ん中にいるんだな~と深く実感。

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万年雪なんですね~

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登山道上にあった唯一の雪渓でした。(^^)氷のようにカチカチに凍っています。すべらないように注意してあるきます。

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姥権現に到着。ちなみに、姥権現とは下の写真の仏様?(神様?)です。
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石垣に囲まれた姥権現。信仰の山ですね、宗教的なものを感じます。

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とりあえず、一礼をして通過

ここから再度急登があり、荒々しい岩稜登りを行います。岩稜登りの状況はこちら。
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遠くから見ると怖そうに見えますが、実際登ってみると大したことはありません。とはいえ慎重に通り過ぎます。
急にガスがでて、風景が閉ざされていきます。山頂晴れてくれるといいんですが・・・・

一気に本山小屋を抜け、山頂を目指します。本山小屋から山頂までは15分程度。
そうしてやっと・・・

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山頂登頂!

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三角点にタッチ(^^)
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山頂の風景は優しい・・・

今日は日帰りで時間がなかったけど、いつか大日岳にも足を延ばしてみたいと思いました。三国小屋の管理人さんに「今日は泊まるの?」と聞かれて日帰りです。と伝えたら「それは勿体ないよ~(^^)」と言われた意味が分かりました。飯豊山は山中泊をしながらゆっくり楽しむ山なのですね。
次回はテント持参を固く胸に誓うとしでした。(^^)
ちなみに山頂到着時間は11時15分でした。
山頂では、ゆっくりと食事をとりました。お赤飯のおにぎりがおいしかった~(^^)

下山は、およそ4時間かかりました。休憩を含めると今回の登山にかかったTOTAL時間(昼食・休憩含む)は11時間でした。

下山して、飯豊の湯に入り、喜多方ラーメンを食べて帰宅したのがPM7時50分。
寝不足のためかこの夜は爆睡(^^)でした。

●飯豊山よかったところ
・山が深い、静か(な気がしました。多くの山々に囲まれた飯豊連峰。街から遠い山の特権ですね。)
・道が歩きやすい。(川入登山口は、昔から信仰登山で登られる方が多いせいか登山道がきれいに整備されています。歩き易いことこの上ありません。また、道迷いしそうなところも特にありませんでした。)
・花の種類が多い。
・柔らかな風景。東北地方の優しい山を感じることができます。
・距離が長く、ロングトレイルを楽しめます。
・小屋が多い(川入からのコースからだけでも3つの小屋があり、途中休憩には事欠きません。

●飯豊山気を付けること。
・行程が長いので無理な計画は禁物

夏休み初日に楽しい山行ができました。次回は山形の飯豊山荘まで歩き、温泉に泊まりたいと思います。(^^)
飯豊山ありがとう。