5月13日 二ツ箭山に登ってきました

久々に会津の山の会の皆様のご招待を頂き、いわきの里山、二ツ箭山に登ってきました。
この 二ツ箭山ですが、登ったのは5月13日でしたが、なんとひと月前の4月13日に滑落事故が遭ったばかりです。いわき市のご夫婦が登っていて奥様が山頂付近の斜面で足を滑らせて16メートル下まで滑落し、亡くなられたという痛ましい事故が起きていたのでした。
二ツ箭山は、以前にも一度、登って事があるのですが、標高が低いわりに道が険しく、長い鎖場もあり油断のできないルートだと思っていました。そういう意味では今日は緊張感をもって歩く必要がありますね。特に人数が8名と団体登山になるのでご迷惑をおかけしないようにしっかり歩いていこうと思います。

景色は最高のお山です。
会津の皆様とは現地集合ということで、一足先に郡山から 二ツ箭山登山口に向かいます。郡山からは高速で向かうか下道を使うか迷いましたが、郡山⇒小野⇒いわきと裏道があり、早朝は車の往来もほとんどないので、高速を使わず下道で向かいます。
以前もこの下道で 二ツ箭山に行きましたが、ローカル鉄道の磐越東線のノンビリした風景や、渓谷の風景が素晴らしく退屈しない行程となりました。
信号につかまらなかったせいか駐車場には待ち合わせ時間より30分以上早くついてしまい。つい車の中でうとうとしてしまいました。

駐車場の皆様の写真は撮っておりませんが、駐車場で合流したのち、準備運動をして登山道へ進みます。登山口にある広い駐車場にはお手洗いもあり非常に整備されていると思います。駐車場からは舗装路をしばらく歩き登山口に入ります。
ルートは大きく3つあり、尾根コース、沢コース、林間コースがあり今回は尾根コースをリーダーが選択しました。
リーダーの方は福島県の山岳ガイドの一番偉い方ということで、色々勉強する機会になりますね。尾根コースと沢コース、マップではどちらも中級コース。結構斜度があります。ところどころ岩場もあり、四つん這いで登ったり鎖を手にしながら慎重に歩きます。
しばらく登ると、尾根に出ました。尾根は視界は開けていますが樹木に覆われています。狭い登山道を進むとやがて、男体山と女体山の中間に出ました。
男体山は、これが結構険しい山で、前回一人で登った時には鎖にしがみついて登るような大変危険を感じる山です。もしかして・・・ 二ツ箭山でよく起こる滑落事故はここか?と思わせる非常に険しい鎖場なのですが、今回は男体山はパス。
コースの先にある女体山から男体山を望みます。

男体山から見た女体山です。狭い山頂に4人の登山者が登っていますが、この女体山の登りがいかに大変かというと・・・・

前回登った女体山の鎖場

本当に危ない鎖場で、北アルプスか?と思うほどの鎖場です。握力弱い人は近寄ってはいけません。

お天気は最高!

男体山では、若干休憩。山の会の皆さんがお持ち込みになったお菓子やら漬物を頂きました。
いつもいつもごちそうになって大変申し訳ありません。(^^)/←全然申し訳なさそうではない・・・

遠くに太平洋が見えました。あれは港か?タワーか?船か?(^^♪
いざ、山頂へ!
山頂着いたよ

山頂は木々の間にひっそりとありました。
うーむ、男体山のほうがよほど山頂ぽい。
人の来ない 二ツ箭山の山頂でお昼ご飯にします。としは、料理ができませんので持ち込んだスイカをザクザク切って出しました。
ただ・・スイカの弱点は、甘いかどうか切ってみないとわからない点なんですよね。うーん・・・今日のスイカはいまいち甘くない。(がっかり)
皆さん、次はおいしいスイカをお持ちできると思います。ご容赦ください。
個々の山頂でも皆さんからご提供いただいた料理の品々を頂き、お腹が膨れたところで下山です。

林道をくだって下山。下山のルートは斜度の低い初心者コースでした。足には優しいルートでよかったです。
それでも結構足が疲れたな~と思いながら下山していますと、リーダーの方が、
「登り足りない。物足りない。時間もあるしもう一山いかない?」
(^^; ま・まじですか?

今回は、脚が疲れたという方が多かったので2座登頂はなしで、温泉に行く運びとなりました。近くに温泉がないため、少々時間はかかるものの、磐梯熱海の湯ラックスあたみまで移動となりました。
「お湯が熱い~」という声もありますが、温泉で汗を流し疲れも取れました。
怪我も事故もなく無事に登山を終えて一安心です。
会津の山の会の皆様、大変ありがとうございました。<(_ _)>

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