2018年3月25日 安達太良山に登ってきました。

前回、蓬田岳に登った後に、「次は安達太良に行こう。ただしスキー場がクローズしたら。」と書き込みましたがクローズする前に安達太良山にやってきてしまいました。直前まで安達太良山に登るつもりはなかったのですが、週末の天気予報を眺めているうちに日曜日はお天気が良いとの予報を信じて、ついつい安達太良登山の誘惑に負けてしまったのです。(本当は自宅で仕事をするつもりでした。)しかしながら冬の終わりの安達太良山。気候は春で景色が冬の安達太良山。光り輝く安達太良を想像したらいてもたってもいられない気持ちになってしまいました。
ということで、晴天の予報を信じて、景色を楽しむぞ~と相当に勢い込んでやってきました。

郡山から奥岳登山口までは約50分。道路にもう雪はありません。自宅を5時に出て途中のコンビニでおにぎりを二つ調達しました。
いつものように奥岳の駐車場に車を停めます。スキーシーズンもまもなく終わりですね。駐車場にはほとんど車がありません。(とはいえ朝の6時だから少し早すぎますね。)

気温は少し低めの2度。ちょっと寒いですがこれからだんだん暖かくなるでしょう。
さあ歩くぞ!

R0008605
【スキー場はゲレンデ通行禁止】
スキー場はゲレンデ通行禁止です。登山道と指示されたルートがあるのでそこを登っていきます。ツボ足であるいていますが、雪が固く締まっていて歩くのはそれほど苦ではありません。
雪の斜面は、足を水平におけるので逆に疲れないですね。
登山者向けに指定された斜面をゆっくり登っていきます。
歩き始めは息が上がるのでゆっくりノンビリ歩きましょう。

R0008606
【結構風がある】
晴れろー晴れろーと念じながら歩きます。
太陽はすでに登っているはずですが、ガスっていて太陽の顔が見えません。
むしろ登り始めより風が強くなってきた感じです。
雪質はかなり固め。まだまだツボ足で歩けます。
赤いテープがきちんと樹木に巻き付いており、ルートファインディングに問題はありません。

R0008607
【薬師岳到着】
薬師岳は雪にすっぽりと埋もれていました。
まだまだ春は遠い。
山頂方面を目視しようと目を凝らしましたが、ガスと風が巻き上げた雪で、全く山頂が見えません。足元の雪は樹木を半分以上隠しています。

R0008608
【道が不明瞭になってきた】
薬師岳を越えると踏み跡が薄くなり、さらにルートファインディングに気を遣うようになります。
たまに踏み跡があっても、迷って歩いているような跡があり信用はできません。
さらに森林限界を超えてくると風が半端なく体に吹き付けるようになりました。
いつもの安達太良なら、冬は西から風が吹いてくるのですが、天候が荒れているせいか東から吹いた風が右の頬を強く叩きます。
頬っぺたの感覚がなくなってきた。頬を温めたくて手袋で頬をぺたぺた叩きながら進みます。
R0008609
【お日様が出ていればなあ・・】
光が当たればきれいな景色なはずなんですが、ひたすら風に耐え無言で歩いていきます。

R0008610
【道が完全に隠れた】
山頂が見えない上に、登山道も完全に雪の下でルートが完全に隠れてしまいました。
方向はわかるし、GPSもあるのであせることはありません。
ただ、雪が相当深いので、うっかり雪穴に落ちたりしないように気を付けて進みます。
固いウェハースの雪ですが、斜面がだんだんきつくなってきたので、ここでアイゼンを装着しました。
断然歩きやすくなりました。

R0008611
【安達太良山頂まで1.3キロ地点】
表登山口分岐到着です。登山道はここから316度方向に向かって歩きますが、雪なので完全に直登できますね。ルートを山頂方向298度に修正して進みます。200メートルほど距離をショートカットできそう。
ここまで来ると、もうお天気回復はあきらめました。
晴れろー、晴れろーの祈りの言葉を
痩せるー、痩せろーに直して、ダイエットに目標を切り替えます。
(そう考えると一歩一歩が嬉しい。(^^♪)

R0008612
【なんと雪洞発見】
登山道から外れたところ(山頂から600メートル地点)に誰かが作った雪洞(イグルー)発見しました。
中には誰もいません。入り口の広さは50センチくらいでしょうか?しっかりと作ってあるので緊急ビバークではなく用意周到な雪山キャンプですね。
一晩楽しいビバークをされた模様。(^^♪
山の楽しみ方は様々です。

R0008614
【横殴りの風が痛い】
風が痛い。ハイマツの上に積もった雪の上を歩いているので時折足が雪の中に沈みます。引き抜くときが厄介。これは疲れる。
春の安達太良、ちょっとなめてたかな。
とにかく慎重に慎重に歩こう。
前髪が凍ってしまった。レゲエのおじさんのような前髪のようになっています・´д` ;

R0008617
【山頂着いた】
山頂はいきなり目の前に現れました。
GPS見ていたので、あと300、あと200、あと100と距離感はわかっていましたが、30メートルを切った時に、山頂は唐突に目の前に現れました。

R0008615
【よじよじと山頂に登る】
安心した直後の油断から事故が起きます。山頂から滑落しないように慎重に登りました。(降りももちろん気をつけましたよ)

【風が痛い】
風が痛い。まあ、2分と山頂にいられませんでした

R0008622
下山している途中。登ってくる登山者7名の方とご挨拶しました。
スキーを持って登っている方2名。少しご年配の単独の登山者の方2名。力強く登る壮年の登山者の方2名。若者1名。
森林限界を超えてからはルートがかなりわかりにくくなるので、皆さん道迷いせず、ちゃんと登れたか?ちょっと心配でした。
ただし、天気予報は少しずつ、回復してきました。下山後ですが雲の切れ間に青空が見えるようになりました。
きつかったけど、雪山は膝にやさしくて足のダメージがほとんどないのがいいですね。
さて、来週は少し忙しいのですが、時間を見つけて近場の山に登ってきたいと思います。
(^^)

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。